4 商売
第一王妃のジュエリーを複製した。かなり高額なジュエリーだ。複製と共有アイテムボックスとアンドロイドで大きな商売ができると言う。
4 商売
マリエールとアンドロイドは共有アイテムボックスがある。当然アンドロイド同士のアイテムボックスも共有だ。複製とアンドロイドと共有アイテムボックスを伝えば大きな商売ができるとハロルド商店の店長に言われた。最近第一王妃のジュエリーを見せてもらった。複製してきた。これを更に複製するだけで大金が手に入る。売りに行くついでに宝石店のジュエリーや宝石を複製すれば一石二鳥だと。商店の品物を複製するのは始めてではない。お店のお菓子を複製しているのだ。主に貧民の子どもに配るために。元手入らずで犯罪性もない。たかが菓子だ。しかしジュエリーや宝石を商店で複製してもいいのだろうか。ハロルド商店の店長は、
「王宮の物を複製するのと宝石店の商品を複製するのと何が違う。どっちも複製していると判らないように複製するだけだろう。お前でもばれずに複製できる。アンドロイドがばれるはずないだろう。」
もっともな話しだ。第一王妃のジュエリーを21個複製した。20個がアンドロイド達が売りに行く分でもう一つがハロルド商店の店長に売る分だ。ハロルド商店の店長は、
「商売の秘訣を教えたんだ。ただで寄越せ。」
と言うが、マリエールは、
「王女に向かって何たる言い草。無礼討ちにするわよ。」
と言った。結局予定金額の半額で決着した。
マリエールにとっては、貧民の子どもへの菓子配りも商売もただの娯楽のようなものだ。ただ複製、アイテムボックス、アンドロイドと言う強力な魔法があるが故の娯楽だった。王女であることも所詮娯楽のようなものだ。第七王女という責任のない立場の3歳児に期待する事も期待する者もいない。ちょっと3歳児にしては頭が回るのはご愛嬌というもんだ。誰も真剣にマリエールの相手をしていないしマリエールも相手をしていない。皆がマリエールに、菓子をもらえる時の貧民の子どものするように愛嬌を振り撒くしマリエールも愛嬌を振り撒く。対人関係を上手くこなす事が得意なマリエールは人に好かれる。可愛い事は武器になる。可愛い子どもと可愛くない子どもを比べれば可愛い子どもを選ぶ。マリエールは可愛い。天性の物だ。その顔立ちその笑顔、そのしぐさその口調。愛されるために生まれてきたような彼女は見る人を笑顔にする。流石はプリンセスと言うけど、マリエールは特別だ。美少女になる事を約束された容姿は人を惹きつける。
共有アイテムボックスには大金と宝石、貴金属、ジュエリーなどが入っている。マリエールは、ハロルド商店の店長に、
「お金儲けはもういいわ。店長はまだやりたい事あるのかしら。」
やり過ぎは良くないような気がする。特に目的があるわけではない。幾ら共有アイテムボックスとは言え、使途不明金はあまり多くない方がいい。
「宝石、貴金属、ジュエリーを複製して商業者ギルドに買い取りしてもらう所までが一連の流れだ。俺が商業者ギルドの会員だ。アンドロイド一体借りて手数料もらえば行ってくるぜ。」
手数料を決めて各アンドロイドが持ち込んだ宝石類は各アンドロイドが複製してマリエールはマリエールが持ち込んだジュエリー類を複製して準備ができた。店長と一緒に商業者ギルドに行くアンドロイドを決めた。
各アンドロイドに宝石店に第一王妃のジュエリーを売り込む。宝石店の商品を複製する。再度複製して商業者ギルドに売り込むのが一連の流れだ。




