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最強の剣の継承者〜その剣、俺が超えてやる  作者: 元始名
第一章 最強へと踏み出した第一歩
35/69

「こっこれは、まさか!?裏奥義(うらおうぎ) 斬鉄(ざんてつ)!?」

スミスさんは大きく目を見開いたまま口を開けた。


「何なの、その裏奥義で?」

クリスはオレに聞いてくる。


「それはオレがこれから教える流派の奥義の中のちょっと特殊な奥義の事だ。」


「ふぅん、じゃ 斬鉄 は?」

何故かその二つをバラバラにして聞いてくるクリスだった。


「あぁ、それはさっきオレが使った技の名前だ。そうそうジュリオさんの バリア を斬り裂いたのもこれな。」

前にも聞きに来た事を思い出し、それを合わせてクリスに答えた。


「この 斬鉄 で言う技かそうなの?ねぇねぇ、この技はどうやって放つの、わたしに教えて!」

クリスは興味津々でオレに 教えて て急かす。


「これは鍛練を積まないと出来ない技だ、だから……ま まぁ、どうやって放つくらいは教えてやろう。」

最初は後に教えるつもりで今教えてもしょうがないと言う姿勢だったオレだが、クリスの好奇心とも言えるキラキラと輝く目に耐え切れず、どうやって技を放つだけを教え事にした。


「この ざっ」


「斬鉄 緒方一刀流(おがたいっとうりゅう)の裏奥義の中でどんなものでも斬り裂く為に編み出した技。」

オレが発する言葉よりも先にスミスさんが 斬鉄 の説明をした。


「......」

何故スミスさんは知っているか分からずに居るオレは黙してただスミスさんを見定めた。


「神速の斬撃を放ち、更にその一瞬で数分数釐のズレもない神速の斬撃を重ね、あらゆるものを斬り裂く。」

スミスさんは更に正確にその技の秘密を言い出した。


「……スミスさん、やっぱり 斬鉄 を知っているのですね。では、今度オレから聞いて貰います。どうして貴方は伝われていない()の 斬鉄 の秘密を知っているのですか?」

オレは真剣な顔でスミスさんを見る。


「ふん、そう言うてめえこそ、何故その技を知ってる上に使える?」

スミスさんがオレに聞き返してくる。


「それはオレが緒方一刀流(おがたいっとうりゅう)の四代目師範だからです。貴方はどうですか?」


「四代目師範とはよく言うな、三代目のアイツが居ないのをいい事に勝手に名を上げた屑風情が!」

スミスさんは気を荒くして、オレに当ててくる。


「……三代目とは マギウスさん のことですか?」

まさか マギウスさん の知り合いか何かかな と思ってしまうオレはスミスさんに聞き返す。


「えっ、誰?マギウス て?」

オレとスミスさんの話について行けなかったクリスはオレとスミスさんに質問した。


「流石に知っているな。あぁ、そうだ、かの流派の三代目にして史上最強の男 マギウス の事だ!」

マギウスの名に反応し、スミスさんはより熱くなった。


「知っていますとも、その人から剣を学んで、この緒方一刀流(おがたいっとうりゅう)四代目師範を直に授けてくれだんだから。」

本当にあの人の知り合いだとオレは思い、スミスさんに話す。


「戯言を抜かすんじゃねぇ、奴が死んで何百年経ったと思ってる!人間にしか見えねぇてめぇが奴の弟子な訳がねぇ!」

オレの事を信じずに不審がるスミスさんは叫ぶ。


「では経緯を説明しますから、落ち着いて聞いて下さい。」


オレはスミスさんに話した。


オレが聖天の谷に落ちた事、その中で マギウスさん の()と出会った事、そして マギウスさん の記憶から剣を学んだ事も全部スミスさんに話した。


最初にこれらの話を聞かせるのは自分の両親か、剣を教えているクリスかのどっちか と思ったオレだが、まさか最初に話した相手が マギウスさん の友人 ()()だったとは、流石に予想外だった。


スミスの名はマギウスさんの記憶の中にも数回見た事がある、しかしまさかまだ生きていてその上出会うことができるとは流石に思ってもいなかった。


ついでに言うとスミスさんがまだ生きているのは種族的に人間ではない故に非常に長生きだ。スミスさんは人間とエルフのハーフで寿命的にまだまだ半分くらいしか生きていない事だと。少し新鮮に感じた。


スミスさんとオレの話しが終わった後、スミスさんとオレはマギウスさんの昔話で話を咲かせていた。クリスは隣で面白そうにオレ達の話をただ聞いていた。



「わはは、まさかまだ奴の話を聞けるとは、しかも死んだ後に取った弟子から何でな、長生きはするもんだ、わはは!」

スミスさんは嬉しそうに大笑いする。


「えぇ、オレ いや 自分もまさかあの人の記憶の中にちょくちょく出てくるスミスさんに会えるとは思ってもいませんでした。」

オレはマギウスさんの親友に対し、口調を変えて話す。


「オレ のままで良い、小僧 んいや リオン。あの堅物のマギウスと違ってわしはそう言った堅苦しいのは大嫌いでな。」

豪快な笑顔を見せるスミスさんがオレに言う。


「そう、ですか?では、そうします。」


「あぁ、出来ればその畏まった言葉使いも何とかしたいが。まぁ、このままでいい。…それにしても、オメェさんは運が良いな、あの史上最強の男から剣を学べる何でな。」


「運が良いのは否定しません。でもあの人はもう史上最強じゃありません。」

オレは如何にも挑発的な言葉をスミスさんに投げつける。


「うん?他にもっと強い奴が現れたか?」

さっきのように荒れだすのを一変して、スミスさんは真剣に聞いてくる。


「オレがあの人を マギウスさん を超えて最強になるのですから。」

オレは宣言する。途中でさん付けにしようかしないか考えたんだけど、師である事に変わりは無いからやっぱり付ける事にした。


「プフ、ふはは!マギウスが居なくなってこの数百年間つまらん生活をしてるわしに二度もこんな気分を味あわせてくれるとは、いいぞ、リオン、あの堅物を超える!」

スミスさんは最初の時に堪えてたようだけど、それを堪え切れずに吹き出して、開き直ったように大きな笑い声を上げた。


「はい!」

オレはスミスさんに返事をする。


「それで だ、随分と話が逸れだが、何が欲しくてわしの所に来たんだ?確かオメェさんの言った通り、あの流派にあの鎧は合わねぇが、まさか、あの鎧の為だけじゃねぇだろう。」

本当にオレも忘れ掛けてしまった話をスミスさんはその話に戻して、オレを聞いて来た。


「はい、実は頼みがあります。…これです。」


オレは 次元宝庫 から一振りの剣をスミスさんに渡した。


「この折れた剣を直して欲しいです。」

オレはスミスさんに頼んだ。

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