第7節 理由のない鞭撻
三日目の夜、外が真っ黒となり、似萍は寝ようとしたら、史湘雲は急にかかってきて、陳新が似萍と会いたいと言った。
似萍はびっくりして、嫌な顔をした。似萍は少し躊躇していたが、史湘雲もその命令に従っているだけだから、何ともいえない。似萍は陳新に不満を持っているが、他人に困らせたくないから、結局、史湘雲について、二日ぶりの陳新と会いに行った。
テントに入ったら、咳をしたぐらいの重い煙があった。何かが燃えているかと思ったら、陳新がもくもくと煙の出るキセルを握っている。元々大きくないテント内だが、ベッドがスペース半分を占めた、そばに地質用テーブルがある、重なっている簡易な木造箱と鉄箱を加えて、自由に動けるスペースがその通路しかない。その小さな小屋で、窓も閉まっているから、もちろん煙だらけとなっている。
そして、似萍は重い酒気を感じたら、地質用テーブルの上に空き瓶が数本置かれている。
史湘雲は似萍が来たよと陳新に言ってまた理解できない話をしたら、去っていった。
似萍は史湘雲が去っていかれ、自分と陳新が二人きりとなるのを思わなかった。似萍は少し慌てていたが、あそこに立ち、史湘雲の去っていくのを見送るしかない。
その間、ベッドに寄り座っている陳新は反応がなかった。史湘雲が去った後にも彼は依然話さない。
今の二人は無声の戦いだ。怖い静まりの中、空気さえ固まったように、似萍は自分の心臓の動悸さえ聞こえる。最初に、陳新を見ていたが、すぐ頭を下げてしまった。時間が過ぎてゆき、頭がもっと下がり、再び頭をあげる勇気をさえ失った、たまに陳新を望んだら、すぐ頭を下げる、表情も不安そうになりはじまった。本当の闘いの前に、彼女はすでに失敗となった。
でも、それはおかしくない、どういっても彼女は子供だ。子供たちは常に受け身でいる、殴られたり叱られたりすると、復しゅうしようとするが、相手から出撃されなかったら、自分が何をするかがわからなくなる。それに、似萍は陳新のことを恨んで、自分のお父さんであることを認めていないが、それが変えられない事実だとわかっている。逃げようとすることができないなら、受け入れるしかない。ここに来て2日後、彼女はいつもそう思い、また納得しているようだ。だから、彼女は再び陳新を怒らせたくない、陳新は本当に自分に対する彼女の態度を大事にしているなら、彼女は逆らわないことにしたい。
その時、彼女は自分の方式で、陳新との緊張な関係を緩和させようとしている。
しかし…
時間がいくら立ったのかわからないが、陳新はゆっくりと頭を上げ、似萍を見つめている。
わずか2日間だが、陳新の顔が一変した、とても疲れ切っている憂鬱な顔がしている、赤っぽい両眼がさらに冷たくなっている。そのような目つきを見て、気が抜けた似萍は身震いして、3年前のことを思い出した。3年前と同じ目つきで似萍を見つめて、何も言わずに鞭で似萍が持っている花を落とした。今の陳新は何をするつもりなのかと似萍はドキドキしている。
「おまえ、こっちに来い」と陳新は命令のように言いだした。
似萍は怖くて前に進めない、本能的に後ろを望んだら、テントのドアが閉まっていて、外に誰かがいるのかがわからない。
「近づけ、俺はトラじゃないから、おまえを食わんよ。」と陳新が言った。
似萍は前に2歩小さく進んだ。
それを見て、陳新はかっと頭を切った。似萍はまだ躊躇している間、彼は急に立ち上げ、似萍の手を掴んで引っ張った。似萍はバランスを崩し、二人の間にあるテーブルに倒れぶつかった。
まだ反応できないうち、手の痛みを感じた。陳新はルーラーを持って、似萍の手をテーブルに押して殴っている。
似萍は叫んで、泣き出した。
「泣くな、おまえの頭を殴るぞ、死ぬまで殴るぞ」
今回、陳新の威喝が効いた。おばあさんを失い、張おばさんもいない、助けてくれる人がいない似萍は怖くて泣きを止めて、びっくりしたように声さえ失った。似萍は我慢しきれず、再び泣こうとしたら、陳新が再びルーラーを上げ、「もう泣かないでくれ」と言った。
しばらくして、似萍の痛みが少し緩和された。その時に、陳新は彼女を見て、「おまえがすごいだろう?怒らせちゃだめだろう?かかってこい、もう一度俺を噛めよ。かかってこい。」
似萍は声を控え、ボウと陳新を見ている。
「俺どうしておまえを殴るかがわかる?」と陳新が聞いた。
似萍はそんな質問されるとは思わなかった。
「早く言え、言わんとまた殴るぞ」と陳新はまた怒り出した。陳新は似萍のどんな反抗でも許さない、沈黙でもだめだ。
似萍は話したくないが、言わざるを得ない。自分がなぜ殴られるのかがわかるわけがないから、正直にわからないと言った。
