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忘れられた神様  作者: ニスコー
第一章
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帰還

 川沿いを歩く俺とハチ。あんなことがあったんだし、もう川沿いでモンスターに遭遇することはないだろう。

 洞穴の近くまではこのまま川を辿って行くことにする。


 廃村で得たアイテムの数々は先の戦闘でほとんどが雷に焼かれてしまった。また折を見て廃村に出かけなくてはならないだろう。

 食事用にもってきたリンゴも焼けてしまった。仕方がないから昼食は抜くことにする。


 なぜハチがあんな暴走をしたのかは分からないままだ。

 ただ、いくつか想像はすることができる。ユルルングルはどうもハチのことを知っている口ぶりだった。正確には俺の仲間、眷属になる前のハチのこと。

 また来たのか、みたいなことも言っていた気がする。そして俺とハチが出会ったのも川沿い。

 雨も降っていた。突然の大雨だったと思う。

 もしかしたらだが、あの大雨はユルルングルが起こしたもので、あのときハチ達はユルルングル達と戦った後だったのかもしれない。恐らく敗れスキルも封印された・・・全ては推測だが、俺と出会う前から奴らとは因縁があったのは確かな気がする。


 ハチも喋れたらいいんだけどな。

 ハチを見れば自分の尻尾を追っかけてぐるぐる回っているところだった。いったい何やってんの……

 すっかり元気を取り戻している。

 戦闘後はHPが4しかなく。状態異常でマヒまでついている状態だったが、上級薬草とまひけしであっさりと回復して見せた。

 俺のHPは全く減ってなかった。アンリウムの護符のおかげなんだろうけど、どうにもあれはやばい代物な気がする。

 使ったときみた断片的な情報や聞こえてきた女の声から、使用者もろとも燃やし尽くしてやるという意思を感じた。使用したら俺もただではすまないみたいだ。

 護符として、あくまで護符として身に着けていようと心に決めた。


 そうこう考えているうちに洞穴が見えてきた。

 そうそう、予言の岩には言いたいことが山ほどある。いったいどこまで知っていて俺達を送り出したのか。

 無事だったからいいようなものの、今回ばかりは本当に死にかけた。


「でも無事だったんでしょ? 」


 とか言われそうな気がするけど、文句を言わずにはおられない。


 名前 サトミ・ココ

 性別 ♂

 種族 神(忘れられた神)

 レベル 3

 HP  33

 MP  63 (+10) 

 攻撃力 19(+80)

 防御力 19(+81)

 素早さ 12(+5)

 おつむ 55

 運   68(+8)

 魅力  35(+10)

 霊力  29(+28)

 スキル ゲーム脳 蘇生術 

 装備 

 右手     ???の棍棒(+80)

 左手     神木の盾(+50 +MP10)

 頭      天使のわっか(+14 +8)

 体      忘れられた神様の服(+15 +28)    

 アクセサリー 異世界の靴(+2 +5)

 壊れた神の紋章(+10 特殊効果軽減)

 所持品 アンリウムの護符、身分証明証、依代の銅貨、上級やくそう×4、どくけし×3、まひけし×2、神様のフライパン、不思議な釜 


 名前 ハチ

 性別 ♂

 種族 ???の末裔

 レベル 29

 HP  148

 MP  70 

 攻撃力 151

 防御力 100

 素早さ 182 

 おつむ 28

 運   99

 魅力  107

 霊力  68

 スキル 封印中 

 口      なし

 足      なし

 頭      なし

 体      なし

 アクセサリー なし 


 帰ってから無事だったアイテムをパワーアップさせて身分証明書を確認すると俺とハチのレベルが上がってた。

 ゲームだと勝たないとレベルが上がらないものが多かったはずだけど、今回は「勝った」ということはなかったように思う。

 ちょっとひっかかるが不都合なことはないのでよしとする。

 俺とハチではレベルの上がり方は全然違う。種族差というやつなのか、直接的な戦闘回数の差なのか……まぁそれはいいのだが、今回で武器をフル装備した状態でもおつむ以外のすべてのステイタスがハチに抜かれてしまった。

 主人としてそれはどうなんだろう。

 予言のことや、今回ハチが言うことを聞かなかったこともあり危機感もないと言えば嘘になる。

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