第三十九話 迫る戦
「・・ふふ、あはは!、駄目だなこれはもう疑ってるどころか、俺をスパイだと見抜かれているなぁ!」
「ほう?、では自分がスパイだと?、フィン、ディルムッド取り押さえろ」
2人はクーフーリンを取り押さえようと、走っていくが――
「すまないな、まだ捕まるわけにはいかないんだよ、俺は」
クーフーリンは手の中の玉を割ると、その身体が消えていく。
「また会おう、今度は戦場でな」
2人がたどり着くころには、クーフーリンは消えていた。
「ちぃ!、すまないな、ルー様、私が間に合わなかったばかりに、罰は如何様にも受ける」
「そう言うな、俺も遅れたんだ、俺だって同罪だ」
「2人とも、そんなに罰はいいから、戦場でその忠誠心を示せ」
「ルー様!?、それって、あの者の戦争が起こるという言葉を信じているのですか?」
「言われなくても、戦争が起こることは薄々気づいていた、モリガンから聞いた、エインヘリアルの襲撃の件もあることだしな」
「つまり・・相手は北欧で確定か?」
「だろうな、だが何時起こるのかがわからない、相手には転移のルーンなどが、あることだしな・・」
「では、何時でも、兵士達を出撃できるように、しておきます。」
「そうだな、そうして――」
「――えー!、テステス!、あー、どうもぉー!わたーしー北欧の者でーす!」
突如、大きな幼く無駄に伸ばす声が城に伝わってきた。
「なんだ!、どこから声が!」
「えー!わたーしらはケルトから離れたところで陣取っており、そこから、大音のルーンで声を大きくしてザザあザザちょっと、故障したザザ―――
何かを叩く音がした後、「テステス」という声の後、話を続ける。
「すみまーせんねぇ、やっぱり模造品では限界があるんですかーね、では、もう本題にいきましょーう!、わたーし達、ぼーく達はぁー!戦争を始めたいとおもいまーす」
「何をふざけたことを言ってるんだ、コイツは・・ルー様、俺、外に出てきます」
「そーう急がないでくーださいよぉ、わたーしらは逃げも隠れもしなーいでーすからね」
「・・・ここの声が聞こえているのか、貴様らは」
「そうでーす!、気づかないうちにあなーた達のいる王室に盗聴のルーンもとーい、集音のルーンを設置させてもらいましーた、よー」
「なんだと?、フィン ディルムッド、探せ」
「「はっ!」」
フィンとディルムッドは王室をくまなく探し、王室の右端に不自然に盛り上がった場所を発見し、そこが剥がせるようになっており、剥がしてみると、そこから丸いルーン文字が書かれた玉をディルムッドは発見した。
「あったぞ!、ルー様!」
「それをこっちに」
ディルムッドはルーに集音のルーンを渡した。
「見つけれまーしたかぁ?、見つけれたご褒美に、1つ質問してもいーですよぉ?」
「そうか、では1つ、貴様らは何時仕掛けてくる」
「そーですねぇ、明日の12時!、わたーしら出撃ーしまーす!」
「明日か・・そうかい」
「では最後にわたーしの名前でもおーしえしまーす!、わたーしはゲル!、騒がしき者って意味の名で、21人はいるヴァルキリーの1人でーす」
「ヴァルキリーか、成る程な、とりあえず、戦うことになったら覚悟しておけと言っておこう」
「わー怖いーなぁ、とりあえず、これで終わりー・・あっ!、最後にひとーつだけ、そのルーン爆発するから」
「なに?」
ルーはルーンを放り投げる、瞬間、ルーンから強い光が。
「それじゃあ、今度は戦場でお会いしましょー、お話のお相手はゲルでしたー」
その言葉の後、ルーンは爆発した。
「・・・明日か、フィン ディルムッド、戦闘準備をしておけ」
「「御意に」」
場面は変わってケルトから、遠くにいる、北欧 陣地。そこには、白い髪に白い翼を生やした、甲冑に身を包み、羽飾りの兜と剣や槍、盾などを装備して武装した2人のヴァルキリーが会話をしていた。
「―――はー、長話つかーれたよぉ、ヘルヴォルぅ、」
ゲルらしき、ボサボサの白い髪で、草原に寝転んでいる、もう1人の大きな盾を背負った、ヴァルキリーの脚にしがみつきながら、
「じゃんけんに負けた、あんたのせいよ、てかくっつくな!」
「むー、そういわーないでよー」
「コイツは本当に・・・」
そこに、1人のローブを纏った者が突如として現れる。
「あっ!、お帰りー、ケルト観光どうだったー」
「観光ではない・・任務だ」
「そーだね、とりあえず、明日が楽しみだーねー、ねぇゲンドゥル」
テストさんざんだったー、勉強していなかったとはいえ結構酷かった・・(´・ω・`)まぁ0ではないだけましかー




