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見ていた限り、グリフォンのスピードは相当なもので、一発当てればそれで終わりとはいかないだろう。なぜなら、攻撃が直撃したとしてもその位置から逃げてダメージ軽減。それすらも可能なほどに早いからだ。
となれば、4人全員の攻撃が必要となるわけで。
作戦はすでに頭の中にある。4人の精霊たちにそれを伝えた。そして今回、重要な役割を果たすのはレオンだ。
「レオン、計画通りいけそうかな?レオンからみて、直した方がいい部分とかある?」
レオン「いえ、天晴れな作戦だと思います。予想外なことが起きても対応できるような作戦の立て方。感服致しました。」
「レオンがそう言うなら大丈夫そうね。じゃあ、やりましょうか。」
今の状況。
レオンがデビルスコーピオンに追われて全力で逃げている。しかもわざと大きな音を立てながら。
当然近くにいるグリフォンにも聞こえるわけで。レオンの逃げた先にはグリフォンが待ち構える。状況説明だけ見ると絶望的。
でもグリフォンは気付いていない。いつもよりも体が重いということ。デビルスコーピオンは気付いていない。今まさに、袋の鼠になろうとしているということ。
「青スケ!解除3秒前!」
青スケ「了解でございます。」
「今よ!」
青スケが、一部だけ結界を解除する。その部分からレオンがこちらに抜け出す。
「オッケー!青スケもう一度!」
青スケ「ふぅ。万事順調ですな。」
ラルド「スピリチュアルバファロー。」
ラルドが、精霊たちの使う魔法を1段階強化できる全体バフをかける。
デビルスコーピオンは、突如現れた見えない壁に、困惑状態である。グリフォンは、違和感を感じていち早くこの場から離れようとしたが、もう遅い。
青スケが張った結界に、閉じ込められた後である。
それでも必死に突き破ろうと暴れまくる。ただ暴れるのではなくて、結界の同じ位置を正確に攻撃し続けている。本当に恐るべき知能だ。きっともうすぐ破られてしまうだろう。だが、、、。
「紅、ラスト頼むわよ。」
紅「りょーかい。」
青スケの結界も、このままでは破られる。
でも問題ない。この時点で勝利は確定している。
紅「アルティメットファイヤートルネード」
イェラのおかげでデビルスコーピオンの炎耐性は最低限まで下がっている。
グリフォンはそもそも炎が弱点だ。
すなわち結果は目に見えていて。
1分後、そこには何も残っていなかった。
脳内にアナウンスが響きわたる。
「経験値を獲得しました。
経験値が一定に達しました。
経験値が一定に達しました。
経験値が一定に達しました。
経験値が一定に達しました。
世界で18番目の、空中型強敵の討伐を確認。
100位以内ボーナスとして、【ジャンプ(ランク大)】を獲得しました。
ステータス画面を開きます。」
2体をまとめて倒したので、結構な経験値を得たようだ。そしてやはり、私が強化するのはMP。
ちなみに現在のステータスはこんな感じ
●種族 人間
●個体名 アヤ
●称号 【殺人者】【精霊使い】
●ジョブ 【情報管理者】
●レベル 1
●ステータス
HP 10
攻撃10
防御10
スピード(18→)36(【俊足】の効果)
MP89/264
SP0
JP10
●固有スキル
【早熟(固有)】、【MP自動回復(固有)】、【MP自動回復(固有)】、【精霊王の祝福】→【MP回復術(派生)】、【俊足(固有)】、【経験値共有(固有)】
●スキル
【観察】(レベル6)、【言語理解】(レベル6) 、【マップ】(レベル6)、【アイテムボックス】(レベル6)、【誓約書】(レベル5)、【ジャンプ(ランク大)】(レベル1)
●魔法
なし
MPは、疲れ切った紅と、ラルド、イェラに食べさせる。




