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こんな、理想をそのまま具現化したような男子がいるのに、なのに、
触れることは叶わない、、、。そんなの悲しすぎる。
だから、とにかく紅ともっと仲良くなりたかった。それだけ。
そんなこと伝えなくても、紅も分かってくれていた。紅も、私のことを好きになってくれて本当に良かった。まあ、私と本当に[同類]なら、好きになってくれることは確定していたのだけれど。
でもそれでも心配じゃないですか、だって私、初めて人を好きになったんだから。
いっつも見下して、演技して、操って。
『アヤちゃんって、かわいいし性格もよくて、ほんとに天使みたい。』そんなセリフ、何回言われたのか分からない。
いつも私の周りにはたくさんの女の子、男の子がいてみんなが笑顔だった。
私がみんなのことをよく観察して、考えて、気を使っているからみーんないい気分。そう、みんなからしたら、とりあえず私のそばにくれば楽しいし、なんかいい気分になれる。そんな麻薬みたいな存在。当然みんなに好かれて、たまに嫉妬されたりして、でも圧倒的に好かれて。
笑顔、幸福のど真ん中にいて、それでも私が思うことはただ1つ。〔ああ、今日も誰も、私を見ない。〕
きっと、紅も同じような体験をしているんだと思う。紅のまわりにはきっと、紅のことを振り回してくれるような女の子なんていなかったんだ。紅の表面だけをみて、満足して、紅に仮面をかぶらせることを強制させつづけた。
だから紅は歪んでしまったんだ。私と同じ思考まで辿り着いたんだ。いや、もっと先かもしれない。紅が何年生きているかなんて聞いたことないし。
でもこれだけは言える。絶対に紅と私は[同類]であって、それはこれからも変わらないということ。
性格の良かった人が悪くなってしまうことはあっても、腹黒い人が、純粋な人に戻ることは無い。不可逆変化。だからこそ安心できる、紅はこれからも、私の大好きな紅でいてくれるということ。
私が長いこと思考モードに入っていると、紅が口を開いた。
紅「ついに【人化】が出来るようになったぜアヤ。でもまずはとりあえず、あのグリフォンとデビルスコーピオンをぶっ殺そう。その後、、、な。」
「、、、うん。」
「楽しみだね。」
紅「あぁ。」
アヤさんの思考を書いてみました。
【意味わからん!やばい奴。変人すぎ。理解不能!】
まあ、そうでしょうね。分かる人なんてほぼいないと思います。ストーリーだけでも楽しんでいただけたら幸いです。




