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弱者の天国  作者: JCN
第3章 荒野迷走
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第18節 営林場で失踪

 山奥の営林場について、食堂がまだ営業している。客さんが多くない、お酒を飲んでいる何人かも興を尽くしたようで、食事が終わりそうだ、一人の女性店員がテーブルを片付けている。

 三人は急いでラーメン3杯、トウモロコシで作った蒸しパン5個、漬物1皿を注文して、急いで食べている。

 似萍がまだ食べ終わっていないうちに、その女性店員も三人のテーブルに来て片付けようとしている。その店員は表情が冷たいが、心が優しいです。その冷たい表情が仕事に必要かもしれない、つまり毎日性格が荒い運転手と付き合っているので、表情を冷たくしないと、いじめられそうになる。その店員が来たのを見て、親子二人は急いで起きて、申し訳なさそうに笑いながら、店員の退勤に邪魔しないように似萍を催促している。似萍も一生懸命急いでいる。

 「いいですよ、子供だから、遅いのが当然よ」と店員がニコニコと話している。その笑いが優しく、店員の顔には綺麗なえくぼがついている。

 店員の笑いを見て、お父さんも笑いながら「すみません、この辺りに警察署がありますか」と聞いた。

 「ないです。小さいところですから、警察署を設置しても意味が無いでしょう」

 「紛失物などのことが誰と相談したらいいですか」

 「営林場の警備科ですけど、何かをなくしたんですか」

 「なくしたものがないけど、拾ったものがある、ほら、彼女だ」と似萍を指しながら言った。

 「彼女ですか」と店員が信じられなかった。

 「そうよ。ゴビ砂漠で拾ったよ」

 「そんなわけがないでしょう」と店員がびっくりしたように言った。

 「そうだよ、僕もよく理解できないけど、それは事実だ。」と言って、大体の経緯を述べた。

 その話で、周りの人も引き付けられた、まだ退勤していない店員とお酒を飲んでいた人々が集まってきた。彼らは話を聞きながら似萍を見ている。似萍は皆の議論で表情が変わることがなく、落ち着いてご飯を食べているし、皆を見る目もニコニコで正々堂々だ、皆はそれをみてさらにびっくりした。

 話を聞き終わって、皆が彼女を見ている。しばらくしたら、本当に拾われたか、どうして一人でゴビ砂漠にいたか、どこから来たか、どこに行きたいか、何をしに行きたいか、ご両親はどこか、お名前は何かなどと似萍に聞いた。

 すべての質問に対して、似萍は以前に言ったことを繰り返している。はっきりと説明したくないから、他人からすると似萍に対してもっとわからなくなった。

 例えば、似萍はお母さんがあそこの雪山に住んでいるから、あそこについたらすぐ家がわかると言ったが、今日乗っていたドラックはここで木材を積んで帰ると聞いたら、雪山へのアクセス方法を聞きだした。

 山に入る道路が橋の向こう側にあるが、雪山までまだ遠いし、熊や狼がいる広い森を渡らなければならないから、似萍一人で必ず行けないのだと皆が教えた。

 似萍は怖くない、狼も熊も怖くない、遠い道でも怖くない。どうしても自分のお母さんのところに行きたいと言った。


 そう聞いて、みんながさらに驚いて、宇宙人を見ているような目がしている。

 しかし、気にしない人もいた。その人はべろべろ酔っていて、ふらふらと似萍にむかった「おまえっの話による、よると。おまえ~人っ人間じゃない、鬼だ。だけど~俺は信じないからさ~」と言って似萍を軽く蹴っていた。

 「何をしたい」と似萍が蹴られて怒って立ち上がった。

 「何をしたいって何もしないよ。お前が一体人間なのか、鬼なのかを知りたい。早く言え、お前本当に鬼なのか~言わんと言わせる方法があるぞ」

 「バカヤロウ」と似萍が言いつけた。

 よぱらった男はやめるどころか、満足そうに笑っている「驚かさんでよ、俺に怖いもの~ものがないから。お前を触れる人がいないけど~俺がやるよ。皆はお前が~鬼から変身したやつだと思ってんけどさ、俺は~信じないよ。鬼の体が~冷たいと分かってるぞ、おまえ~の手を触る~ほんとうに~冷たいのかを」と言って似萍の手を掴んだ。

 その瞬間、思いつかないことが起きた。似萍はひじで相手の腹部を強くぶつけて、体を押したら、心構えがない酔っ払い者がよく立てなく転んだ。転んだ途端、似萍はかかってきて、全力で男相手の足、背、頭、顔を蹴っている、殺したいかと思われるぐらいきつく蹴っている。床に倒れた男が悲鳴をあげた。

