第3回ぼくしぴニュース
エマ「第3回ぼくしぴニュースを始めるぞ。珠紀、…オイ珠紀?」
珠紀?『はい、私は苧環珠紀です。ご用事があれば、なんでも言ってくださいね』
エマ「…オイ」
珠紀?『みんなの幸せが、私の幸せです』
エマ「珠紀!こんな適当に作ったAIに替え玉させてねェで出てこい!!」
珠紀「えー、今度のパーティのために替え玉調整してたんだけどやっぱりダメかなあ」
エマ「当たり前だろ!そもそもなンだこのクソ再現度低いクソAI、お前がンなキレイごと言うわけねェだろうが!」
珠紀「ちぇ。手厳しいなあ。仕方ない。ニュースをサクッと始めていこう」
エマ「ったりめェえだろうが!」
珠紀「涼しくなってきたからかな、活動的な人も増えてきたみたいだね。蛍はロウソク作りをはじめたんだろう?」
エマ「急に話変えやがったな…まァいい。確かにそう言ってたな。ロウソクを大量に買い込ンでなンかやってたな…」
珠紀「手作りロウソク、楽しそうだよね!僕もやってみようかなあ」
エマ「テメェの場合ロクなことにならねェだろうが、却下」
珠紀「残念。慈は実家から帰ってきたみたいだけど、すごくご機嫌だったね」
エマ「あァ、家族からプレゼントを貰ったらしいな。丁寧に包装された箱をもっていたな」
珠紀「そんなにご機嫌になるなんて、何を貰ったんだろうね?国の所有権とかかな」
エマ「ンな発想誰もしねェよ。後はまァ、体調不良の報告も多いみてェだな」
珠紀「そうだね。季節の変わり目だからね。鈴莉が具合悪そうにしていたし、マハロも何か薬を飲んでるみたいだったね」
エマ「愛多地は朝方何故か階段の下に転がり落ちて寝ていたッて聞いたぞ」
珠紀「ああ。朝方に結構大きな音をして驚いて見に行ったら…ということらしいね。そこまでぐっすりなんて、疲れていたのかな」
エマ「怪我とかしてはねェみたいだが、自室で寝ろよ」
珠紀「そんな感じで体調悪い人がいるからかなあ、みんなの部屋の前それぞれに救急キットが置かれていたみたいだね。ひと足早いサンタさんかな!」
エマ「ひと足どころの話じゃねェよ。あー…中身は?……包帯や風邪薬、…なんで普通のハサミも入ってンだよ」
珠紀「ハサミじゃなくてカッターが入っていた人もいるみたいだね」
エマ「クソ危ねェな…逆効果だろ」
珠紀「次のニュースは…ああ、大広間とか食堂に監視カメラが置かれていたみたいだね」
エマ「珠紀が使っているヤツ以外のがか?」
珠紀「そう。まあ僕の場合自宅だし、セキュリティ面の理由からだけどこれはなんの意図で用意したんだろうねぇ」
エマ「二重三重にも見張られてると思うとオチオチなンもできねェな…」
珠紀「そう?夜中には男女の不明瞭な話し声も聞こえてきたみたいだし、案外密会とかもしているのかもよ」
エマ「あァそうかよ」
珠紀「次のニュースは…あ、また小人さんだね。書斎のうちの一つが普段より綺麗だったみたい。掃除を頑張っててえらいねぇ」
エマ「まあ、職務の一巻として悪いこたァねェが…。なんで1箇所集中したンだ?」
珠紀「さあ?」
エマ「調子悪かったロボット掃除機もいつの間にか直ってたらしいな。修理に出したわけじゃないンだよな?」
珠紀「うん。そろそろ替えどきかなって思ってたけどラッキーだったね。物は大事にしないとだからね」
エマ「珠紀が言っても信ぴょう性ねェんだよな…。あとは屋敷外のニュースか?」
珠紀「うん。ショッピングモールでベビーカーに乗せられた子どもが保護されたんだって」
エマ「あー。何時間待っても迎えに来なかったんだってな。…捨て子か」
珠紀「可哀想に、迎えを待つ間ずっと泣いてたんだってね。……迎え、くるといいね」
エマ「…そうだな」
珠紀「なんて、しんみりしちゃったね!最後のニュースで気を取り直そうか!」
エマ「あ?ンな明るい話題残っていたか?」
珠紀「ううん。数箇所に渡って海に細切れにされた死体が巻かれていたみたいだね。魚の餌状態になってたみたいだ」
エマ「げ。グロデスクじゃねェか、よくこれで気を取り直そうと思ったな」
珠紀「あー、やっぱりダメ?何故か骨はなかったみたいだし、この時の犯人の心境を検証しようかと思ったんだけど」
エマ「骨ェ?骨でインテリアでも作ンのか?てかンなこと話しても楽しくねェだろうが」
珠紀「それもそうだね。じゃあ、僕の替え玉に締めをお願いしようかな」
珠紀?『みなさん、自分がされて嫌なことをしてはいけませんよ』
珠紀?『隣人を愛しましょう』
エマ「だからなンでいちいち発言が気持ち悪ィ程綺麗なンだよ」
珠紀「ドラ〇もんにもあるだろ?綺麗なジャイ〇ン。あれになぞらえてみたんだ」
エマ「自認それで本当にいいのか?」
珠紀?『それでは皆さん、御機嫌よう。本日21時からはパーティの給仕をお願いいたしますね』
珠紀「流石僕のAI。告知もして優秀だね」
エマ「……(諦)そうだな」
珠紀「秋前期も波乱がいっぱいみたいだね!お楽しみに!」




