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外道の道も本能故  作者: モロモロ
第一章
85/90

17 達成

押し寄せるサメ人族の群れを水堀を使って作戦通り眷属たちがガンガン屠っていく。


「うおらー!」


ガンガン


ザシュザシュ


バシャー


ガンガンザシュザシュバシャー………


そして眷属となったサメ人族には俺が後方からどんどん念話で支持を出していく。

後方で支持出すだけ楽だわー。


「どんどんヤッちまえ!オラオラオラ!」


雨が本格的になってきて土砂降りの中、視界は最悪だが感覚的に眷属がネズミ算的に増えていくのが分かる。

懸念していた大きめの個体、サッグは隊長さんって言ってたが数で囲めばどうということはなかった。

ボコボコにして眷属化していく。


遥か向こうの沖合に見える将軍様と言われていた物体はこちらに向かってくる様子すらない。

水堀の戦線が崩壊するどころか益々分厚く堅牢な戦線に成長していく。

分厚い肉壁と化した眷属達がサメ人族の大群と隊長級の個体を駆逐していく。


ちょ…

この眷属が殺した個体まで眷属かする能力パネェな。

一定ライン超えてからの爆発力、既に俺の念話すら必要としない勢いで眷属化が進んでいく。


あ、なんか沖合の巨大物体に眷属達が群がり始めて真っ黒な島がウゾウゾを動いているようなのがボンヤリと見えるわ。



夜明けと共に俺の前に広がる光景は非常に壮観だった。

朝焼けの中、たくさんの人、サメ人、クソでかい島のようなクジラ人、でかいタコ人、鋭利な刃物のようなイカ人、ドリルのような殻のサザエ人が浜辺から沖合まで一面を埋め尽くす中、俺にひれ伏している。


「主様、我らにご命令を」


クソデカイ島のようなクジラ人のクーさんがバカでかい声で俺に話しかけてくる。


「良し!とりあえず陸海空の戦力の内、2つは揃ったわけだ、この戦力を分断するのは勿体無い人族は皆海の魔物たちの背中に乗り、岸辺沿いに大きな河を目指す。そして、河より上流へ進撃、小さな村は蹂躙し、大きな都市は雨の日を狙って一気に攻め落とせ!いいな!」


「「「「「おおおおおおああああおおおおおおおおお!!!!!!!」」」」」


大音量の鬨の声が浜辺に響き渡った。




翌日からさっそく進行が開始された。

河口を登っていくとすぐに山にぶち当たり、そのまま登るとチェレス老の小屋があった。

さらにその先には例のドラゴンのような生き物がいた湖があったが、すべてこの数の暴力で押しつぶしていく。

一騎当千の戦士すら全力で戦えるのは僅か30分ほど、疲れ知らず怖れ知らずの眷属達の前に物量でへし折れていく。


「ふはははは!最高だ!気持ち良すぎる蹂躙だわ!」




ポーン


シミュレーション2

世界侵略率10%に達しました。




ナンバー87390はシミュレーション2を完了。


外部要因により全シミュレーションを終了。


ナンバー87390の早期投入の要請を受諾。








ん?


なんだ?


え?


俺の蹂躙タイムどこいった?


くそっ!


またかよ!


気持よく蹂躙タイム始まる度にこれかよっ!



「ナンバー87390への基礎教育インストール開始します」



あ?


あばばばばっばばば


なんだ?


この知識はなんだ?


地球?

人間?

宇宙進出?

侵略専用ミュータント?

ミュータント間相互作侵略適正判断シミュレーションプログラム?



なんだなんだなんだ?




「シミュレーションプログラムよりサポートミュータントナンバーピックアップ」


ピッ


「ナンバー39」


ピッ


「ナンバー6159」



「ナンバー87390ナンバー39ナンバー6159の惑星エレロンダへの射出準備完了」


「カウントダウン 


3


2


1


ゴー!」



ぐぐぐああああ


何だ

何だよこの重力は…



ぐおおおおあああああ


クォォォォォ

ボウッ

ボボボボボブブブブブワァァァァァ

ガッゴッ

ズムゥゥゥゥ

シュゥゥゥゥ




ボヒュッ



ぐあ

眩しい!



「よぉ!」


「主様」


懐かしいような声と聞き覚えのある声がする。


目をゆっくりと開けるとそこは赤い土だらけの広大な大地だった。




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