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二人で一つの救星主  作者: 霞梳卯狩
11/16

冒険者登録

目覚めのいい朝!快晴なな空!美人な受付嬢!

「というわけでやってまいりました冒険者ギルドですよフィナさん」

「マオ、なんかテンションおかしくない?」

「だいじょ~ぶですよ!フィナさん、これが通常営業です」

「あ、はい」

「うん、もうちょっと乗ってくれてもいいと思うんだけどね、で、登録の為にはっと」

「あっちの奥にある登録受付があるよ」


冒険者ギルドにはよくあるファンタジーのように受付がありクエストボードや案内板、掲示板などがありゴツイおっさんや血気盛んそうな若者から何故実在するのかわからないビキニアーマーの女性や不審者にしか見えないオカルト女まで様々な人たちで賑わっていた

そんな受付の中に登録受付を発見したのでそこに向かうと


「こういうのって強面のおっちゃんが忠告とかしてくれる奴だよね」

「マオは何言ってるの…」

「フラグというやつだよ」


「おいおい!嬢ちゃん達まさか冒険者になりに来たなんて言うんじゃねぇだろうなぁ!」

「どうも、フラグ回収ありがとうございます」

「お?おう」

「マ、マオちゃん!」


案の定口にした直後に回収とはこの世界は中々にいいセンスなようだ

モヒカンで肩パッドでトゲハンマーを装備した真に世紀末でモブなおっちゃんが声を掛けてきた

「いやいや、こんなかわいい女の子に丁寧な忠告してくれているんだよ?いくら世紀末なモヒカン頭が相手でもちゃんと礼儀くらいはっておっちゃんどうしたの?」

「て、てめぇら俺を舐めてんのか!」

「えぇ~おっちゃんまずそうだもん舐めないよ、もしかしてそういうのが好きなの?だったらそういう店に行った方がいいよ、でもちゃんと身体を洗ってからじゃないと嫌がられるだろうなぁ」

