第3節 養母との別れ
それからの2日間、似萍は全く聞き分けが良い子供のように成長した。リューバは情理のない陳新にびっくりしている。家に帰ったら、重い病気にかかったように食欲もないし、力もつかない、苦しくて立てないぐらい、毎日ベッドで昏睡している。似萍は黙々と家事をやったり、料理を作ったりして、できたご飯をリューバのベッドまで持って行っている。
リューバはどうしても似萍を失いたくない、じゃないと死んだ方がいいとも感動している。
その真心の話を聞いて、似萍も安心して笑った。
しかし…
3日目の夜に、似萍はすでに寝込んだが、リューバに揺らぎ起こされた。よく考えたら、似萍がやはり陳新と会いにいくべきだと元気となったリューバは元気となったリューバは似萍と相談した。その話を聞いて、似萍は眠気が一掃された。
「似萍ちゃん、考えたことがある?似萍ちゃんはもう8歳になったけど、お父さんは似萍ちゃんを一回まして2日間しか会ったことがない。陳新は本当に似萍ちゃんのことが好きじゃなかったらいいだけど、世の中に似萍ちゃんしか娘がいないから、似萍ちゃんのことが好きに決まっている。彼は似萍ちゃんのことが本当に好きなんだ、唯一の親しい人だから。似萍ちゃんがいなくて、陳新は必ず苦しんでいる。だから…」とリューバは似萍の表情を見ながら、言ってみた。
似萍は目を丸めて、驚いたようにずっとリューバを見ている。
似萍を見て、リューバは苦笑して「お父さんの手紙を見ただろう。似萍ちゃんととても会いたいって。昔に似萍ちゃんにひどく扱っていたが、それは陳新が悪かった。でも今回陳新は私に保証したの、必ず優しくしてくれるって。本当に言ったら、似萍ちゃんと別れたくないの、でも似萍ちゃんは陳新の娘だから、私は…だから…」
「だから、私を放り出したいの?」似萍が言った。
「ほら、似萍ちゃん、そんな話をやめなさい。私は似萍ちゃんのことが本当に好きだよ」
「それじゃどうして家を離れてもらうの?」
「それは…」
「陳新は私のお父さんだから、おばさんもどうしようもないだろう。どうして彼がいたら、私をどう扱ってもよいなの?お父さんだからだけなの?どうしておばあさんはいた時にそうじゃなかったの?」
「似萍ちゃん、私の話を聞いて。どうなっても、似萍ちゃんのことを自分の娘だと思っているよ、似萍ちゃんと別れたくない。似萍ちゃんは私の意味を誤解しているよ、ただ似萍ちゃんにお父さんと会いに行ってもらいたいだけ、そこに1ヶ月ぐらいいるだけで、夏休みが過ぎたら帰って学校に行かなければならないから、私は迎えに行くよ。」
「おばさん?迎えに来てくれる?」似萍は軽蔑的に言った。
「私を信じてください。誓うから、絶対に迎えに行く」とリューバはお願いした。
似萍は話さなくなった。しばらく考えたら「私行ったら、おばさん一人で…」
「安心して、病気も治ったし、大人だし、自分の世話をちゃんとできる。」
「本当に?」
「もちろん」
「そういえば、私は行くしかないでしょう。」似萍は言いながら、涙を流した「こうなると思っていた、彼にお母さんの呼びを止められたら、おばさんは従った。今回は私に来てほしいから、おばさんはまた。子供だから知らないと思わないで。おばさんは彼のことが好きだから、彼の機嫌を取っている。今まで養ってくれたのがその証だ、今私を放り出すのも。おばあさんが言ったように、おばさんは彼に嫁ぎたいの。嫁ぐために何でもやる。だから、私のことを本当に愛していないの。今でも同じなの。でも、おばさんのせいじゃない、どうせ私のお母さんじゃないから。ここに、おばあさんしか私を愛してくれない。でもおばあさんは亡くなった、亡くなったからこそここは私の家じゃなくなるの。出ていけと言われたら出ていくしかない。無理やりにここにいないよ、行くから。実母しか自分の子供を大事にしない。早く大きくなりたい。大きくなったら、行かされなくても、自らお母さんと会いに行く。母さん、どこにいるの?早く帰って。母さん」
