幕間:未来の史実厨たちを悩ませる『織田国日本史』の一節
嘘か真か。
【現代・某巨大掲示板 戦国史スレ:堀尾茂助吉晴について語る】
452:名無しの史実厨
ルイス・フロイスの『織田国日本史』、やっぱり何度読んでも名著だよな。
453:名無しの史実厨
わかる。その中でも特にページが割かれてる「堀尾茂助吉晴」の章が一番面白い。
戦場では阿修羅の如き鬼神として敵を震え上がらせ、一歩戦を離れれば慈悲深き仏として万民に愛される。「鬼の茂助」、「仏の茂助」、この極端な二面性がたまらん。
454:名無しの史実厨
フロイスの記録にある、敵の凶弾から味方をかばって自ら泥に飛び込む身のこなし、完全に達人のそれだよな。自己犠牲の精神も凄すぎる。普通あんな躊躇なく泥水に飛び込めないぞ。
455:名無しの史実厨
>>454
わかる。あの記述、絵画にもなってるけどマジで聖人。
あとフロイスが特筆している「茂助の四友」のエピソードも熱い。
理知的な明智光秀、天才軍師・竹中半兵衛、情熱の猛将・前田利家。
立場も性格もバラバラなこの三人が、生涯にわたって茂助を「唯一無二の友」として信頼し続けた。
456:歴オタ◆REKI.mOsUkE
>>455
特に、生真面目すぎて信長のパワハラで精神を病みがちだった光秀が、茂助のアドバイスで救われたっていう記述、本当に好きだわ。あれがなかったら歴史変わってたまである。
あと、秀吉も茂助がいなければ、あそこまでの出世もなかったと言われてるしな。
457:名無しの史実厨
ていうか、茂助の衛生管理とか兵站のシステムって先進的すぎるよな。
一部のオカルト界隈では「茂助は現代からのタイムトラベラーだったんじゃないか説」が根強くあるけど、どう思う?
458:名無しの史実厨
>>457
いや、それだったら何かしら未来のオーパーツが残ってるでしょw
これだけ優秀だった記録が残ってるんだし、現代人なら石鹸とか消毒液、それこそ蒸気機関とか作るはず。
でも茂助がやってたのは「生水を沸かせ」「ウンコを隔離しろ」「古い飯から食え」っていう、当時の技術と知識の範囲内のことなんだよな。
459:名無しの史実厨
>>458
だからこそヤバいんだよ。当時の常識の中で、完全に個人の異常なまでの合理主義と才能だけで近代的なロジスティクスを完成させてる。まさに突然変異の天才。
460:名無しの史実厨
部下たちからの慕われ方も異常だよ。
「俺たちの命を人間として扱ってくれるのは茂助様だけだ」って、当時は使い捨てが当たり前だった足軽たちが、茂助のためだけに決死の防衛線を張った記録がいくつもある。
461:名無しの史実厨
あ、あとこの時代には珍しく、一人の女性と添い遂げた記録が残っているね。
側室を持つのがステータスの時代に浮いた話が一切ない。ガチの愛妻家でもあったんだな。
462:名無しの史実厨
戦では無敗の鬼神、裏方では完璧な事務能力、外交では将軍や宣教師を懐柔し、私生活では一途な愛妻家……。しかも、高い地位は生涯望まなかったという……。
完璧超人かよ! 4ね!www
463:名無しの史実厨
>>462
完璧超人という概念の方がこいつに追いついてないww
なろうの主人公でももうちょっと自重するわ。属性盛りすぎだろ。
でもこれ全部、複数の史料で裏付けられてるのが茂助の恐ろしいところ。
マジで有能って記録しか残されてないんだよね。
464:名無しの史実厨
>>463
ただ、そんな茂助の唯一の欠点として、「食や衣類、寝具へのこだわりが異常で、それらに対してはめちゃくちゃ金遣いが荒かった」って記録が最近発見されたんだよね。
高級シーツとか高級枕じゃないと眠れないとか、戦場にわざわざ特上のお菓子を運ばせたとか。
465:名無しの史実厨
>>464
え!?そんな人間臭いところもあったんだ。余計に好きになったわ茂助ww
466:名無しの史実厨
あと、世界情勢についても詳しすぎた形跡があるんだよな。
当時、フロイスらポルトガル人宣教師が隠したがっていた「ポルトガルがスペインと同君連合で実質的な支 配を受けた」っていう欧州のデリケートな情勢を、茂助がどこからか聞きつけたかのように把握してフロイスに語ったっていう記述がある。
フロイスの動揺ぶりが凄くて、「この男は神の啓示を受けているのか、それとも海の向こうに独自の諜報網を持っているのか」って震えてる。
467:名無しの史実厨
>>466
「ポルトガルってスペインだっけ?」みたいなノリで、核心を突いてきたんだろうなww
フロイスからしたら心臓止まるレベルのホラーだよそれ。
468:名無しの史実厨
でも一番の謎は、フロイスが晩年、マカオで茂助と再会した時の話だろ。
日本を離れ、マカオの太陽の下で執筆を続けていたフロイスの前に、数十年ぶりに現れた茂助がかけた言葉。
>「モスケは私を見ると、京で初めて出会った時と同じく、天上の調べのような不思議な響きで私に語りかけた。私はその音を忘れないよう、震える手で書き留める。
『アロマ,イネミズモスケ.ナイソ,トゥミツ』……。
この未知の聖なる言語が何を意味するのか、マカオの海を見つめる今の私にも、未だ解くことは叶わない」
469:言語学徒◆Ling.S
>>468
これ、実は英語ジャマイカ??
「ハローマイネームイズ茂助.ナイストゥミートゥー」
470:名無しの史実厨
>>469
こじつけで草
471:名無しの史実厨
>>469
当時に英語喋る日本人がいるわけ無いだろw 陰謀論で草生えるwww
仮に英語だとしたら、それこそ茂助が現代人だった証明になっちゃうじゃん。
472:名無しの史実厨
追放された将軍・足利義昭からの愛され具合も忘れちゃいけない。
義昭が京を追われた後も、茂助とだけは最後まで文通を続けて、「モスケ、またあの青き狸の話を聞かせてくれ」って寂しそうに書いてる手紙が発見された時は全俺が泣いた。
473:名無しの史実厨
あの激動の時代、常にその中心で誰よりも泥にまみれて戦い、誰よりも仏として慕われた男。
最後は畳の上で、愛する家族と仲間に囲まれて大往生するまで、彼は走り続けたんだな。
【そして時代は戻り――戦国時代、岐阜城下】
「……ぶっくしゅ!!」
岐阜の堀尾邸。
山積みの書類と格闘していた茂助は、盛大なクシャミをぶちまけた。
「……なんだ? 誰か俺の悪口でも言ってんのか? っていうか、京から帰ってきたばっかりなのになんでこんなに書類があるんだよ……。まぁ、勘兵衛に任せといて、俺は昼寝でもすっか」
幕間なのに、普段より気合い入れましたw
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