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最強の剣の継承者〜その剣、俺が超えてやる  作者: 元始名
第一章 最強へと踏み出した第一歩
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読心術?

SIDEーーリオン


ベオルフとファフニールと別れた後、オレは自分自身が編み出した技を駆使して、空を駆け抜けて行く。


約二時間後


オレは空を蹴り加速して、そしてジュリオさんの屋敷から少し離れた場所に着地した。


「はっはっ、くっ。すーはー、すーはー。」

手抜きせずに本気を出しで一時間半も走り続けた事で流石のオレも息を荒くした。


オレは息を全部吐き出し、そして息を止めて少しの間を置いた。十数秒が過ぎ、オレは息を止めるのをやめ、数回の深呼吸をして荒くなった息を整えた。


「久し振りに良い汗をかいた。」

オレは走り抜けた今は少し夕焼けし始めた空を見上げた。


夏の最後の一月もう半分が過ぎ、夏の匂いが薄くなり、秋の気配が感じ始めた頃だ。


長い白昼が短くなり、沈み始めた太陽が白かった雲と蒼かった空を赤く染め上げた。山の合間に涼しい風が火照った体に吹き込み、中々に気持ちよかった。


「気持ち良い風だ。…うん?」

涼しい風を堪能してるオレは背中から視線を感じ、振り向いた。


「あら、帰って来たの、リオン。」

一人知ってる女の人が笑顔を見せた。


「はっはい、えーと、ただいま、マリアさん。」

美人のマリアさんの笑顔にオレ少し気恥ずかしい感じがした。オレは返事を考えながら、それを言葉にした。


「…えぇ、お帰りなさい、リオン。」

オレの言葉に驚いたのか、マリアさんは少し間があって、笑顔と共に返事を返した。


「えーと、こんな所で何をしてるのですか?マリアさん。」

久々の お帰り の挨拶に少なからずに気恥ずかしい感じがして、話を逸らすようにマリアさんに聞いた。


「あら、もちろん此処に来たのは他でもないリオンを迎える為よ。」

あたかも当然のように答えるマリアさん。


「えっと、マリアさん。さっきまで気配が感じていないのですが、いつからそこに居たのですか?」

気配の察知に少なからずの自信を持っているオレ。一様確認を取る為にマリアさんに聞いた。


まぁ、どんな答えるが返されても不可解を感じる一方だけどな。


「もちろん今さっき着いたばかりよ。」


何かもちろんなのかさっぱりわからない。そもそも だ、それはそれで疑問を感じた。


「あの、オレはジュリオさんやクリスに今日中に帰ってくる と言いましたのですが、詳しい時間まで言ってません。そもそもオレ自身もいつ帰って来れるのかも分かってないのですよ!何でマリアさんはピンポイントに此処に居るのですか?」


「それは魔法師だから?」

オレの質問にマリアさんは何故か疑問形の返事を返した。


「あるのですか、そんな魔法?」


「えっ、あるのかしら?少なくとも私は知らないわよ。」

オレの聞き返しにマリアさんは少し思案して、答えた。


「じゃどうやってそんな正確な時間に迎えに来れるのですか?」


「あら、それはきっと私がすっとリオンのことを思っていたからよ。」


「…あの、ひょっとして…オレの事からかってます?」

面白がって片方の眉を上げたマリアさんにオレは聞く。


「あらまあ、バレじゃいました。そうなのよ、リオンて中々から甲斐があるからつい、ね。」

マリアはバレた事に躓き際もしない、開き直って本音を言った。


これが本音であって欲しいようで欲しくないな。


「えっと、外は冷えて来てるので中に入りませんか?」

オレは話を逸らし、無理矢理話題を変えた。


「あら、そうね。続きは中で、暖かくて観客もある中で続きましょう♪じゃ、中に入ろっか?」


…続きをやるんだ、マリアさん。


「もちろんやるわよ、続き。」

マリアさんは屋敷の方に向かいながらまるでオレの心を見透かす様に話した。


「…あの、心を読める魔法とかあるのですか?」


「あるわよ、私は使えないけどね。」

オレの急な質問に予想外の言葉がマリアさん口から零れた。


「でもさっきオレの心を完全に読んだような事を言いましたのですよ!」


「うん?あぁ、それはリオンが分かり易いからよ。さっき私が中で続きをやるて言ったらじーと目でこっちを見たんだから、それで何を考えてるのかをはっきりわかったのよ。」

またしても予想外の返答だった。


分かり易い?それはオレの事か?そんな筈はないんだけど。はっ、まさか前にクリスにも心を読まれたのはその所為なのか?


