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登場!変態外道魔術師‼︎〜その2〜

 不浄な液体がゴボリと泡立ち、少女の艶めかしい上半身が露わとなった。

少女の身体はぬるりとした粘液に塗れており、オーブの淡い光を反射し、てかてかと光っている。


 少女の両手は真横に広げられており、その頭はぐったりとうなだれている。

おそらく、なにかしらの呪術で身体を拘束され、身動きが取れないのだろう。

その様はまるで、不可視の十字架に磔にされているかのようだった。

それはなんと煽情的かつ、背徳的な光景だろうか!!


 「ヒッ……ヒヒッ!ま、≪魔力電池≫の調子は、ど、どうかな?お、おい、まだ生きてるか?い、生きてるんなら、とっとと起きろ!!」

そう叫ぶなり、髑髏男は少女の顎を掴んで、顔を無理やり引き上げた。

そして、その艶やかな口にはめられた呼吸用のチューブを掴み、乱暴に引き抜いたのだ!


 「ごほっ!げぼっ!うぇぇぇ……。」

彼女の口から、グロテクスな芋虫のような呼吸チューブがずるりと引き抜かれ、そのあまりの苦しさからか少女はえづいてしまう。


 髑髏男の少女に対する態度は、愛情や思いやりなど微塵も感じない、まるでモノでも扱うかのようなぞんざいなものだった。

「う……うぅ……。」

少女は口の端から、胃液とスライムの混合物をぼとぼと滴らせながら、力の無い瞳で男を睨みつける。


 「ヒッ……ヒヒッ!ま、まだ生きてる。だ、だいぶ弱ってるけど、ま、まだまだ持つ!ダ、ダークエルフの、で、電池は随分とな、長持ちするなぁ!」

髑髏男は少女の頬をピシャピシャと張りながら、黄ばんだ乱杭歯を剥き出しにしてヒヒヒッと笑った。


 「……あ、あなたはいったい、誰ですの?どうしてわたくしに、このようなことを?」

少女は絞り出すような声で、目の前の髑髏男に疑問を投げかけた。

それはたしかに弱々しいが、どこかこの少女の芯の強さを感じさせるような、凛とした声だった。


 「ど、どうして ?!どうしてだって ?!ヒッ……ヒヒッ!し、知りたい?ねぇ、知りたいの ?!」

髑髏男はギョロリとした目を更に丸くし、どこか上擦ったような声で叫んだ。

その声色にはどこか、いたずらを自慢する子供のような、稚気じみた邪悪な響きがこめられていた。


 そしてついに髑髏男の口から、彼の恐るべき計画が語られろこととなった。

それは口に出すのも憚られるような、なんともおぞましい計画であった……!!!





_次回に続く





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