 みんなそれを見てすぐ似萍を引っ張った。その時男の顔に血まみれとなった。

 殴られた男は酔っ払いから半分覚めたが、まだ怒っている似萍を見たら、本当に怖くなってきた。悔しい思いをした子供のように、男が泣き出した。

 似萍はそのままで済まないと思って「待ってろ、お母さんに言うから。お母さんはあなたを懲罰する。」と真面目に言った。

 みんなは似萍を慰めて、営林場のホテルへ行かせた。ホテルに向かう途中、似萍はまだ自分の威喝を繰り返していて、どうしてもその酔っ払い男を許さないと言った。8歳か9歳ぐらいの女の子はそんなに勇敢で、また話がしっかりとしたのに対して、皆は面白いと思ったが、もっと考えたら彼女に対してさらに怖くなった。

 ホテルについたら、店員が三人を待たせて、警備科の人を呼んでくると言った。しばらく立ったら、その店員が戻って、警備科の人は用事で来られないから、ホテルに泊まって、明日にしようと言ったと伝えた。

 そうして、似萍は親子二人と分かれて、店員のおばさんに世話になった。少し話し合ったら、相手の苗字は于という、ホテルのスタッフだ、先用事で家に帰っていた友達のためにレストランで仕事をしたそうだ。

 また先の話を聞いて似萍と会いに来る人がいたが、似萍は自分が疲れたから、先に寝ると言った。

 翌日、夜明けの前に。

 「だれか」と当番の女性は怖い叫び声をした「だれか来てください」

 叫び声がまだ消えていないうちに、十数人の宿泊客がかかってきた、鍵をかけていないドアをあけたら、スタッフの于さんがベッドの上に座りこんでいる。顔色が怖そうだ。部屋の中に入ってきた人々は何かが進入したかと思って、あちこちを見たら、何も見当たらなかった。人が来たのを見て于さんがやっと落ち着いて、泣き出した

 「一体どうしたのよ」とみんなが聞いた。

 泣いている于さんは話せないが、指でドア近くの隅を指している、あそこに一つのベッドのある、上の布団が空いている、ベッドの下には洗面器しかない。

 しかし、于さんはまだそこを指している。

 「一体どうしたのかよ」

 「女の子、その女の子がいなくなった。」としばらくして、于さんはやっと声を出せました。

 昨晩、于さんは女の子を寝かしたら自分も寝た。夢の中で、寝込んでいるようで起きている間に、女の子が寝るベッドの布団の中に何かがゆっくりと這っていて、人間じゃないようだ。于さんは目を大きくして、部屋の暗さに適応したら、部屋の中は月の光に包まれたようにはっきりとした。

 そのものがずっと遅く這っている、苦労をしているようだ。

 それは一体なんだろうと思ったら、于さんは急に青っぽい蛇が布団の中から出てきて、それを見たら、于さんは相当驚かされた。

 その蛇は静かにベッドから下りて、こちらに向かっている。于さんのそばに立ち上がって、本当に寝ているかどうかをチェックしているようだ。

 于さんはとても緊張していて、目を閉じている、息さえ止まっているようだ。可笑しいことに、目を閉じているが、なんでもはっきりと見えるようだ。その蛇が于さんのことをしばらく見たら、ドアに向かった。ドアに着いたら頭を振り返っていた。そして、軽い音がして、ドアが開いた音だ。その音がしたら、蛇がいなくなった。

 蛇が去っていったが、于さんは蛇が帰ってくるのが怖くて動けなかった。そのまま横たわって、どれぐらい立ったかが分からないが、于さんは急にそのベッドで寝ているのがその女の子じゃないかと思いついた、目を覚まして電気をつけたら、その女の子が本当にいなくなった。

 朝、まだ夜明けになっていないうちに、木造の橋の向こう側の営林場検査所の張さんが早く起きた。起きたらすぐ川沿いへトイレに行った。トイレについて、しゃがんだら、黒い影が橋の端子からゆっくりと登って、こちらにむかっている。黒い影が橋の真ん中につくと、張さんは少し明るくなった中から、影が子供だとわかった。こんなに早い時間に、成人がまだ起きていないのに、子供が大人の付き添いがいないで、橋を渡ろうとしているのが可笑しいなと思って、どの家の子供がこんな時間に会いに来るかと考えている。最初、自分の目が老眼で間違ったかと思って、ゆっくり見たら本当に子供だ。

 「おい、あなた誰だ」と呼んだ。そう呼ばれて、相手がびっくりして叫んだ。その次に子供がもっと可笑しい行動を取った。つまり、その子供が叫んだら、すぐ走り出した、戻ろうとしないで前に向かって前進した。近付いたら、張さんはその子が女の子だとわかった。トイレを出たら、その女の子がすでに消えた。

 まだ明るくないが、山坂がもっと黒く見える、せいぜい2,30メートルしか見えない。近くにはその子の姿がない、川水の音で足の音も聞こえない。彼は百メートル離れた回り角まで追っかけたが、何もなかった。戻る途中、張さんは「本当に老眼かな」と困惑している。

 女の子が神秘的に現れ、そのまま消えた。

 情報が翼がついているように、小さな営林場に伝わった。今まで、この営林場で起こった一番の出来事かもしれない。しばらくしたら、その情報を聞いた男女老若全員がやってきた。すぐ、ホテルの周りに人いっぱい立っている。最初に、皆が信じてなかったが、その女の子を見つけた運転手の親子二人と于さん、張さんの話を聞いて、昨晩一緒に食事していた人の証明、女の子に殴られた高さん、女の子が寝ていた部屋とベッド、相当驚かされた于さんの表情と張さんがぼんやりとした感覚は装うことができないので、みんな信じ始めた。

