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松本「何から何までありがとう。ちゃんとダンジョンを育てて、次にアヤさんが来るまでには立派な拠点にしておくよ。」


「ええ、あなたたちになら任せられる。よろしくね。」


笠松「俺からもありがとう。またいつでも戻ってきてくれ。」


「分かったわ。それじゃ、またね!」




こうして、全てがうまくいったのであった。


最初に【マップ】で見たとき、この場所に今までに無いマークが表示されていたのだ。きっと【マップ】のレベルが上がったから見えるようになったんだろう。


そして、しばらく調べてほぼ確信したのだ。この場所には、ダンジョンがあるということを。だから、他の人に取られる前に、なんとしても確保しておきたかったのだ。


それが今回、経験値を三分の1にしてまで戦った理由である。



そうだ、まだやり残したことがあった。えっと、今は、、、ここね。


【マップ】で確認し、探している者のいる場所へと向かう。



ーーーーーーーーーー


ジェイルの部下A

「ぐぁ、、、。私に襲いかかるとは。実力差が見えていないのか!」


一対一なら余裕で勝てる人間達。レベルも大したことはない。しかし、現在相手しているのは23人。


23対1。多勢に無勢でどうしようもない。

くだらない人生だったなぁ。無能なボスに無能な部下。私の発言など聞きやしない。いや、聞いても理解出来ないのか。それでも尽くしてきたのに最後にはボスにも捨てられた。



その時だった。ものすごい速さで何かが近付いてきて、そのまま私の身体を掴まれ、物陰まで吹き飛ばされた。


「来て!!走るわよ!」


誰だこいつは?人間だよな。なぜ私を助ける?

だがそんなことを考えている場合ではない。この人間についていかなければ待っているのは死。だったらこの人間に賭けてみる。



逃げること五分。

この人間の速さは異常だ。私の手を引いているのにあの速さ。


数分後には完全にまいたようだ。



ジェイルの部下A「感謝します。ですがあなたは一体、、、?」


「アヤっていうの。よろしく。ジェイルの部下さん。」


ジェイルの部下A

「ははっ、誰かと思えば。あの襲撃を引き起こしたのはあなたでしたか。」


「ええ、そうよ。ジェイルは殺したわ。ねぇ、私についてくる気は無い?」


ジェイルの部下A

「本気でいっているのですか?ボスに仕えていた者の前で、ボスを殺したといっておいて。」



「茶番はいらないわ、ジェイルはあなたを捨てたじゃない。無能なボス、無能な部下。あなたは誰よりも苦労してきた。そろそろ報われるべきよ。私と一緒に来て、そしたら絶対楽しいわよ。」


ジェイルの部下A

「ははっ、全部お見通しというわけですか。でもいいんですか?私はオークですよ?あなたは人間の中でも相当に美人だ。私を連れ歩けば、私に襲われるかも。」


「あなたは聡明だからそんなことはしないわ。したら、死ぬ。ってことが分かっているからね。でも、一応【誓約書】は調印して欲しいの。難しいことは書かないわ。危害を加えたりしないっていう約束だけよ。」


ジェイルの部下A

「あなた様には敵いませんね。わかりました。なんでもやりましょう。今までの地獄に比べたら絶対に楽しい。」


「それは保証するわ。これからよろしくね。名前はそうね、レオンでいい?」


レオン「ありがとうございます。私は今日からレオン。」



脳内にアナウンスが響く。

「世界で86番目にネームドモンスターを仲間にしました。100位以内ボーナスとして、

【経験値共有(固有)】を獲得しました。」




ふむ。これはラッキーだ。

【マップ】をみると、今まで赤く表示されていたレオンのマークが、青色に変わっていた。敵意が無いと判断されたのだろうか。【マップ】の機能には、まだまだ知らないことがありそうだ。



今のところなにもかもが順調だ。まあ、そうなるように慎重に考えて行動しているから当たり前といえば当たり前のこと。



紅と青スケも、いまあるご飯が食べ終われば進化しそうだ。前回のペースから計算してそう思った。


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