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第2回ぼくしぴニュース

〜子ども向け番組導入BGM〜

珠紀「よいこのみんな〜っ!元気〜っ?"ごしゅじんさまといっしょ"はーじまーるよ〜!」

〜イェーという歓声、そしてドンドンパフパフ音〜

〜ポップなBGM〜

珠紀「今日は、よいこのみんなに世間で起きた困った事件を教えていくよ。これはいいことかな?悪いことかな?みんなはよーく考えながらお話を聞いてね!」

エマ「オイ」

珠紀「まず最初のニュースだよ!最近、街が荒らされているみたいだね!落書きされたり、嫌がらせされたりする家が数件あって____」

エマ「オイ」

珠紀「怖いね〜、どう思う、エマえもん!」

エマえもん?『ちあんのあっかはハンザイリツジョウショウにも繋がるぜェ。これは悪いことだぜェ』

珠紀「そっかあ。確かにそうだよね。じゃあ、悪い人に悪いことだよって教えてあげるのはどうかな?それも誹謗中傷になると思う?…あ、よいこのみんなに誹謗中傷について説明するとね、」

エマ「オイコラ話聞けクソ珠紀!勝手に妙な番組はじめてンじゃねェぞ!」

珠紀「えー。だってワンパターンじゃつまらないだろう?せっかくだからよいこのみんなに情操教育しようかと思って」

エマ「お前ほど情操教育に向いてねェやつ他にいねェだろうが」

珠紀「そう?いい線いってると思ったんだけどな。残念。じゃあBGM切るね。えい」

エマ「まだついてたのかよ…」

珠紀「はーい、じゃあノート開いてー。第2回ぼくしぴニュースをはじめるよー。2件目から始めるから復習しといてねー」

エマ「それも妙に癪に障るな…まァいい。2件目のニュースからだな。体調不良が何人か出ているらしい。体調管理しっかりしろよ」

珠紀「玲央と蛍だったかな」

エマ「あァ。西桜寺は間違いなく過労だろうな。3日も寝込んでいたらしい」

珠紀「働きすぎはよくないよ〜?休息も大事だからね」

エマ「敷枝は健康診断で病院にいった直後に体調を崩したらしいな」

珠紀「病院は感染症をもった患者さんもいるからねえ。感染対策に気をつけよう!そういえば、穹斗が最近仕事中に姿を消すことが多いって報告を聞いたけど、エマは何か聞いてる?」

エマ「さァな。どっかでサボってンじゃねェの。少しすると普通に戻ってきていつも通り仕事してるしな」

珠紀「そっかあ。まあ、僕が言う話じゃないけどサボりもバレない程度にね。成り代わり人形貸してあげようか?多少のことなら誤魔化し効くから便利なんだよ〜」

エマ「重鎮会議に替え玉使うのいい加減辞めろ!」

珠紀「あはは、バレなきゃいーんだよ。そういえば、鈴莉宛に荷物が届いていたみたいだよ」

エマ「中身は知らねェが、後で取りに来いよ」

珠紀「そういえばこの前、下駄箱の靴が全部綺麗に磨かれていたって聞いたけど本当?」

エマ「あー?そういえば前より綺麗な気がすンな」

珠紀「気づいてなかったんだ。まあ、確かにピカピカだね。小人の靴屋さんかな」

エマ「なンだそれ?」

珠紀「童話だよ。寝ている間に小人が靴を作ってくれるんだ。この小人さんは磨いてくれたみたいだけどね」

エマ「メルヘンだな…。この間の謎の呼び出しも小人の仕業とでも言うンじゃねェだろうなァ?」

珠紀「ああ、例の匿名の呼び出しだね。何かと思って言ってみれば丹恋がいてねぇ。告白でもされるかと思ってときめいちゃったな!」

エマ「ンなわけねェだろ。第一愛多地も同じ状況だったンだろ」

珠紀「そうそう。匿名の手紙で同じく呼び出されたって言ってたねー。どういう意図があったんだろうね?」

エマ「お前も匿名の手紙なンかにホイホイついていくなよ。そのうち痛い目見ンだからな」

珠紀「大丈夫。その時はエマが守ってくれるだろ?」

エマ「あ?自分で責任取れよ」

珠紀「ちぇー。冷たいなあ。じゃあ次。共用のキッチンの冷蔵庫がキムチで埋め尽くされていたみたいだね」

エマ「あァ。誰かの私物かジャマだったな。そのうちなくなっていたけどよ」

珠紀「うーん、何だったんだろうね?」

エマ「次は屋敷外のニュースだな。工事現場で倒れた人がいたらしい。命に別状はねェみたいだけどな」

珠紀「夏だからねぇ。みんなも熱中症には気をつけてね。」

エマ「次が…自殺者か。高層ビルから飛び降りて自殺した女がいたらしい」

珠紀「そっか」

エマ「それだけか?」

珠紀「ん。だって僕の発言はどうしても無責任だろ。その人の感情なんて誰にも分からないから共感もできないし否定もできないからね。死ぬ前に相談して生き長らえることができるような相手がいるとも限らない。つまるところ僕の踏み入る領域じゃないんだ」

エマ「…まァ、それもそうだな」

珠紀「というわけで次だねー。なになに、ラブホテルで男性の遺体発見?…うん。これは紛うことなき殺人事件だねぇ」

エマ「犯人も志望動機も不明らしいな。お前らも気をつけろよ」

珠紀「さて、これで最後になるけど……。蛍の両親が何者かに襲われたみたいだ」

エマ「命に別状はねェが、重体なようだな。休みはやるから、後で見舞いにいってこい」

珠紀「ニュースはこれで以上だよ。よいこは…うーん。良い子も悪い子も、21時からの本編を楽しみにしててね!お楽しみのバカンスだよ!」

エマ「なァ、まさかお前、このメイド服のままで行かせる気じゃねェだろうな?」

珠紀「それはあとのお楽しみだね!バイバーイ!」

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