表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最強の剣の継承者〜その剣、俺が超えてやる  作者: 元始名
第一章 最強へと踏み出した第一歩
49/69

続行

SIDEーーリオン


クリスとレクスの二人がきっちり休憩を取り、疲れを取る。


さっきの二人のやり取りで互いに少し気まずそうにしていた。


そんな状態で時間だけが過ぎていき、昼食の時間になった。


「リオン、昼食を食べに行くか?」

レクスも時間に気付き、オレに聞く。


「あぁ、屋敷から行き来するのはそれ程時間掛からないが、折角だし王都で撮ろうと思う。だからその言葉に甘えさせて貰う。」


「そうか、クリスも来るだろう?なら俺のおすすめの店に連れてってやるぜ。」

レクスはニヤリと爽やかな笑顔を見せた。


「おすすめ?」


「お兄様、あれの事ですか?」

クリスに心当たりがあったようだ。


「そう言えやクリスは行った事があったな。で言うか あれ 言うな!あそこだって立派な店だ、物みたいに言うな!」

レクスが怒った、ただおすすめの店があれ呼ばわりされただけでだ。


「はいはい、分かりましたらわ、あのお店…これでいいでしょう?」

クリスは如何にもレクスを誤魔化すように軽くあしらう。


「おまっ!」


「なぁ、レクス。おすすめの店て美味しいのか、そこ?」


二人の間にオレは割り込んだ。


「おぉよ!この王都に来たからには、一度はそこに足を運ばないと レギオン に来た事がある とは言えないからな。味は保証するぜ!」

レクスは自分の事のように誇らしげな表情でオレに語りながら親指を立たせた。


「ならそこに案内してくれ、本当に君が保証した通りである事を期待する。」


「おぉ!絶対に後悔はさせねぇからな、付いて来い!」


レクスはかのおすすめの店へ向かい、先頭を歩いていく。オレとクリスはその後を追って付いて行った。



レクスの案内の元オレとクリスは十分くらい歩いてようやくそのおすすめの店とやらの前に辿り着いた。


レクスが住んでいる兵舎とはそんなに距離はないが、その居場所が偏屈な所で、そこに着くのにまるで迷路の中を歩くように多くの曲り角を通り過ぎ、幾多もの分かれ道を通らなければならない。


正に人の方向感を麻痺させる迷路だった。でも行き着けの店として良く通っていたレクスの案内で何とか無事に辿り着く事が出来た。


【タガオ】


店の玄関の上に看板が立っていて、そんな三つの文字が大きく看板の上に横で書かれている。


「おがた?」

看板の上にある文字を見て、言葉が勝手にオレの口から出た。


「おっ、良くそれが分かったな。普通なら たがお て左から右の順で読むなんだけど、ここの大将の話ではこの看板は右から左の順で読むらしい。まぁ、結局誰もがそれを分からずに左から右の順で たがお で呼んでいるけどな。」

