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再会

「やっと見つけたぜ。兄弟。」

「ああ、以前、他の避難所でお会いしましたね。」隣のハルカが手を握ってくる。

「あの騒動の後、姿が見えなくて死んだのかと思っていたぜ。」

男は言葉とは裏腹に、にやにやしながらこちらの反応を窺っていた。

「兄さん、良い化け物がいると聞いたことはないか。外見がケンタウロスとオオカミの2頭の化け物だ。俺は、お二人がその良い化け物じゃないかと思っているんだが。」

「何を根拠にそんな突拍子もないことを言っているんですか。」

「俺は見ていたんだぜ。」假屋崎は嘘をついた。

隣のハルカの握力が強くなる。動揺しているのだ。

「もし、我々が良い化け物だったとして何か問題がありますか。」

「いや、俺は何も問題ない。ただ、ここの避難所の人たちはどう思うのかなと心配で。」

「その時は、また避難所を出ていけばいい。」隣でハルカがはっきり答えた。


假屋崎は言った。

「気を悪くしたら済まない。俺は久々に感動したんだ。何の見返りも期待せず、避難所を救い行方を眩ませる。そんな化け物が本当にいたんだと。このことは一切口外しない。約束する。出来れば、しばらくの間、一緒に行動したいのだが。」

「お前は誰で、何の目的で俺たちに近づくんだ。」


假屋崎は2人に、自分が自衛隊に作られたサイボーグであることを打ち明けた。

ハルカは始終疑っていたが、豪徳寺には假屋崎の気持ちがよく分かった。

社会においてよくある表と裏の事情が複雑に絡んだ結果がこの事態を招いていることを。

豪徳寺は、自分たちの行動を邪魔しない条件で假屋崎の同行を認めた。


ただ、豪徳寺とハルカは化け物と敵対するが、假屋崎の敵は自衛隊だ。同行していても目的が違うので共闘はできないだろう。


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