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最強の剣の継承者〜その剣、俺が超えてやる  作者: 元始名
第一章 最強へと踏み出した第一歩
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王との会話

SIDE--リオン


ヘリウスさんは レオナルド陛下を任せた と言って外へ出て行った。


「話を戻しましょう。陛下、自分に会いに来たと言う事は何か御用があったのですね。」

ヘリウスさんを見送った後、オレは視線をレオナルド陛下の方に向けた。


「御用て程のものでも無い、ただ君に興味を待っただけ。だからジュリオと通して君に 空いた時間で良いお城に来る様に と伝えた筈だが、君が中々来ないから私の方から会いに来た。」

レオナルド陛下もオレの方を見て何故か嬉しそうな笑みを浮かびながら、返事をした。


「はぁ、確かにジュリオさんからそう聞いてますが、ここ数日用事が続いているので時間を取れませんでして、だから…」

陛下の言葉を聞いてオレはようやく以前ジュリオさんから聞いた事を思い出し、苦笑いしながら弁解しようとした。


「構わないさ、空いた時間で良い といったのは私の方だ。それにこっちから会いに来て早々面白い事が見れたのだ、責めたりはしないさ。」

苦笑いをするオレと対照的にレオナルド陛下は輝いている様な笑顔を絶やさずいた。


「なぁ、クリス、俺のほっぺをつねってくれないか?」

さっきの一瞬の出来事を忘れず、あれからずっと手に持つ火陽刀ソウルを見詰めていたレクスは隣で同じ様に自分の持つ水陰刀ルンを見詰めているクリスに聞いた。


「えっ!どうしたの、お兄様?いきなり何を言い出すの?」

レクスがいきなり言い出した要求にクリスは驚いた。


「いやさ、リオンから刀を貰ってばかりで魔将の、それも魔将の中で唯一この王都の防衛を任せたあのヘリウスさんの一撃を耐え、その上に武器を破壊したんだ、夢を見ているとしか思えないんだ。」


レクスは依然として夢だと思っている様に、少し気力が無い感じに言葉を発した。


「そうは言ってもっ」

レクスがさっきの様な要求をした訳がわかっていてもクリスは躊躇した。


「大丈夫だ、レクス。これは夢では無く現実だ。確かに全力じゃないとは言え自分やり強いものの一撃を受け止めた事は信じ難いものだが、これは紛れも無い真実だ。君の鍛練の成果だ。」


かつて感じ事があるからが故にオレはレクスの今の気持ちを知っている。だからオレはレオナルド陛下からレクスの方に向け、クリスが話す途中で割り込み、そうレクスに告げた。


「そうですわ、お兄様。きっとわたし達はそれくらい強くなっているからですわ!」

オレの言葉に共感して、クリスもレクスと自分自身が強くなれた事が嬉しく思ってる様な笑顔を見せた。


「そうか、俺は強くなれたんだ。」

レクスは囁き、また手に持つ刀に目を向けた。


「陛下、少し此処から離れて話しましょう。」

オレはレオナルド陛下にそう提案した。


「……そうだな、そうしよう。」

陛下は隣で一剣士らしく己の刀を夢中になっている二人を見て、そうオレに答えた。


道場から離れて、オレとレオナルド陛下は少し前にある空き地にで足を止めた。


「それにしてもさっきは驚かされたね。まさかあのヘリウスがレクスを襲い掛かるとはな、何よりもレクスが()()ヘリウスの一撃を受け止め、その上であいつの得物を壊すとはな。」

足を止めた途端、レオナルド陛下は口を開けた。


「すみません、自分は最初から知っていましたが、まさか陛下を驚かす事になるとは。」

オレは頭を下げて陛下に謝った。


「はは、面を上げたまえ、そんなに気にしなくて良いのだ。私は予想外だと思って、そう言う驚きだ。責めてる訳では無い、寧ろ君を称賛したいのだ。」


許しが出るまで頭を上がろうとしないオレを見て陛下は笑った。嘲笑うのでは無い、何か楽しそうに笑い、オレに頭を上げる様にと手を伸ばし、オレに説明した。


「称賛?自分をですか?」

称賛される事はした覚えは無く、オレは不可解に頭に疑問が浮かべた。


「あぁ、君を だ。レクスがこれ程までに成長したのは君が教えているからだろう。クリスの今の力については詳しくは知らないが同じく君から教わっているのだ恐らくレクスと大差は無いと私は思った。」