彼女はどんどん悲しくなった。頭を布団に埋め込み、リューバの話を聞かない。
彼女は泣き続けた、疲れたら、やっと寝込んじゃった。
そんな反応を見て、リューバも涙を流していたが。
翌日の朝、薛明礼は約束した時間に家に来たら、すでに準備が終わった似萍と養母のリューバは庭で待っていた。
お別れの時に、ずっと黙っていた似萍はゆっくりと身をリューバに振り、澄んだ目から悲しみも恨みもない。意外と穏やかに養母を見ている。
「さようなら、張おばさん。もうそろそろ行くよ。この数年間、お世話になりました。おばさんのおかげで、私…おばさんの御恩に返せないかもしれないが、だから、何を言ったらいいかわからなくて、お辞儀をします。」とリューバに面してお辞儀をした。
リューバは似萍がそんなことをするとは思わなかった。心がもっと痛くなった。リューバは似萍を抱きしめて、何を言ったらいいかわからなくて、心の痛みを我慢して「似萍ちゃん、似萍ちゃん」
似萍はリューバの抱っこから逃げようとした。そして深く息をして、馴染みのない目つきを遠方に転じた。
「心配しないで、張おばさん。昨日夢を見たの、お母さんを見た。母さんからどうして会いに来ないのと聞かれたら、どこにいるのかわからないと答えた。母さんから、会いに来たいなら、まず陳新のところに行きなさい、陳新は知っていると教わった。だから、もう大丈夫、お母さんと会いたい。その時に私は…」
「似萍ちゃん、何を言ってるの。お母さんと会いに行けることを願っているけど、会えなかったら、私せいぜい1ヶ月半の後に迎えに行くわよ。」
しかし、似萍は頭を振った、まじめに「いいえ、張おばさん。迎えに行かないで。お母さんじゃないし、私も話を聞く子じゃないから。優しくしてくれればくれるほど、もっと申し訳ないと思うの。だから、今日から、もうお世話になりたくない。だから…」
今回、リューバは似萍の話を止めた「似萍ちゃん、今日はどうしたの、そんな話を。私に怒ってるの。」リューバは泣きそうになった。
「ごめんなさい、張おばさん、私が悪い」と似萍は頭を下げた。
「似萍ちゃん、もうやめなさい。私は言ったのじゃないか、せいぜい1ヶ月半、迎えにいくから。保証します。もう似萍ちゃんのお父さんへの手紙に書いてある。もう私のことを信じなくなるの?」
似萍は頭を上げて、黙々とリューバを見ている。そして、急にリューバを抱いた、軽くリューバの顔にキスした。
リューバは思いがけず驚いたが、まだ反応しないうちに、似萍は薛明礼に駆け付けた、薛明礼に馬まで持ち上げてもらった。
戸惑ったリューバは茫然と似萍を見つめている。
「さようなら、張おばさん。怒らないでいい?」
「似萍ちゃん、迎えに行くからね、ね」
「さようなら、張おばさんのことを忘れない」と似萍はリューバに応えていないように言った。
「お父さんの話をちゃんと聞いてね、怒らせないで」
「さようなら、張おばさんのことを懐かしく思うから」
「気を付けてね」
「さようなら」
そうして、似萍を載せている馬がどんどん遠ざかっていく。
リューバは自分を笑わせ、似萍に手を振っているが、馬が角を曲がって消えたら、やっと涙を流した。
リューバは確かにリューバと離れたくないのだ。リューバは泣きながら、頭に似萍のことしかない。
急に、リューバは思い出した、それは似萍はお別れを告げるときにさようならと言っただけで、リューバの質問に答えなかった、そしてリューバに敬称を使っている。聞いたらとても礼儀正しいが、距離遠そうな表情から冷たい気持ちがわかった。そのお別れの告げ方はまるで決別のようだ。似萍はもう頭を振り返らないで、ここに戻ってこない意味も含まれているのだ。
リューバは身震いして、慌てて高所に駆け付けた。
もう一回似萍を見たい。リューバは壁に上り、そして屋根に上った。
しかし、リューバは似萍をもう見えない、影さえなかった。似萍たちはもう行った、早く行った。
「似萍ちゃん…」
心痛そうに叫んで、号泣し続けた。足も立てないぐらい泣いている。




