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          7 貧民

 貧民の若い女性から150人採用する。若い女性の姿のアンドロイドが説得しても中々納得は得られない。

            7  貧民


 マリエールは別に貧民を積極的に受け入れたいと思っているわけではない。ただ貧民の若い女性は誘拐されやすいという現実から救いたいと思っただけだ。若い貧民の女性を納得させて連れてくるのは結構大変な事だ。説得するだけで納得する事は先ずない。アンドロイドが若い女性だからと言って信用されるわけではない。孤児の場合は信用される場合もあるが大抵は仲間がいる。仲間も混じえて話し合いになる。金の支払いの話しになる事がある。仲間を売るのかという話しになって頓挫する事が良くある。その点では家族がいる方がまだいい。お金の話しになっても本人が諦めるから。マリエールはアンドロイド達に、

「無理に連れてくる事はないわ。本人達に選択肢を与えるだけよ。」

今の所10人当たって2人か3人だ。それでも100人を越えた。予定は150人だ。もう一息だ。マリエールは、

「これからは人を選びましょう。様子をみて良かったと思える人を選びましょう。」

そんな人物いるとは思えないがとにかく気立てが良くて容姿が人並み以上の貧民の若い女性を当たった。中には噂を聞いて自分から申し出る者もいる。基準に当てはまるなら拒む必要はない。嫌々応じたり諦めめて応じるよりも自ら応じる者の方が好ましい。

 最終的に150人の貧民の若い女性の採用を終えた。お菓子配りももうマリエールしない。アンドロイドに任せた。何故150人かの言えば彼女達に相応しい仕事がそれだけだからだ。付与魔法をかける人数がそれだけという理由もある。

 例えばマリアンヌ14歳はジュエリー工房だ。付与魔法かけてもらったが綺麗に宝石の加工ができない。ラウンドブリリアンカットはおそらくダイアモンドのカットとして最高のものだ。先輩の技術をみてダイアモンドを複製して練習する。技術の差は明確だ。先輩は、

「力の加減がまだ不揃いなんだよ。100回打って100回とも同じ力でないといいジュエリーにならないよ。」

そんな事言われなくても判っている。悔しい。練習不足だ。目標は明確で見本がある。こんな経験始めてだ。真剣に練習して目標を達成しょう。

 キャサリンは居酒屋に先輩と配達中だ。先輩がお客様に、

「今日のハイボールは、ウィスキーをジンジャーエールで割った物です。酎ハイはウォカにぶどうの果汁を混ぜ炭酸水で割った物です。スパークリングワインは白ワインを炭酸水で割った物です。それぞれ10度、7度、11度です。飲み易いのに度数は意外と高いです。エールやビールと同じ勢いで飲んだら酔つぶれます。お客様に一言注意してあげて下さい。」

キャサリンは勉強になると思った。父親は何時も飲んだくれていた。お酒なんか無い方がいいと思っていた。だけど楽しい飲み方があると知った。感謝しかない。

 テレサ12歳はワイングラスを作っている。お気に入りの一つができれば後は複製で幾つでもできる。だけどそのお気に入りの一つが中々できない。見本の品はあるが中々できない。先輩は、

「息の吹き込み方にムラがあるようだね。見本を見せるからそれを手本にしてやってごらん。」

幸い手本を見て上手くいった。ありがたい事だ。 

 テレサはワイングラスに挑戦している。思い通りにいかない。先輩が手本を見せてくれた。手本通りやっら成功した。

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