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存分にお相手いたします!!



高飛車令嬢もとい、悪役令嬢再(一度めは中身がアリアでしたが)登場の巻?



……どうやら此処から逃げ出すのは、無理みたいです。


私はゆっくりスイーツを楽しむ事も、出来ないのでしょうか?


いい加減毎回絡まれるのも、面倒になってきました。

ほとんど聞き流していましたが、内容もエスカレートしています。

服を汚そうとしたり、突き飛ばそうとした事も、一度や二度ではありません。

それに彼女達から絡んでくるのに、私まで怒られるのは納得できません!

…………私へのおしおきは、おやつ抜きなのですっ!


ふふふ、食べ物の恨みは恐ろしいのですよ?

今日の分も含めて、覚悟して下さいね。


さて、前方でキャンキャン吠える虎さん(犬?)の、お相手(躾)をしましょう。

後方の狼さん(殿下)は、お兄様がいるので大丈夫でしょう。

ですが恒例の園遊会などとは違って、王家の思惑がある今日のお茶会で、騒動を起こすのは避けたいところです。


となると、魔法の出番です!

簡単なものなら、大丈夫でしょう。


私達の周りを、水の結界で覆いました。

これで外からは見えにくく、音も通しにくくなりました。

騒いで他の人を連れて来られるのも困るので、結界から出られないようにもします。


さあ、準備万端です。

今までの分も含めて、反撃させてもらいますからね?


今までと違う私の様子に、気付かない彼女達はいつもの様に攻撃し始めました。

「サマーセット公爵令嬢ともあろう方が、とても地味な装いですこと?」

「くすくす、場に見合ったドレスを選べないなんて。品性を疑いますわ」

「あら、センスがないだけかもしれませんよ、ふふふ」

「見て下さいませ、髪飾りも何て趣味の悪いこと!」

「まっ、本当に!いやですわ、センスのない方はこれだから…」


ぷつんっ


「い、今何か音がしませんでしたか?」

「え、ええ。した気がしますわ」


「ええ、皆様。わたくしの堪忍袋の緒が、切れた音ですわ」

「「「はっ?」」」

「ふふふ、わたくしの装いについてでしたわね?ちなみにこのワンピースは、マダム・マデリーンのものですの」

「えっ、王都で一番人気の?」

「ええ、そうですわ」

「っ、嘘に決まってますわ!マダム・マデリーンのドレスは、一年先まで予約で埋まっていて、我が家でも手に入らないんですもの!」

どうやらロザリア様は、マダムに注文を断られたみたいです。

「わたくしもその様にお聞きしてますわっ!」

「そうなのですか?サマーセット家には、お母様が呼ぶとすぐ来て下さいますので、知りませんでしたわ」

「っっ、嘘おっしゃいっ!」


確かにマダム・マデリーンのドレスは人気で、常に予約でいっぱいです。権力に媚びない方なので、無理やり作らせる事も出来ないはずです。でも我が家は、マダム・マデリーンのお気に入り(何やら創作意欲が増すらしい)なのです。だからお母様が連絡すると、すぐ来てくれるのです。


「お疑いでしたら、直接マダムに聞いて下さって結構ですよ?」

「……っっ!」

「髪飾りも、サンバートン宝石店の特注品と聞いておりますわ」

「…………」


サンバートン宝石店はグラナード王国建国時からある老舗で、上質な装飾品のみ扱う格式高いお店です。王家御用達なので、おいそれとは敷居さえくぐれません。

持ち物に拘る(絡まれる時必ず服や物の自慢話をしますので)彼女達に、その持ち物の良さで攻撃します。


でも、これで終わらせるわけにはいきません。

私が一番許せないのは、そんな事ではないのですから。


「このワンピースはお母様から、髪飾りはお父様やお兄様、シリスからの贈り物ですの。それを侮辱なさったのですから、それなりの覚悟がおありなのですよね?」

「「「!!!!!」」」

にこりと微笑み、宣戦布告します。


そう!そこなのです!

皆がくれた物を、あんな風に言うなんて!

……許すまじ……


「さあ、続きをどうぞ?今日は存分に、お相手いたしますわ」


あれ?

周りが少し、寒い?

彼女達もカタカタと震えながら、身を寄せあっています。

まあ、そんな事は些事ですね。


それより。

愛する家族を侮辱したツケは、きっちり払ってもらいますからね?















高飛車令嬢もとい、悪役令嬢再登場です。


前回はアリアでしたが今回はリフレシアです。


リフレシアは服や装飾品にこだわりませんが、大切にしています。

理由は家族や近しい人からの贈り物だからです。


自分が貶められても気にならないのですが家族や数少ない友人達が関わると人が変わってしまいます。

口調も態度もかなり高圧的でまさに悪役令嬢です。


悪役令嬢リフレシア……似合ってる様なそうでない様な。





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