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紅「なるほど、マップを使うんだな?」


「そうよ。レベル5にしてからね、人が多く集まっているところはぼんやりと白く光って、ハイ・ゴブリンみたいなちょっとしたボスは、ぼんやりと赤く光るのよ。」


紅「そりゃあいいな。早く行こうぜ。」


「ええ。でもそういえば紅、あまり食べ物を食べていないけど、体力は持つの?」


紅「前までの俺では、持たなかっただろうな。でも、初期魔法のファイヤーボールは、今の俺にとっては全然大した負担じゃないんだよ。

小さい子がペットボトルの蓋を開けようと思ったら、それこそ全力で頑張るだろ?疲れるほどに。でも、大人の男ならどうだ?おしゃべりしながら特に意識もせず開けるだろ?

そんな感じさ。俺たちは強くなればなるほど、燃費が良くなるってこと。」



「なるほどね、分かりやすい例えだわ。なら、なおさら私がやることは変わらない。とにかくMPを増やして、あなたたちを育てること。それが強くなるための一番の方法だわ。」



紅「ルールブック読んだだけで、精霊と仲良くなろう、なんて普通は思いつかねぇ。それが出来たからこそチートみたいなアヤがいる。適当なラッキーで最強になってる奴とはわけが違うな。



「ふふ、ありがと。それじゃあ行きましょう、市役所へ。」


乗り捨ててあった自転車を拝借して、グングンと進む。


紅「こりゃーいい!素晴らしい乗り物だな、自転車っていうのは。」


青スケ「ふむ。ペダルを漕ぐことによってチェーンが周り、それによってタイヤが回る。考えた人は偉大ですな。興味深い。」



「あ、紅、そことそこと、あとそこ、ゴブリンとスケルトンがいるからよろしく!」


紅「おっけ。動きながらでも余裕で当てちゃうぜ。一匹、二匹、そして、、、三匹!よっし100パーセント継続中!」


「さすがね!あ、また割り振り画面だ。MP全フリっと。」


紅の学習能力は異常ね。暗算もやらせてみたらすぐ出来るようになったし、頭の回転もすごい。私、不要になっちゃうかもねー。なーんて。



「二人とも、ご飯食べといてね。」


紅「お、増えたか。ありがとな。」

青スケ「感謝致しますぞ。」


モグモグとご飯を食べる紅と青スケ。その途中、二人の身体が光りだした。


「二人ともついに2回目の進化ね。どうなるのかな。」


自転車を止めて、紅と青スケの変化を見守る。


紅は、より大きくなったのはもちろんのことだが、特筆すべきは羽だろう。本体との比率に合わないほどの、巨大で綺麗な赤色の羽。思わず見とれてしまう。


青スケの方は、下に伸びるスラリとした羽がさらに伸び、色は透き通った紺色に。サイズも一回り大きくなった。


紅も青スケも、手のひらサイズまで育った。


すると、脳内アナウンスが響いた。


「世界で初めて、ランク3以上の精霊と契約関係になりました。称号【精霊使い】を獲得しました。

ボーナスとして、【精霊王の祝福】を獲得しました。【MP回復術(派生)】を獲得しました。」


✴︎【精霊王の祝福】

精霊との絆をさらに深め、精霊の成長速度が上がる。また、1時間に一度、【MP回復術(派生)】を使用可能。


✴︎【MP回復術(派生)】

MP消費無し。【精霊王の祝福】の効果でのみ発動可能。最大MPの30パーセント分のMPを回復する。




うん、なんかすごいの来た。

これでさらに盤石って感じかな。


より強くなった紅と青スケを連れて、私たちは市役所へと進む。


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