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なにやら一回り大きくて強そうなオークが、会話のようなものをしながら騒ぎの元へと向かうようだった。その数三匹。間違いない、アヤさんの言っていた三体の親衛隊だ。
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部下A「ジェイル様。モンスターから襲撃を受けております。」
ジェイル「かはははーー。おもれぇぇぇ。どんな強敵だぁぁぁ??」
部下A「スケルトンやゴブリンなどでございます。」
ジェイル「ぁぁぁ???雑魚じゃねぇぇかよぉぉ。いちいちそんなことでおこすなぁぁぁ。」
部下A「いえ、ジェイル様。ゴブリンやスケルトンが勝手にこんなに集まるのは不自然です。嫌な予感がします。逃げましょう。」
ジェイル「俺様がぁぁ、逃げるなんてぇぇ、するわけねぇぇぇ。」
部下A「はぁ。あのー。ジェイル様は私の言うことを一度も聞いたことが無いですよね?私は不要ですか?」
ジェイル「おれは最強だぁぁぁ。なにも必要ねぇぇ。かはははーーー!」
部下A「そうでしたか。じゃあもう、ご勝手にどうぞ。私は外の世界に興味があります。ほんとはいろいろやりたいことがあった。それでも、私はジェイル様のために尽くしてきた。でもそれは全て無駄だったと言うことを理解しました。今までお世話になりました。どうか、達者で。さようなら。」
部下Aは、やっと自由になれたと清々しく、でもどこか寂しそうに、ひっそりと去っていった。
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松本「どこだ?最強の部下。ヤベェ、気配遮断の時間が切れそうだ。どうみてもここに残ったのは、奴だけだ。アヤさんの言っていた最強の部下とやらは見当たらない。だがもう、時間切れだ。戦闘を開始するしかない。」
おれは笠松に合図を送った。
油断しているそいつに、アヤさんが放ったと思われる炎の魔法が襲いかかった。
ジェイル「ぐぁぁぁぉあ。あつぃぃぃ。なんだぁぁぁ?」
笠松「おいデカブツ!こっちだぜ!」
ジェイル「ぶっころぉぉぉすぅぅ!!」
ジェイルは渾身の殴りを笠松に入れようとする。しかし、力任せに振るわれたそれは、笠松に見切られ、かわされた。
それと同時に、さらに炎が襲いかかる。
ジェイル「ぎゃぉぉぉぉ。ちくしょぉぉ。あちぃぃぃ。」
ジェイルは冷静さを失い、意味もなく両腕を振り回す。笠松は、避けられるものはすべて避け、当たりそうな攻撃も盾で防いだ。
ジェイルの動きが再び鈍くなると、今度は松本が急所にクリティカルを放つ。それも2連続。
ジェイルは生まれて初めて、生命の危機を感じていた。死にたくない、その想いから、これまでで一番の魔力の爆発を引き起こした。
笠松「ヤバイ!これは防ぎ切れねぇ!」
松本「ヤバイ!離れるタイミングを失った!
笠松・松本「「死ぬ、、、。」」