レオナルド陛下はそう付け加える。


「確かに自分は教えていますが、努力したのは二人の方で自分は本当にただ口を動かしただけです。」

オレは弁解する。


「以前の二人の力も良く知らないが、その父ジュリオを基準に考えれば大体の予想がついた。魔法を重点に置いてその上で少しだけ体術を覚えただけくらいだろう。そんな二人を魔法なしであのヘリウスの得物を壊すくらいにまで強くしたのだ、称賛すべきだと私は思うのだ。」

陛下はそう続けた。


「いいえ、ですから自分はっ」

謙遜では無く、本当に何もしていないからオレは否定しようとした。


「流石は緒方一刀流だな。」

オレの言葉が耳に入って無い様に陛下は嬉しそうに言葉を口にした。


「はぁ、そこで何故流派に関わるのは知りませんが、此処で少し話を変えましょう。」

丁度用事があるからオレは話題を変えようとした。


「ほぉ、私に何か用事があるのか?」

陛下は直ぐにオレが用事がある事を見抜き、笑みを浮かべた。


「はい、実は今の緒方一刀流について聞きたいのです。陛下はこの国の国王です、何か知ってるのでは無いかと。」

オレは質問を口にした。


「緒方一刀流についてか?それなら君の方が詳しいのでは無いか?その流派の使い手の君が。」

陛下は聞き返して来た。


「いいえ、自分はこの十数年間ずっと人の世から離れて暮らして来たから、正直今の緒方一刀流について殆ど知らないのです。」

オレは答えた。


「そうだったのか……興味本位で聞いてみるが、何処に暮らして来たかね?」

レオナルド陛下は頷き、少し考え込んでからまた聞いて来た。


「はい、此処王都から離れた所に 聖天の谷 と呼ばれた場所です。」

オレはそう返した。


「聖天の谷?何だが聞き覚えのある様な無い様な……まぁ、それで君が聞きたいと言う 今の緒方一刀流について だが、君から話を聞いたのに悪いがそれについて詳しくは知らないのだ。」

レオナルド陛下は少し申し上げなさそうに言葉を発した。


「あのどう言う事ですか?今でもこの流派がかなり有名で、その全ての使い手の名が知り渡っていると自分は聞いてますが?」

以前の話とは少し辻褄が合ってないような気がしたオレは陛下にその答えを求めた。


「かつての剣神と謳われるマギウスが居なくなってから大陸各地の緒方一刀流の道場が一気に無くなり、その後はずっと新しい道場が開かれいない。()()その数名しかない使い手の名は大陸全土に知り渡っているが、詳しい消息は誰も知らない...いや、一人を除いけば、他の誰もがただ名を知っていてその姿すら知らないのだ。」

陛下は丁寧に説明してくれた。


「そうですか...では、そのだった一人どは誰なのですか?言い直したと言う事は知っている人物ですね!教えて下さい!」

べオルフとの約束を果そうにも目標の位置が知らないならやり様が無いと焦っているオレは見えたこの唯一の希望(手係り)に食い付き、無礼云々などを忘れ、レオナルド陛下の肩を掴み、答えてくれ と迫った。


「あっ、あぁ、その人物とは王国一の腕を持つ鍛冶師、スミスの事だ。大陸でも指折りの凄腕で、その上であの緒方一刀流に使う特殊な形をしてる剣‘刀’の製造法を知ってるたった数人の内の一人だ。そんな彼が刀を重視している緒方一刀流に少なからず繋がっていると私は思って居る、いや確定している。」

オレに気圧され陛下は少しポカンとしたが、話してる内に少しずつ落ち着きを取り戻した。


「スミスさんが?まさか!?」

レオナルド陛下から聞けた答えにオレは驚いた。

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