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外道の道も本能故  作者: モロモロ
第一章
64/90

64 鉱夫

鉱夫 アングル

鉱夫 ニアス

鉱夫 イルグ

鉱夫 タンダ

鉱夫 アサフ

鉱夫 クルジ


6人の鉱夫が荒野を歩く。


「火山地帯にキノコ?」


「鍛冶場の暑さの後だからそう感じるんだべさ」


「おめーらうるせぇぞ」


「目的地はまだかえ?」


「もうすぐだ」


「なんだか薄気味悪い光景だ」


「悪寒がするんだが…」


「おい…俺のステータスが毒になってるんだが…」


「このよく見ると飛んでる粉じゃねぇか?」


「毒キノコの毒胞子だべさ」


「少しづつ体力が減っていくんだべ」


「どうせ毒まみれだ、毒消ししても無駄だべ」


「んだんだ、オラ達の体力なら適当に体力回復しながら進めば大丈夫だべ」


「んだら、そうするべ」


「この辺のマッシュルームみてぇなキノコと、あっちの奥の方に見えるデカイ傘のキノコってのは毒の効果も違う可能性もあるだ、あのデカさで猛毒ってことは無いと思うが、先頭のオラが倒れたら息止めてオラを回収して撤退だ」


「わがった」


「撤退前に、ここいら掘り返してみっが?」


「もうちっと進んでみるべさ」


「むぐ…ちょ…これ猛毒でねぇか?」


「え…」


「あ…ステータスが猛毒になってるだ…」


「にげろぁぁああ」



北の山脈地帯の境界に鉱夫が侵入したようだ。

それとも火山地帯特有の鉱石を発掘しにきたのか?


とりあえずDP(ダンジョンポイント)を使ってホールイーターを鉱夫達の足元にテレポートさせる。


「あ?」


「うへぇ」


「なんだぁぁぁぁぁ」


「おちぃぃぃぃ」


「うほぉぉぉぅぅ」


「ふ」


DP(ダンジョンポイント)が流れ込んで?来ない…


しっかり鉱夫は殺されたようだが、どうやらホールイーターがエネルギーとして吸収してしまったようだ。


ホールイーターの詳細を開く。


魔獣 「ホールイーター」

召喚日数 残り7.5日

知能 幼児並


能力

吸引

重力圧縮消化


うん。

強いか弱いか分かり辛い、配下の魔物よりもかなり簡素化されたステータス、そして能力2つ。

今の戦闘を見る限り、普通に6m程の穴の中に落ちたら一般人は助からないようだし、単体で街中とか突入させるのもありかもしれないな。移動出来るならばだけど。

ダンジョン内はDP(ダンジョンポイント)を使って魔獣のテレポートが可能だけど、それ以外は俺やバルちゃんとかが持って移動させなきゃ駄目っぽいが、触るな危険の香りが漂っている。

誤って吸引されたら出てこれるかは未知数だ。


とりあえず、吸収と吸収学習のスキルが有効そうだな。転移は行ったことのある場所にしか転移出来ないので、飛行とかがいいかもしれないが、きっと地表に出ている部分以外の防御力が貧弱ってパターンだろうから、飛行時に迎撃されたら瞬殺されそうだ。


まぁ、移動に関しては後々考えて当面は、ダンジョン内の掃除屋としてDP(ダンジョンポイント)テレポートであちこちに動いてもらうとしよう。


「バルちゃん、とりあえずホールイーターはダンジョン内の掃除屋として働いてもらうよ」


「了解しました」


「主に配下の魔物達の外敵討伐のサポートにまわってもらう」


「それで良いと思います」


「で、外部の斥候に関しても、砂漠地帯の進出に関しても、とりあえずは火山地帯の開発待ちってところか?」


「既に開発はほぼ完了しておりますので、早速進出命令をされるのがよろしいと思います、ですが、ドカタン達のサポートの為にも魔水の量の補充と、砂漠地帯への魔水地下水路の補助を行われると進出が円滑かと思います」


「なるほどなじゃぁ、もう一度合体氷結魔法を?」


「はい、それも考えましたが、火山地帯だからこそ氷結魔法が上手く融解し魔水溢れる湿地帯になりましたが、砂漠という超乾燥地帯で同じように上手くいくかが不安です」


「ふむぅ、確かにそうだが」


「一定数の魔物の軍を作り、砂漠地帯を突き抜け草原地帯に突入するという手もあります、草原地帯を落とせば巨大な湖から充分な水脈をドカタン達によって砂漠全域に広げることが可能でしょう」


「それもそうだが、ドワーフの山岳地帯には、その湖に注ぎ込む大きな河も、エルフの森やローリッヒ軍事帝国に注ぎ込む河もその水源となるたくさんの支流もあるだろう、そこを抑えれば、砂漠・草原・エルフの森やローリッヒと全ての水源を抑えながら、攻略においても大きな優位性を得ることが出来るんじゃないか?」


「…」


「バルちゃん?どうした?」


「…流石主様です、御見逸れしました。おっしゃる通りです、確かにドワーフ王が支配するドルメキア公国は巨大ですが、エルフの里フィーリニアとの連携も2国の関係性を考えればありえませんし、未だこちらの情報が相手に漏れる前に、一気に攻め落とすのも良い作戦かと思います」


「良し、じゃぁそれを全配下に伝える」



<配下の者共よ!次の進出先は北の大山岳地帯及びドワーフ王が支配するドルメキア公国とする!産めよ!増やせよ!存分に暴れよ!我が全力を持ってその進出を助太刀する!>


ズォォォォォバァァァァ

テラポイズンドリルダケ達から一斉に胞子が北方面にばら撒かれる。


バショォォォンザバァァァ


多数のスパイクブルーワームが水しぶきを上げて躍り出て地上に弧を描くと北を目指して地中に潜り込んでいった。


ギューンビューィィブシャァァァ


祝砲の様にレーザースライムのレーザーが北の空を目掛けて上空に飛ばされる。

ドシュゥゥゥゥン


一際大きなレーザーがその中から打ち上がる


「あれは?」


「さて?新種でしょうか?」


「ちょっと待って…いた…」


名称 「 」

魔物名 スラダス♂

スキルポイント 34568

魔物レベル 168434

知能レベル 91534


能力

レーザー発射

猛毒耐性

高速移動

溶解

溶解強化

吸収

吸収学習

吸収合体

体力自動回復強化

魔力吸収

分裂

水棲属性

ジェット水流


どうやら間違い無いようだな。


凄い速度で周囲の魔物を吸収してるようだし、吸収学習があるって事は、スパイクブルーワームやテラポイズンドリルダケの能力を吸収して更に強化しそうだな…


吸収合体とかあるし、どうなるんだか予想もつかない。


スパイクブルーワームやテラポイズンドリルダケは繁殖力が半端じゃないから、逆にスラダスという天敵が現れた事で更なる進化が見込めそうだな。


よし、行くぞドルメキア公国!!


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