「わからないって?おまえを殴る理由はおまえの正体を知りたいんだ。前におまえをカバーする人がいたが、おまえも威張っていた。今おまえを助ける人がいないぞ。だから、昔と同じように威張っているかを知りたいんだ。また昔のようだったら、まいっちゃうけどな。でも、おまえの代わりが早いな、さき殴ったけど、おまえはどうして泣かないんだ。助けてくれる人がいないから、怖いだろう。何が怖いんだ、死ぬのを恐れているか。おまえが気持ち悪いな、失望した。」
そう言われると、似萍は頭を下げたままにした。
「でも、それでいいんだ、俺のすごさがよくわかったのもいいことだ。おまえはどうだ、俺が誰だかを思い出したか。覚えていたら、教えてよ。」
似萍がすこし躊躇したら、陳新は再び怒り出して、テーブルに手をかけて「答えろ」
再び殴られるのが怖くて、わかると言った。
「わかるなら、教えろ、俺が誰だ」と陳新が聞いた。
「おっおとうさんです」と似萍は言った。その話をしたら、屈辱を感じた似萍は死にそうだった。
「おまえが知ってるじゃないか。知らないと思ってたから、思い出そうとしたよ。知ってるなら、どうしてそう呼んでくれないか。何日も来ているのに、俺と会いに来ないのがなぜだ。おまえは礼儀を知らないから、殴られるのも当然だ。これから、大人しくしろ、じゃないと…」と陳新が意地悪く似萍を見つめて、ルーラーを揺らしている。
似萍は怖くて陳新を見ることができない、再び頭を下げた。
似萍が服従したのを見て、陳新の怒りが収まった。しばらくしたら、陳新は話題を変え、「この2日間、おまえが何をやってたか」
「なっ何もやっていないけど」と似萍は怖そうに言い、また陳新から何をされるのかがわからない。
「何もやってないって?おまえの実母の情報を聞きまわっていると聞いたぜ、そうじゃないか?」
「そうなんです」と似萍は言った。陳新にどうばれたかがわからないが、もうだますことができないから、認めた。
「バカヤロウ。てめい、自分のことを考えろ、そう聞くのが恥ずかしくないか?恥じ知らないやつだ、気持ち悪い。」陳新は拳がテーブルにぶつかり、力が大きかったから、テーブルに置かれているものが跳ねて、数本の空きボトルも地面に落ちた、地面に落ちて割れたボトルも大きな響きをした。陳新はあまりにも怒り、目を丸めて「おまえのお母さんの情報をこれから聞くな、そうしないとおまえを死ぬまで殴るぞ。わかるか。」
似萍はあまり怖くて、急いでうなずいた。
それから、陳新は話さなくなった。しばらくして、怒りが収まったら、通常の表情い戻った。それを見て、似萍は少しほっとした。
もうしばらくしたら、陳新は落ち着いて、似萍に聞いた「おまえは本を持ってきたか」
「本っですか」と似萍はわけわからなかった。
「おまえは本を持たないで俺と会いにきたのか、大胆だな。おまえは本気で遊びに来てるか。本を取ってこい。」
似萍は聞いたら、すぐ振り返って、走りかけたら、陳新に止められた「何をしに行くよ?」
「ほっ本を取りに行くけど」
「本か、そうじゃないだろう、逃げたいだろう、俺を離れたいだろう」と陳新が憤然に言った。
「逃げたいか、そう簡単じゃない。本を取りに行かせてないから、しっかり立て。」
似萍はしっかりと立っている。
陳新は彼女を見て、どんどん怒るようになった「おまえは威張らないのか、なぜ棒となっているかよ。ほら、自分を見てみろ、気持ち悪い、おまえのような人間は俺の娘になる資格がない。生きるより死んだ方がいいぜ。おぼえろ、明日から、毎日晩御飯の後、おまえの教科書とテキストをこっちに持ってこい、お前の勉強をチェックするぞ。」似萍が答えたら、陳新は手を振り「おまえを見たら、イライラするよ、さっさと出ていけ。」似萍が行くかどうかを躊躇するのを見たら、陳新は「おまえ一体どうした、行かせない時に走って去っていく、出ていけと行ったら行かないのがなぜだ、また殴られたいのか。早く出ていけ」と似萍を放り出した。
自分がどうやってテントを出ていったかがわからないが、似萍はテントを出た後、シャドーにしばらく立ってから、帰路についた。
帰る途中、彼女は急に止まり、再び歩き出したら、方向を変えた。
テントに囲まれたキャンプ地を出て、彼女は続けて先に進んだ、真っ黒の夜にいるが、彼女は気にしない。
「似萍ちゃん、似萍ちゃん」
突然、後ろから誰かに呼ばれ、振り返ってみると、史湘雲がいた。
似萍はボウとなった、そして…
「ずっと盗聴しているだろう、あなたって恥ずべきだ。あなたの子供じゃないから、どうして構ってくれるの。早く陳新に告発してください、私が…」話が終わらないうちに、似萍は走り出した。
走って走って、走りながら泣いている。見えなかった石が足に絡みついて、似萍は転んだ。
後ろについている史湘雲は何回も似萍を掴もうとしたが、似萍に振られた。似萍は泣き続けて、神様も泣いてくれいているようだ。




