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第5回ぼくしぴニュース

エマ「第5回ぼくしぴニュースの時間だ。話を聞く準備はいいか?」

珠紀「すっかり寒くなってきたね。冬がはじまったって感じだなあ」

エマ「珠紀は冬が好きなのか?」

珠紀「うーん、どちらかと言うと好きじゃないかな、寒いし。でもほら、今年は人もいっぱいいるし、楽しいことが色々出来るかなーって思ってるよ!」

エマ「また変なこと企んでるンじゃねェだろうな?」

珠紀「変なことなんて生まれてこの方企んだことないよ!僕は至って大真面目だからね♪」

エマ「その方が問題だろうが!いいからとっととニュースはじめンぞ」

珠紀「はーい。今回はプレゼントが色々届いていたみたいだねぇ」

エマ「ああ。食堂に菓子が置いてあったらしいな」

珠紀「差出人は書いてないけど、"お土産です"って書いてあったね!後で皆で食べるといい」

エマ「ああ、結構美味かったな。差出人書いてねェのは引っかかるが、食べ物を無駄にはすンなよ」

珠紀「あと、ドーナツの差し入れもあったみたいだね。店のものではなさそうだから、手作りかな?」

エマ「そうだな。これもまとめて食堂に置いておいた。好きに食べていいぞ」

珠紀「それに加えて、みんなに植物のプレゼントだって。これはアイビーかな、黄緑の小さな花が可愛いねぇ」

エマ「まだあンのか、プレゼントブームでもあるのか?」

珠紀「さあ。そろそろクリスマスの季節だからね。プレゼントか…。僕も貰えるといいな、なんてね」

エマ「……。あー、他にもプレゼント考えてそうな奴がいたな。料理のメモが落ちていたらしい」

珠紀「お菓子のメモみたいだね。…薄力粉にバターに生クリーム、それと…。……わぁ」

エマ「げ、なんでこんな物騒なもン書いてあンだよ、食べ物無駄にすンな」

珠紀「冗談だといいけどね…食べるのはやめておこうかな」

エマ「このメモの持ち主は後で名乗り出ろ、じっくり指導してやる」

珠紀「次のニュースは…あれ、さんごがホテル街でキャッチに捕まっていたみたいだね」

エマ「は?アイツ何やってンだ?」

珠紀「さあ…。なんの用事で行ったのかは知らないけど、治安の悪い場所にはあまり行かない方がいいと思うよ」

エマ「そうだな。自衛もある程度やっておけ。珠紀もだぞ」

珠紀「え?僕もそこそこ自衛しているつもりだけどなあ」

エマ「そうか?少し目を離せばその隙にどんどん厄介事持ってくンじゃねェか?」

珠紀「あははー。それより、律は少しぼんやりしていたみたいだけど、大丈夫かな?」

エマ「あー、大きな扉に手を挟んだらしいな。暫く挟んだ手を眺めてぼんやりしてたがそのうち我に返ったらしい」

珠紀「怪我をしてはいないならよかったけど、気をつけてね?この屋敷には扉は色々あるしね」

エマ「そういやこの間は夜中に女の悲鳴が聞こえたな…」

珠紀「ああ。あれも何かあったのかな?みんなも気を付けてね」

エマ「次にニュースは…。地方で複数の企業が相次いで消えたらしいな」

珠紀「うん、大元が廃業した影響で、関連会社も連鎖的に消滅したみたいだねぇ。まあ、今は騒がれているけど、そのうち収束するだろうね」

エマ「そういうものなンか?」

珠紀「うん。まあ、苧環財閥の規模になれば被害は甚大だろうけど、世の流れはそう簡単には代わらないと思うよ。失業した人には同情するけどね」

エマ「ふーん…その辺のことは分かンねェな…」

珠紀「さて、次のニュースだけど……。穹斗の母君が何者かに襲われたらしい。しかも…2回に渡ってね」

エマ「どういうことだ?」

珠紀「つまり、1度襲われ、病院で治療を受けた直後に、また襲われたってことだよ」

エマ「は?」

珠紀「警察の調べによると同一犯ではないみたいだね。偶然が重なった結果のようだけど…。まさかこんなことになるなんてね」

エマ「どんな偶然で2回も襲われンだよ、笑えねェな…」

珠紀「うん。正直なところ、僕も驚いているんだ。あとで当家からも見舞いを贈るよ。心労もあるだろうし、皆も彼を気遣ってあげてね」

エマ「そうだな」

珠紀「さて、ここでニュースを終わりにしたい、ところだったんだけど…大事なニュースが残っているね」

エマ「……ああ」

珠紀「………、」

エマ「…珠紀?言いたくねェっつーなら俺が言ってやっても、」

珠紀「いや、いい。これは屋敷の主人である僕の勤めだ」

エマ「……そうかよ」

珠紀「……屋敷内で悪評が出回ったことから、解雇、追放処分を行うことになった。これから名を呼んだ以下2名は使用人としての資格を剥奪し、懲戒解雇となる」

エマ「突然の告知だが、これは契約規定上やむを得ない判断だ。心して聞いてくれ」

珠紀「1人目、【ストーカー】愛嘉マハロ」

珠紀「2人目、【暴力】使塚さんご」

エマ「……色々言いてェことはあると思うが、これは決定事項だ。この屋敷は前から使用人9名と主人の珠紀、計10名だった。そう思っとけ」

珠紀「……あはー、9人の使用人諸君、これからもよろしくね!冬はやりたいこといっぱいだから困っちゃうなあ。何から付き合ってもらおうかな?」

エマ「……オイ、無理すンじゃねェよ」

珠紀「無理してないよ。…無理なんて、してない」

エマ「…あァ、そうかよ」

珠紀「さて、そんなわけで、ニュースはこれでおしまいだ。次は本編、12人での最後の思い出になるね」

エマ「21時からの本編も最後までしっかり見届けろよ」

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