「んだとてめぇ!」

「まぁまぁ、ここはギルドで一応は公共の場だし静かにしようよ、あそこで美人で優しそうなおねぇさんがクロスボウ構えてこっち見てるよ?」

「あぁん?」

見ると登録受付にいた金髪夜会巻な美人受付嬢が笑っていない笑顔で大型クロスボウをこちらに構えていた

「ブモ・ツマキイセさん?以前もお話しした通りここでの荒事は避けていただけませんか?」

「ひっ!?わ、悪かった!だからそいつはしまってくれ!な!頼む!」

「いいですか~?…次はないですよ?」

「ッヒェ」

怖い女性というのは割とよく見てきたがここまで物理的にも精神的にも怖い女性はは初めてだったので思わず声が出てしまった


「あらあら、ごめんなさいねお嬢さんたち、怖がらせるつもりはなかったのよ?本当よ?」

「い、いえ、大丈夫です」

「はい、冒険者の登録がしたいんですが」

「あらあら~いらっしゃい、二人ともこっちに来て座って~あとブモさんはさっと出て行ってくださらない?」

「あ、あぁ、わかったよ、おい!嬢ちゃん達!」

「はい、まだなにか?」

「命は大事にしろよ!」

「はぁ、ありがとうございます」


あそこまで煽られて最後にはちゃんと忠告をしてくれるあたり本当は優しい人なんだろうか

そんなこと考えているうちに受付のお姉さんは着々と書類と大きな水晶を準備していた

「じゃあステータス登録から始めるから順番に名前と年齢を教えてくれるかしら」

「じゃあ私から、名前はイイスナ・マオン、歳は17です」

「私はフィリナリス・イルシェラール、歳は18です」

「あらあら、二人ともかわいい名前ね、じゃあマオンちゃんから水晶にこんな感じで手をかざしてくれる?」


そう言って目の前に置かれた水晶を挟むように両手をかざすジェスチャーをするお姉さん

「えっと…こうかな」


すると水晶に文字が浮かんできた


イイスナ・マオン

17歳

ステータス

耐久:C

集中:A

持久:B

筋力:D

技量:EX

理力:A

敏捷:S

魔力:EX

幸運:B


「え?」

「え?なにか…」

「ごめんなさいね、もう一回お願いできる?」

もう一度、手をかざす


イイスナ・マオン

17歳

ステータス

耐久:C

集中:A

持久:B

筋力:C

技量:EX

理力:A

敏捷:S

魔力:EX

幸運:B


「故障じゃない…これは…」

「ど、どうにかしました?」

「あなた本当に17歳?」

「一応そのはずですけど」

「そ、そう、ごめんなさいね、あまりにもすごいステータスだったから驚いちゃって」

「ちなみにそれぞれどういう意味なんですか?」

「えっと」


そういいながら差し出されたのはステータス早見表のようなものだった

ステータス

耐久:FEDCBASEX:死に難さに影響する

集中:FEDCBASEX:魔力の練る速さや攻撃を受けた際にそれに気を取られなくなり魔術や魔法の発動を妨害され難さに影響する

持久:FEDCBASEX:連続での運動、長時間の作業に影響する

筋力:FEDCBASEX:重量物の持ち上げなど全身の筋力に影響する

技量:FEDCBASEX:武器や道具の扱いに影響する

理力:FEDCBASEX:物事を理解できるかどうかに影響する

敏捷:FEDCBASEX:速さに影響する

魔力:FEDCBASEX:体内魔力の保有量に影響する

幸運:FEDCBASEX:運も実力のうちというが存在する程度で効果は不確かだがFだとなにか不幸に会いやすい


F:不明

E:人間?

D:人間

C:まだ人間

B:人間をやめた

A:化け物

S:理不尽

EX:天災


そこに書かれたことを読んで理解した

やってしまったと


「えぇとEXってそんなにいるんですか?」

「この国でEXが出たのは勇者くらいよ、しかも1つだけ」

「はぁ…」

完全に目立つどころかなにかしら問題が起きそうな雰囲気なところにフィナがおずおずと手を上げる

「えっと、私は…」

「あ、あなたがまだだったわね、さ、手をかざしてちょうだい」

「は、はい」


フィリナリス・イルシェラール

18歳

ステータス

耐久:D

集中:S

持久:D

筋力:D

技量:B

理力:B

敏捷:C

魔力:EX

幸運:D


「わ、わたしもでちゃった」

「なんでだろね」

「あ、あなたたちどこかの王族なんかじゃないわよね」

「孤児なもんでわかんねっす」

「そ、そう、ごめんなさいね」

「んーんー、気にしてないからいいよ、因みにこれってどこかに報告とかするの?」

「いいえ、ギルドにはこういう人が登録されましたって残るだけでステータスまでは残らないわ、それにギルドカードに記録されたステータスも本人が見せようとするかギルドで強制的に見ようとしないと見れないから」

「ならよかった、このステータスで面倒に巻き込まれるってないんだね?」

「ギルドは基本、中立よ、それに冒険者のランクは特例を除いてみんな一本線からだから無茶な依頼はないはずよ」

「ランクアップ方式なんだ」

「そうよ、特例以外はみんな一本線のカッパーからスタートなの」

「依頼をこなしてランクを上げると?」

「そうね、一応ランクはこうなってるわ」


一本線:横棒一本:カッパー

二本線:横棒二本:アイアン

三本線:横棒三本:シルバー

四本線:横棒四本:ゴールド

五本線:横棒五本:プラチナ

六本線:横棒五本に縦線一本:ミスリル

七本線:横棒五本に縦線二本:オリハルコン

八本線:横棒五本に縦線三本:アダマンタイン


「やっぱりランクアップ試験ってあるんですか?」

「そうね、アイアンからミスリルになるまでのそれぞれの間にはランクアップ試験があるわ、ただオリハルコンとアダマンタインになるにはどこかの国から認めてもらう必要があるわ」

「なるほど、それで登録はもういいの?」

「ええ、あとはギルドカードを作って渡すだけだからちょっと待っててね」

「はいさ」

「マオちゃんマオちゃん、なんかすごく大変なことスルーしてない?」

「お姉さんが大丈夫って言ってるんだから大丈夫でしょ、それになんかあったらなんとかするし」

「あら、お姉さん信用ない?」

「ま、世の中そんなもんってことよ」

「そこは否定しないけど、一応私は中立よ」

「そゆことにしといたげる」

「それじゃ、はい、あなたたちのギルドカードよ、紛失したり破損した場合は届け出を出してそれぞれのカードの料金が必要になるから注意してね」

「「はい、ありがとうございます」」

「ブモさんじゃないけど、命を大事にね、あなたたちによい冒険があらんことを」




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