表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
53/107

私の最終手段は母様とアリア!



リフレシアが倒れる前に数々の砂糖を吐き出したポアロ様はサマーセット家から要注意人物に指定されています。


が、頑張ってポアロ様。

……骨は作者が拾うから……



「父様、私はもう元気です。いい加減、部屋から出して下さい」

「………………」


目覚めてから1週間が経ちました。

私は今も部屋から一歩も出して貰えないのです。


父様や家族の心配を軽く考えすぎていました。


目覚めた時には何の異常もなく、健康そのものだったのですが、家族の懇願により3日もベッドの住人となりました。

あれだけ憔悴した皆に強く言えなかったのです。

心配をかけた自覚もあったので3日は我慢したのですが、流石に辛くなり床上げをお願いしたのです。

起き上がり、元気なところを見せればわかってくれるだろうと思っていたのですが……この時点でかなりの抵抗を受けたのです。

寝たままだと精神的に憂鬱だと宥めすかして何とか許してもらえたのですが、部屋から出ないという条件付きでした。

それから4日……


どこからどう見ても元気いっぱいの私は未だにに部屋から出して貰えないのです。


「何か欲しいものや見たいものがあるならすぐにでも取り寄せよう。食事も家族が一緒だし寂しくないだろう?遊び相手がいるならルーカス君達を呼ぼう。そうしたらリフレシアも楽しくなるよ」

「………………」


私の目が据わっていくにつれ、父様の目線がずれていきます。


万事この調子で、庭に出たいと言えば部屋いっぱいに花や観葉植物を並べ、食堂でご飯を食べたいと言えばこの部屋に家族全員分の食事を運ばせます。

しかも、家族で光と闇の結界をこの部屋に重ね掛けする有り様で……


今まで望めば大抵は許してくれていたので、今回も少しの間大人しくしていれば大丈夫だろうと高を括っていたのです。

一体全体どうしてこうなってしまったのでしょう?


「……父様、何時まで部屋に居ればいいのですか?」

「………………外に出なくても、リフレシアが望む事は叶える。私の持てる力全てを使って叶えてみせる」

「どうして其処まで……ねぇ、父様は何が不安なのですか?」


母様やお兄様、シリスもいつもよりは心配そうですがまだわかる範囲内です。

ですが父様は度が過ぎています。

宰相という責任ある仕事を常に冷静にこなしてきた父様です。

自分の行動がおかしい事は重々承知しているでしょう。

自覚があっても抑えられない程の不安とはなんなのでしょう?


「…………」

「………………」


答えるつもりは無いみたいです。

後で母様に聞いてみるしかないですね。

この事は放って置くわけにはいきません。

早く父様の不安を取り除いてあげないと。


……目覚めてから時々、意味も無く私の名を呼び、返事をすると安心した様に抱き締めるのです。

まるで私が居るのを確かめるように。


「ところでポアロ様は何時来られるのですか?」

「……お茶の時間には来られると連絡があった。あの方もお忙しいのに毎日毎日来られずとも……リフレシアには私達がいるのだから」

「もうっ、ポアロ様に失礼ですよ!目の前で倒れたから心配して来て下さっているのに、父様ったら」


何がどうなってかは不明ですが、我が家の母様以外のポアロ様の評価が悪いのです。

倒れてから今まで毎日お見舞いにも来ていたみたいで、それすら気に入らないらしいのです。


もう全方位問題だらけで身動きが取れません。

最終手段ですが母様に力を貸して貰いましょう。

勿論、アリアとセットで!




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