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忘れられた神様  作者: ニスコー
第一章
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お墓の前で

 廃村の中で状態のいい家の一つにもってきた道具を運び入れる。

 家の中には暖炉のようなものが設置されているものもあったが、襲われていた時の破損の程度と天秤にかけ囲炉裏しか設置されていない小さな家に決める。

 暖房器具はある程度所持アイテムでカバーできそうだしな。


 持ってきたアイテムはそれぞれ


 身分証明証……ユルルングルの雷でも燃えなかった。割と丈夫らしい。

 祭壇の器……水を浄化できる。飲み水の確保に必須。

 アンリウムの護符……戦闘で身を守る時の切り札。暴走の危険あり?

 依代の銅貨……用途不明。何かの塔が掘られているが見覚えはない。

 霊竹のやり……攻撃力+45おつむ+10。メイン武器ではなくなったが初期アイテムなので一応携帯。

 天使のわっか……防御力+14運+8。初期最高アイテムも今や微妙な性能。

 忘れられた神様の服……防御力+15霊力+28。武具としては微妙も保温効果など生活面で優秀。

 神木の盾……防御力+50MP+10。初期アイテムは防具としてより他に用途があるみたいだが詳細不明。

 異世界の靴……防御力+2素早さ+5。まともな靴はこれしかないので大切に使いたい。

 壊れた神の紋章……魅力+10特殊効果軽減。壊れた、神の紋章なのか壊れた神の、紋章なのか気になる。

 異世界の服……防御力+4。なんだかんだで元の世界の衣類は着心地は一番いい。

 ???の棍棒……攻撃力+80。メイン武器。フルスイングで岩をも砕く。木だってへし折れる。

 超獣の兜……防御力+120MP+35。廃村で見つけた皮の帽子を神様補正で強化したもの。

 神獣の鎧……防御力+208魅力+35。廃村で見つけた皮の鎧を神様補正で強化したもの。

 霊獣の盾……防御力+181霊力+35。廃村で見つけた皮の盾を神様補正で強化したもの。

 不殺の弓……素人の俺でも獲物を生捕れる優れもの。

 光の矢……最初に神様補正をつかったらレアの法則により1本だけ所有。用途不明。

 生け捕りの竿……餌がなくても魚が釣れる。

 不思議な釜……食料加工に必須。失敗確率3割くらい。味の成功確率も3割くらい。

 神様のフライパン……火がなくても調理可能。自動味付け機能完備。不思議な釜と併用すると効果的。

 ゴッドナイフ……攻撃力+50。元は廃村にあった包丁。武器になってがっかりだが唯一の刃物。

 ジャックの皿……この中に盛ると冷めない。もしかしたら腐らないかもしれない。知恵の実で実験中。

 知恵の実……名前は有名な果実だが、具体的な効果はまだわからない。

 無限灯篭……火を付ければろうそくなどを消耗することなく明かりをともし続ける。保温効果あり。

 魔法の絨毯……宙に浮き自由に飛行可能だが重量制限がある。大人1人り分くらい。俺は乗ることができるが荷物を持ちすぎると乗れなくなる。今回は荷物を乗っける荷台として使用した。


 ステイタスはユルルングルと戦った時と変わってないので割愛。1度強い奴と戦ったせいでここら辺の動物を狩ったぐらいじゃレベルがあがらなくなってしまったみたいだ。

 俺のレベルは3だからまだ上がりそうなものだが、神様のレベルは上がりにくいのか、やはり上がらない。


 その後神様補正で現地のアイテムを強化する。

 毛布とか絨毯とかかさばる物は基本持ってこなかった。

 大したアイテムには変わらなかったが、カビとか埃が改善されればいいので十分だ。

 引っ越しは思ったより速く終わった。まだ日も暮れていない。


 余った時間何をしようかと考えて放置されている骨のお墓を作ることにする。

 今までは物資を確保するためだけに寄っていたからあまり気にならなかったが、本格的に住むとなると骨が野ざらしになってるのは気になる。

 化けて出られても怖い。


 村を歩き回って骨を回収する。回収と言っても一つしか見つからなかったけど。

 亜人はこの世界でも珍しく、死体も剥製として売れるためほとんど持ち去られたらしい。

 なぜこの骨だけ回収されなかったのかは謎だ。見つけにくい場所にあったわけでもないのに。


 烏天狗は廃村はワーウルフの1団のものだといっていたが、1体だけ残ってる骨どうみてもワーウルフとは違っていた。なにせ頭部に角が生えている。

 ワーウルフの実物にお目にかかったことはないが、ワーウルフというのはたぶん狼男とか半獣の狼人間とか、そこらへんのことをさすんだろう。どちらにしても頭に角など生えていない。


 骨に生えている角は羊のような形をしていた。俺が最初これを見てモンスターだと思ったのはそのためだ。大きさも小さめだ。

 頭部に羊の角がある小さな人型というと、下級悪魔を連想させられる。背中に羽があれば完璧だが、羽はついていなかった。


「本当はお前は何者だったんだ? 」


 骨に問いかけてみるが答えは返ってこない。

 食事の調達を終えたハチが帰ってきたので穴を掘るのを手伝ってもらい埋葬する。

 今日だけは食べ物と花も添えてやることにする。ついでに手も合わせてやろう。合唱。


 埋葬したし、お供え物もしたし、手も合わせたしこれで……廃村から物をとってったことはチャラな?

 間違っても化けて出てくるんじゃないぞ。


 墓の下の骨に恩を売っとくのは忘れない。


「へぇ、弔ってやったのか? 」


 突然頭上からの声に驚きビクッとなる。

 見れば空から烏天狗が降りてきたところだ。

 なんだ、お前か。びっくりさせるんじゃないよ。

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