表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
45/107

ネオ(?)リフレシア始動です!



リフレシア再び始動です。


私の中のリフレシアらしいリフレシアに戻りました。

後ろ向きなリフレシアを書くのはつらかったです。


読んで下さる皆様のリフレシアはどんなイメージか、気になる作者です。



かくして身体に戻った私は目を開きます。


今日も今日とて美形(家族)が視界いっぱいに映ります。


……でも美形な家族は皆憔悴しきっていて、申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。


「お、おはよう?」

何て言ったらいいのかわからなくて、咄嗟に出た言葉のなんと間抜けな事。

……前にもこんな事あったような?

なのに、皆は疲労の濃い顔に満面の笑顔を浮かべ応えてくれました。


「「「「おはよう!」」」」


皆のその笑顔にはたくさんの感情がこもっていて。

安堵、労り、慈しみ……どれも私に対する深い愛情故の感情で。


「リフレシア!何処か痛いのか?」

「リフレシア、苦しいの?」

「リフレシア、大丈夫?」

「姉様……泣かないで」


……気が付けば私は涙を溢していました。


思えばアレはいつやって来るのか、私はまた消えてしまうのかといつも緊張の連続でした。

転生した当初はこの世界や家族に馴染めるのかと不安を抱え、馴染めてからは来るべき日に備えて魔法の練習に励みました。

誰かを巻き込むのが怖くて、出来るだけ親しい友達も作らず隠れるように過ごしてきたのです。


いずれ消えてしまい、記憶からもいなくなるとしても巡りあった人達に精一杯感謝して生きよう。


一瞬一瞬を大切に、思い切り楽しんで生きよう。


胸にそんな覚悟を持ちながら今までを過ごしてきました。



でも、本当は……



アレに出会いたくない。

大好きな人達と離れたくない。


……消えてしまいたくない。


そう思っていたのです。



皆が惜しみ無く与えてくれる愛情に、今この瞬間生きているという事に、涙が溢れて止まらなくなってしまいました。


小さな子供のように泣きじゃくる私を父様はそっと抱き起こして、母様が優しく頭を撫でてくれます。

泣いてもいいんだよ、というように両側から兄様とシリスが背中をさすってくれて。

暫くの間、私は泣き続けたのでした。


涙と嗚咽が止まったのを見た父様が慈愛を多分に含んだ微笑みを浮かべ、優しく声を掛けてくれます。


「ふふっ、こんなに泣くリフレシアを見たのはいつぶりだろうか?」


母様も愛おしそうに私を見ます。


「ええ、本当に。一週間おやつ抜きでもここまでは泣きませんからね」

……それと比較するのはどうかと思うんですが。

…………確かにっ、おやつ抜きは悲しいですけどっっ!

何だか悔しくなって口を尖らせてしまいます。


静かに私の泣き声だけが聞こえていた先程が嘘のように、部屋に皆の笑い声が響きます。


私は皆の笑顔を見ながら思いました。

怖がって怯えて生きるより、こうやって皆の笑顔を見て生きたい。


神様は時が来るまで待つつもりだったと言っていました。

なら、それまでに私の出来る事を頑張ろう。

少しでも私が消えない可能性を増やせるように。

きっと神様やアリアはその為にこの世界に来てくれたのですから。


眠る前は考えられなかった明るい希望に胸の中が照らされます。


……後ろ向きなのは性分じゃないのです。

どちらかと言えば当たって砕けろタイプなので。

うじうじ悩むのは今日でお仕舞いです。


さあ、ネオ(?)リフレシア始動です!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