…そうなんだ。オレて分かり易いんだ、はぁはぁは…はぁ。


オレは考えながらマリアさんの後に続き、数歩歩いて、心の中で溜め息をついだ。


いや、待てよ。別にオレが分かり易いんじゃなくてこの二人が人の心を読むのに長けている可能性も…うん!絶対そうだ。


更に前へと進み、立ち直った。


「うふふ♪」

マリアさんは振り返り、後ろに居るオレを見て笑いを零した。


「あの、どうしたのですか?」

余りにも嬉しそうに笑うマリアさんにオレは聞いた。


「うん?何も無いよ。ただ…」


「ただ?」

話の半分で途切れ笑顔を見せ続けて来るマリアさんの言葉をオレは思わず真似てしまった。


「ただリオンが私の言葉に落ち込んたり、そして私が人の心を読むのが上手いと思ってまた立ち直ったのが面白く感じだだけよ♪」


…又読まれてしまった!然もほぼ完全にあってる!


「あっ、今 読まれた て思った。」

マリアさんは止まらない。


…マリアさん読みに長けでいるが、やはり…オレて分かり易いんだ。


「あら、又落ち込んだね。」


………そんなに分かり易いんだオレ……考えるのをやめよ。


「今 考えるのをやめ と思ったね♪」


……………


オレは考えを捨て、少し重い足取りでマリアさんの後を追って前へと進んだ。



更に二時間が過ぎた。


オレは他の人に挨拶しないまま自身の部屋へ戻り、重たい気持ちを無くす為に少しの間休憩を取った。


時間が経ち、一人の侍女がオレの部屋のドアにノックをして、オレに 夕食が出来た と伝えた。


オレは軽く支度をして、食堂へ向かった。



「うん?帰って来たのか?リオン。」


オレが食堂に入り、席に着いた。それとほぼ同時にジュリオさんも入って来た。


「はい、実は少し前に戻って来たのです、ただちょっと疲れを感じだので部屋で休みを取って居ました。挨拶も行かずにすみません。」


ジュリオさんもいつもの席に着いて、オレは頭を下げてジュリオに謝った。


「あぁいいんだ、それより大丈夫だったか?」


「はい、大丈夫です。帰りはオレが自分の足で走って来たのですけど、疲れは部屋で休んで取りましたし、他に怪我とかはありません。」


「そうか?なら良い。…で、事情を話してくれないか?リオン。」

ジュリオさんは真っ直ぐオレを見て、聞いた。


「もちろん話します、でも折角ですから食事しながらお伝えます。」


「そうか、まぁ良い、話が聞けるならな。」


「あら、お帰りなさい、リオン。」

マリアさんが入って来て、その後ろにクリスが居る。

マリアさんはいつもの席に向かい、後ろに居るクリスは何も言わずに自分自身の席に向かう。


「あの、マリアさん。これ迎えに来てくれた時に交わした筈ですよね。」


「大丈夫よ、貴方は返事をすればいいの。はい、じゃ返事は?」

マリアさんはまるで子供を教え込む感じで、オレに返事を求めた。


「はっはい、えーと、ただいま、マリアさん。」


「ほら、クリス、貴女も言いなさい。」


オレから欲しい返事を聞き、マリアさんはすぐに視線をクリスの方に向き、彼女を催促する。


「……」

マリアさんがクリスに何を言わせたいのかわからないが、クリスは何も言わずに黙ったままだ。


「えーと、ただいま、クリス。」

一様マリアさんに返したのと同じようにクリスに言った。


「…おっお帰りなさい、リオン。大丈夫だった?」

クリスの声が少し小さく感じたが、はっきりと拾え事が出来た。気の所為か、クリスの顔に少し赤いように見えた。


「あぁ、前に言ってた知り合いがあの竜なんだ、付いて行ったのはあいつにちょっとした用事を頼まれたんだ。ちゃっちゃっと行って、用事を済ませてから帰って来るだけの事だったから、疲れはあるけど、それ以外は特にない。」

それなりに心配を掛けたようだからオレはクリスに説明した。


「なんだと!?リオン、君はあの古竜(エンシェントドラゴン)を知ってるのか!?」

オレがベオルフに付いて行った時にその場に居たジュリオさんは驚かずに聞いて来た。


「はい、えーと実は…あの料理が冷めるので、食べながら話しましょう。」

オレは話そうとする時に侍女達が料理を運んで来た。


「...そうだな、先ずは頂く事にしよう。」


ジュリオさんの言葉でオレ達はナイフとフォークを取り、夕食を取った。


食事を進みながらオレはべオルフとの出会いを軽く説明し、今日べオルフとの話や後で会ったべオルフの息子のファフニールとの事もそれなりに詳しく話した。

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