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外道の道も本能故  作者: モロモロ
第一章
47/90

47 一歩一歩

<地道に一歩一歩が基本よ>


<そういうことだな…>


<3ヶ月後、楽しみにしてるわよ、とりあえず、それまではダンジョンの開放は無しでいきましょう。日々入る僅かなDP(ダンジョンポイント)で地道に魔物育成しましょうよ>


<了解>




……



まず、最初の一ヶ月はダンジョンの拡大と各種餌の配置に尽力した。


現在のダンジョンは5層構造。


第1層から第5層まで「W」の字になるように上下に構築した。


これで第2層と第4層にいる時以外なら自由に知水を流し込める。


2ヶ月目、いよいよダンジョン内への魔物の配置だ。

その前に…


<ヤクナーナ!ヤクナーナ!>


<あら?久しぶりねぇ。ダンジョンの調子はどう?>


<その事なんだが、じっくり育てるには残り2ヶ月のタイムリミットはちょっとキツイ>


<あら?ずいぶん本気じゃない?いいわ、どのぐらい時間は必要かしら?>


<1年くれ>


<1年?>


<ああ、どうせなら納得出来るまで作って、外の魔物達を蹂躙しようぜ!>


<ふふふ。あの膨大な数の魔物達を蹂躙ねぇ。うふふふふはっはっはっはっは!すっごく楽しそうじゃないっ!いいわっ!私も進化のコツがチョット分かってきて楽しくなってきたところだし、1年後、やってやりましょうよ!>


<おう!やってやろうぜ!>




……



時間は充分にある。

焦る事はない。

もうリトライはゴメンだぜ。

全身を喰われ死ぬ苦しみは想像を絶する痛みだ。

喰われ方も、表面から溶解して徐々に消化されたり、複数に啄ばまれるように食されたり、かなり多種多様な死に様を味わった味合わせてもらった。

溺死、斬死、爆死 、どれも楽な死に方などない。

だが、本能は俺に「ダンジョンを拡大せよ」と訴え続ける。


ああ、作ってやろうぜ!

最強のダンジョンを!

最強の軍団を!

そして思い知るがいいさ!

俺を葬ってきた者たちよ!

復讐だ!蹂躙だ!

俺の血を湧き立たせるこの想いを!激情をガッチリ抑え込んで、1年間グツグツと渇望をダンジョンの育成への情熱に変えて!



まずは、各階層への魔物の配置だな。


これはゴブリンを第3層に配置し、ヤツらの相手を選ばぬ生殖能力を利用して、他の魔物との異種交配により派生魔物を誕生させる。


その前に、第1層2層、第3層4層に交配予定の魔物を配置し、第1層〜第5層までの階段を隠し階段へ変更しその前に壁を作り、各階層を断絶する。それぞれの各階層を極限に追込み進化種の発生を数度繰り返す。


W時の第1層〜第5層の下に重なるように第6層〜第10層を作り、進化種が出来たらそちらへ一旦移動し、食料での極限状態の進化種と、環境での極限状態での進化種の2種類を作りたいと思う。


さぁ、ゴブリン以外の魔物4種。既に候補は幾つかある。


まず、スライム。

ヤツらの適応能力とレベルアップ時の強化度、分裂繁殖の爆発繁殖の度合いを考えると捨てがたい。


第二にアラクネ。

上位種の攻防両面に渡る有用性。

ゴブリンとの相性。

敵の捕縛、罠の設置、糸の生成能力だけでも広がりの多い能力だ。


さぁて、あと2種類。

何にしようかねぇ。


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