 みんな議論しているが、みんなで考えた推定と判断は女の子がどうして神秘的に現れと消えた理由をうまく説明できなかった、どころか、みんなはもっと戸惑った。

 営林場の管理者は民兵を捜索に行かせると早く決定をした。山捜索の民兵は2つルートに分かれた。一つに5人がいる、車で木材運輸用の山道に沿って先の10キロを捜索する、大人でも10キロの山道だったら、半日がかかる、その女の子は初めてで、山道に詳しいわけがないから。先10キロを捜索して見つけなかったら、戻ってもう一回捜索する。もう一つのルートには20数人がいる、女の子が最後に消えたところから2人1組で分散捜索する。山の隅々まで捜索し、山道5キロのところで合流する。もし女の子を見つけなかったら、続けて一つ目のルートの皆と合流するまで先に進み、全員合流したら車で帰る。

 大勢の人が朝に出て、夕方に帰ってきた。もし女の子が本当に山に入ったら、見つけるはずだが、みんな一日捜索していても、何もなかった。

 「もしかして彼女は飛べるのか、そうじゃないと…」と人が戸惑うように聞いた。

 二日目、営林場が昔の静かさを取り戻した、表面から見るとそうだが。皆職場に向かい、自分の仕事をやっている。似萍に殴られた高さんはもともと原木工場で働いていたが、その工場で木材運輸の車に木材を積んでいる、木材の積む道具は人の肩だ。昼間に仕事が終わる前に、工場のだれかが原木積みの影の下で休憩に行ったら、雑談の中から再び女の子の話がでた。女の子は一体だれなのか、青蛇から変わった人間なのか、答えられる人がいない。その時高さんのことが思い出されて、みんなは笑いながら、高さんが以前その女の子の手を触ったことがあるから、その手が暖かいのか、冷たいのかと聞いたが、高さんは顔を真っ赤にして「本当のへびだ、手も冷たい。待ってみろ、あいつを捕まえて皮を剥いてやるぞ」と怒りっぽく言って外に出た。

 その時、皆が響きを聞いたら、頭の上からドンドンと音がした。振り返ってみると、原木積みの上から円木が落石のように落ちって来た。みんな逃げ出して、その中には高さんは一番早かった。多く下落した円木が落ちていないうちに下にある円木に遮断されたが、床に落ちた円木があってもそれで怪我する人がいない。しかし、そんなに大きくない一本の円木は他の円木とぶつかり、方向が変わり飛ぶようになった、走っている人々の上を通って、みんなの前に落ちた、落ちて弾力で跳ねて再び前の高さんを追っかけたように進んだ。方向を変えながらもうすぐその円木を避けるところに、円木が回って、高さんとぶつかった。高さんは高くあげられ、重く床に落ちた、病院に運ばれたら、右足が骨折したと診断された。

 皆が可笑しいと思っている、つまり一番遠く走った高さんはよりによって怪我してしまった。ぶつかった円木は目がついているように、わざと高さんとぶつかりたかったようだ。女の子のリベンジだよ、死ぬまでさせなかったのがまだ優しいほうだよ、もしその日、女の子の手を多く触ったら今日は高さんが必ず死んだはずだと人が言った。

 真っ白な顔をしている高さんはどんどん怖くなった。母親と一緒に川沿いに行って神様を祭って、鶏を殺して川に投げて、跪いて神様と女の子に間違いを許してくださいと願っていた。

 そのことは隠された意図のある人に知られて、それで自分のために見栄えの仕事を考えだした。民兵を派遣して山を捜索に行かせたが、見つけなかった、そのかわりに封建思想が蔓延の傾向があるので、それで大問題となった。そして、その人は最初に高さんを処理しようとした、給料を下げ、反省書を書かせて、営林場の全員にこれからそのことについて話さないように要求した。そうじゃないと、他の危ない思想を持っている人と見なされる、つまり…

 しかし、数日間過ぎたら、その人の住まいに火事ができ、負傷者がいなかったが、家が半分ぐらいなくなった。火は寝室から出てきたようだ、当時ドアと窓が全部閉まっているから、人為的な行動を排除した。みんながこっそりと議論しているが、また女の子のリベンジだと話している。その話が当事者の耳に届き、それから、その人が高さんにとても優しくして、もともと大きな罪名でもそのままなくなった。

 そして、びっくりしたことに、結婚して数年間が立っている于さんは相当驚かされたが、半月後、自分が妊娠していることを発覚した。

 みんなはその女の子が必ず雪神か蛇神の娘で、山に下りていたが、今が母親の元に戻っている。でも活発な子だから、もしかしていつの日にまた青蛇か女の子の模様で現れるかもしれない、その時に、彼女をぜひ手厚く扱ってください、いい報いがあるから、そうしないと…と議論している。



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