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……神様にコネってあるんだ……



リフレシア視点に戻ってきました。



若輩者の私にはシリアス連投はつらかったです。




ふわふわとした何かが私を包んでいる。

柔らかくてとても居心地が良い。

これに包まれてずっと此処に居たい。


『……フレ…ア』


誰?

私を呼んでる?

……嫌なの、此処に居たいの。


『リフレ…ア』


神様?

……此処に居ちゃダメ?


『いいえ。リフレシアが望むだけ居て良いよ。けれどリフレシアの家族がとても心配しているんだ。皆、側を離れないほどに。放っておいて後悔しない?』


……皆が心配してる、私を?


『そう。リフレシアの身体はあれからずっと眠ったままだから』


あれからずっと……どれ位?


『……1ヶ月』


!?

えっ、1ヶ月?

1ヶ月も眠ったままなの?


ふわふわした気持ちが吹き飛びました!


『そうだよ。アレに触れた事でリフレシアの精神は傷ついてしまったんだ。負の感情が大きくなり、全てを過剰に悪く捉えてしまった。その傷を癒すのに深い眠りに私が導いた。其処は私が造り上げたリフレシアの心を癒す場所なんだ』


ああ、と私は納得しました。

此処はリフレシアとしての恵まれた環境とは違う素朴な居心地で例えるならお日様に干した後の布団の中のようです。

神様は私の好きなものをわかってます。


『……身体も繰り返した前世の最期に近い状態になってしまったから、それを癒すのにも時間が必要だったんだ』


そうか、前世の最期みたいになったのか。

眠る前の事は曖昧だけど、心も目に映るもの全ても真っ赤になったのは覚えています。

でも、いつもの最期とは違って心を占めていたのは強い怒りだった事も。


『私にも予想外の事だった。今回はリフレシア自身に対抗する術を持たせたし、私も神としてではないけれど手助け出来た。だから、遭遇しても暫くの間私が封印して時を待つつもりだったんだ。アレにあそこまでリフレシアの精神に関与出来るとは思ってもいなかったんだ。……全ては気付くのが遅かった私のせいだよ。ごめんね、リフレシア』


神様は全然悪くない。

謝らないで。


神様から伝わる声の無い後悔と哀しみ。

神様が苦しいのは、哀しいのは嫌。


『……リフレシアはどうしたい?』


私?

さっきはこのまま此処にずっと居たいと思ったけれど、大好きな家族を心配させるのは嫌です。

……神様やアリアも。


身体も心も、もう大丈夫なんですよね?

心配させない為に目覚めるのに傷ついたままだと本末転倒ですから。


『うん。神としてのコネを最大限使ったから、そこは安心して』


……神様にコネってあるんだ……

いや、今はそこじゃないです。


わかりました。

では、お願いします。


『そうだね、目覚めて家族を安心させてあげて。君はいつだって家族に愛されている。そして、君も愛している。だから君は前を向くんだ。……どんな事があったとしても』


……そこに神様とアリアも入ってますよ?


『ふふっ、光栄です、リフレシア嬢。私の中で一番大切なのは貴女です。どうか覚えておいて下さいね』


あっ、そうです!

神様その甘過ぎる台詞の数々を止めて下さい!


『甘い?私は思った事を言っただけだよ?意図的にしてるわけじゃないから止めるのは難しいよ』


……………。

折角目覚めてもすぐ昇天したらどうするんですか!


『何故?』


……通じない。

もういいです。

この件に関しては追々考えましょう。


では、いざゆかん、家族の元へ!






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