レクスは理解者でも見つけたように、オレに詳しく説明した。


「えっ、このお店 おがた で呼ぶの⁉︎わたしはてっきり タガオ だと思いましたわ。」

クリスはレクスの話て自分自身が今までに間違った呼び方をした事に気付き、思わず口を大きく開き、淑女の嗜みを身につけて居るクリスは直ぐに手で口を隠した。


「なぁ、レクス。この オガタ てどう言う事だ?」

オレの中にちょっとした予想を立てて、それを確認しようとレクスに聞く。


「まぁ、その事は中に入ってこの店の大将に聞いた方が良いな。一様知っては居るが、何分あの大将の事だから俺の口から話すのは野暮と言うものだ。」

レクスはさっきのようにヘラヘラとした顔を仕舞い、初めて見たシリアスな顔をした。


「そうか、なら本人に聞く事にしよう。」


「じゃ先ずは中に入ろう…ほらクリスも。」


レクスは店のドアを開け、オレが先に中入った後に後ろでただ立ったてるだけのクリスをも中に連れ込んだ。


店の中は 偏屈な立ち位置してる店と想像してた程に汚れてはいないが、決して綺麗に片付けられて居るものでもないのだ。


幾多もの窓があるにも関わらず、外から光が差し込んで来ない。その代わりに店を照らしているのは高く吊り下げた明かりをつけるための魔道具 ランプ だ。


程よい大きさのこの店を ど真ん中と四つの角そしてカウンターを照らす六つの ランプ が照らし、丁度眩しく感じがしないオレンジな光が店の中に行き渡る。


しかしながらその光が完全に店の隅っこまでに届か無くてより一層濃くなった影が角を覆った。


「よ、大将!また来てやったぜ!しかも二人も連れで来たぞ!」

店の玄関のドアから入り真正面にあるカウンターの中に何かを片付けている一人の老爺に向かってレクスは大声で挨拶をした。


「うん?なんだ、レク坊か。いつも言ったろうが!大声を上げ無くとも聞こえておるわ、他の客の邪魔だ!」

老爺 レクスが言っていつ大将がレクスをレク坊と呼び、客の邪魔だから大声を上げるな と向こうからレクス以上の声で叫んだ。


「悪りぃ悪りぃ♪済まないな、皆!」

レクスはカウンターへ向かいながら、店の中に居る他の客達に詫びを入れた。


「あの老人がここの大将か?」

レクスの後ろにオレとクリスが付いて行き、オレはレクスに確認を取ろうとした。


「あぁ、あの人がこの オガタ の大将で、その名も マサユキ・オガタ だ。」

レクスは肯定し、大将の名前を教えてくれだ。


他の客達からオレ達を見る視線を幾つもある事にオレは気付き、しかし数秒も待たずにその視線がオレ達から離れた事になった。その間にオレ達カウンターの前に着いた。


「今日は遅かったじゃねぇか、レク坊。」

今度は音量を下げて大将はオレ達の先頭に立つレクスと挨拶を交わす。


「ちょっと事情があってな…それよりいつもより人が少なくないか、大将?」

レクスは周りを見渡して、置いてある二十くらいのテーブルに四つだけが人が座って居る事に気付いた。


「まぁ、知ってる通りに 昨日、この王都 レギアス に一頭の竜が襲って来たでな。」

大将は直ぐにレクスの言いたいことが分かり、原因を説明し始めた。


「あぁ、当然知ってるさ。なんだってこっちにも出動命令が出されてるからな。」


「それもまた…まぁ、結局竜は撃退されたようだが、噂に聞くに、あの竜がただの竜じゃなくで古竜だってな。あの竜が戻って来る事に怖がって腰抜け共は今朝にこの都から出て行ったわい。全く、情け無い話だ!」

大将は片付けをしてる手を止めずに説明を続けた。


「だから今日はこんなに空いているのか…まぁ、それよりだ、大将。」

レクスは大将の説明に納得して、話を変えようとした。


「どうした、レク坊?」


「レク坊 て…まぁ、それより今日は話のわかる奴を連れで来たぜ、大将。」

レクスは少し レク坊 と言う呼び方に躓き、それを忘れるように頭を振り、言葉を続けた。


「うん?…おぉ、これはクリス嬢じゃねぇか、久しぶりだな。」

大将はレクスの右側にに立っているクリスに気付き、古い友人でも会えたように、嬉しそうな笑顔を見せた。


「ご無沙汰しております、大将さん。」

クリスは律儀な言葉遣いで挨拶をして、軽く一礼した。


「相変わらずに律儀なお嬢だな、大将にさん付けとはな。うん?もう一人いるな、こっちは知らない顔だな。…わしがこの オガタ の大将 マサユキ・オガタ だ。坊主、名は?」


大将はレクスの左側にいるオレの方を見た。


「オレは リオン だ。あの看板の上にある文字 オガタ は大将 あんたが書いたものなのか?」

オレは興味本位で大将に聞いた。


「成る程、レク坊が言っていった話のわかる奴とは坊主の事か。…まぁ、聞いたなら教えない事は無いが、先に注文取ろう、うちの料理を食べながら話を聞かせよう。」


大将は真剣な顔を見せて、オレ達の注文を取った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