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笠松「楽しみだな。よし、まだ明るいし、レベリングを続けようぜ。」
松本「おっけ!」
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ジェイル「おぃぃぃ。まだなのか。人間、強い人間、食いテェェ。」
部下A「申し訳ございません。先程から強い人間を倒すべく、特攻させているのですが全て返り討ちにされております。」
ジェイル「つかえねぇぇぇ。おれが、直接、殺して食う。食ってやるゥゥ。」
部下A「で、ですがジェイル様。ジェイル様に万が一のことがあったら、、、。」
ジェイル「お前、この俺、負けると、本当に、思うのかぁぁ!!!!!」
その瞬間、ジェイルの魔力が爆発した。とてつもない威力。近くのビルのガラスは粉々に割れた。
本来、イノシシの魔物は、物理特化の魔物であり、魔力とは相性が悪い。しかし、奇跡的な確率で発生した突然変異種のマジカルオークジェネラル。
それが、個体名ジェイル。この辺り一帯の魔物の頂点に立つ存在だ。
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「ねぇ紅、破片がこっちまで飛んできたよ。」
紅「やべえなあいつ。」
青スケ「さすがにあれと正面から戦って、守りきる自信はありませんねぇ。」
「マジカルオークジェネラルかぁ。まだ挑んじゃいけないっぽいねー。もっと強くなってからじゃないとね、紅と青スケが。ふふ。」
紅「ほんっとにアヤ、自分を強化する気ねぇんだなぁ。普通は、死ぬのが怖くて怖くて、自分ばかり強化してしまうのが人間だと思ってたんだが。」
「え、だって、私が強くなるよりも紅と青スケが強くなった方が結局は安全なんだもん。あ、でも紅と青スケに裏切られたらその瞬間死ぬけどね。あはは。」
紅「俺たちは裏切ったりしねぇよ。契約だって結んでるしな。契約なんて結ばなくても、おれはアヤが気に入ってるんだ。」
青スケ「最初は取り引きのような形でアヤさんに仕えさせていただいていましたがね、今は違いますよ。絶対にアヤさんの味方でございますゆえ。」
「二人ともありがとね。」
考えてみれば、紅と家の中で真っ先に出会えたのは、本当に奇跡だ。幸運としか言いようがない。今まで私は、なるべく運には頼らないように生きてきたつもりだ。でも今回ばかりは感謝している。
これだけいろいろな場所にいったのに、どうも私が仲間にしたい精霊が、紅と青スケ以外に見当たらない。
とてもおしとやかで優しい精霊や、正義感に溢れていて、頑張り屋の精霊、ザ・仕事人といった感じの真面目な精霊。
そこら中にいろんな個性の精霊がいるのだが、私の性格と全く合わないのだ。
私は基本的に、頭が良くて柔軟な思考ができる人が好きだ。
頭がいいの定義は、〔人間力〕がある、かなぁ。勉強だけ出来てもね、とくに魅力は感じない。




