29:作戦会議
メリークリスマス皆様。
そんな夜は更新です。
「みんなごめん! こんな危険な山につき合わせちゃって」
テイリスはテーブルを囲んだ「バルニールの風」のメンバーに頭を下げる。
「困ったときはお互い様よ! 仲間なんだから!」
黒のローブを纏った小柄な少女リービアは庇う。
「ま、そういうこった」
長身のベスタは飄々とした態度。
「俺は金が手に入ればそれでいいぜ」
メビスタはニヤッと釣り笑い。
「あんたら、もっと真剣になってよ!」
「リービア。親身になってくれてありがとう。ベスタもメビスタもやる時は頼りになるから大丈夫よ」
「もぅ、これは久々にやってきた危険な任務よ! こうして滅多にやらない作戦会議を開いているのに」
「俺はやる事はいつも同じ」
と盾職のベスタ。
「臨機応変。現場で情報収集」
と斥候のメビスタ。
「どういう場所で、どういう形で攻められるか確認しないと!」
「ふふふふっ。久々ね、この感じ。ランクが低いときは良くやったね」
「もー! テイリスまで!!」
「おそらく、レベリスト山道で待ち伏せ出来るのは3ヶ所だ。岩陰の多いここと、ここ。あと山道と崖の高低差のあるここだ」
メビスタは地図を広げ、指を刺しながら喋る。全員が指先に視線を向けている事を確認しながら、話を続ける。
「おっちゃんの話を聞く限りじゃ、高低差のあるここが可能性が高い」
「ど、どうしてよ」
「言ってたろう。荷馬車だけ破壊することもあると。とすれば、反撃を受けた際に飛び道具で優位に立ち、目的遂行と生存確率の高いこの立地が条件に合う。最悪魔法と弓だけの奇襲でいいのだから」
「馬車を加工する必要があるな。鉄板で覆って、帆を被せて偽造するか」
「魔法対策はどうする? そこまですると分け前がかなり減るぞ」
「リービアが何とかするってことで」
「ちょっと! なんで丸投げなのよ!! て言うか、命と金どっちが大事なのよ! 魔法を舐めたら死ぬわよ!」
「俺らは魔法は専門外だからよ」
「せめて、魔術師の数と使う魔法の種類がわかれば……」
「怖いのは火属性と雷属性だな。あとは俺らでどうにかなる。闇属性は破壊に向かないし、この間ダンジョンで見つけた異常耐性が上がるマジックアイテム見つけたし、どうにかなるな。ベスタのあの盾の鑑定結果でたのかよ」
「あぁ、どうやら魔術耐性のある盾だった。今回はそれを使う」
「いいね! 見えてきたな」
「雷属性はかなりレアよ。魔術界でも名が知れるわ。そんな手がかりが残るような魔術師を工作に使うのはリスクが大きい。火属性だけでいけばこちらも何とかできそうよ」
「やっぱり皆がいると頼もしいよ」
テイリスはにこやかに感謝の意を表した。
男子の途中からやる気出す感じ。音楽祭思い出す~
恥ずかしい。たるい。反抗心の三点セット炸裂!




