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外道の道も本能故  作者: モロモロ
第一章
26/90

26 船

商船クライムエージェンスがクライムボムに触れたタイミングで転移させたクライムボムに命令を飛ばす。


<命を賭して爆発せよ!>


通常の脱皮し脱出後1分のタイムラグ無しに、中身ごとクライムボムが爆発。


クライムボムの大きさは直径50cmほどなので、船に比べればかなり小さい、それでもクライムボムの爆発により船には直径1mの穴が開いた。


船底に開いた穴から海水が船内に浸入、水流によって徐々に穴が拡大される。

全長25mほどの船が沈んでくるのに数十分の時間しかかからなかった。


流石に水夫達は泳ぎも達者で、船の沈没と、それに伴う水の渦に巻き込まれた人数は半分だけで、残りの10人ほどが水面に浮いている。


ここまでくれば後は俺のお楽しみの時間だ。


すいーっと水面まで泳いでいった俺は、必死に泳ぐ水夫や船長エルゲスの足にチクチクっと吸盤で吸い付き、毒針をジュジュゥゥっと注入してやった。


暫く痙攣しながらも頑張って泳いでいたが、すぐに沈んでくるのでおいしく頂いた。


その後、水中に潜り、船内の僅かな空気で辛うじて生き残っていた数人もご馳走になった。



20人分のDP(ダンジョンポイント)が簡単に手に入った。

魔物一匹でこの成果はボロ儲けな気がする。


少しだけアイテムが手に入ったのでクラゲスライムを数匹ダンジョン外に召喚し一箇所に運ばせた。



人間は水に弱い。水中で呼吸が出来なく、水中で弱る。

非常に狩りに向いているダンジョンだと思う。


強力なDMK《ダンジョンマスターキラー》であるロッテンなども水中であればかなり力を半減出来るのではないかと思われる。






数日後。


海賊船 百鬼夜行


海賊頭 テツオ

海賊  イシイ

海賊  タロウ

海賊  タナカ

海賊  サトシ

海賊  ゴロウ

海賊  ヒトシ

海賊  テツ

海賊  ジン

海賊30人

奴隷  サト

奴隷  エイジ

奴隷  スズキ

奴隷  クロ

奴隷  ゴトウ

奴隷  ヒビキ

奴隷  コウジ

奴隷  ミホ

奴隷  ジュンコ

奴隷  チカ

奴隷50名



今度は総勢100名近い巨大なガレー船がダンジョン水域に進入してきた。

全長50mの三階層の船だ。

50名近い奴隷達による人力で櫂(オール)を漕いで進む為に、かなり船の速度が速い。


今回ももちろんやるが、もたもたしていれば水域を過ぎてしまいそうだ。


<ナマコウオ>や<極彩マンボウ>を食し順調にクライムボムが繁殖している第1層から、大き目の固体50匹を選抜し命令する。


<全速で海賊船百鬼夜行に向かえ!急げ!敵を殲滅せよ!>


俺の命令を受けたクライムボム達は、海賊船に向けて動き出すと思ったら、40匹が海賊船の進路に頭を向け整列した。

その40匹の後ろに、平行して10匹のクライムボムが等間隔で整列する。


そして、その10匹が同時に爆発。

第1層内に、かなりの衝撃が伝わる。

40匹のクライムボムは、爆発の衝撃をモロに受けながらも、大量の分泌液を放出し爆発を抑えながら海賊船に一直線に突き進む。


ボクゥボゥホクォボクゥボゥホクォボクォォボコボクボクゥゥゥ

ボクォォボコボクボクゥゥゥ


水中にくぐもった音をたてながら立続けにクライムボムが海賊船に命中しその衝撃で爆発する。


巨大ガレー船は船体の下部をごっそりと無くし、それ自身の加重により、中心でポッキリと折れで、凄い渦と瓦礫と奴隷と海賊がゴチャゴチャに一緒くたになって共に海底に沈んでくる。

もがき苦しむ者の姿も見て取れるがそれも数分の事で、瓦礫の落下する水流の渦に巻き込まれ大人しくなる。


今回は俺が出るまでも無く、100名分のDP(ダンジョンポイント)がどんどん流れ込んでくる。


チョロイ。



海底ダンジョン大好きだ。



もう最強だろこれは!



海賊船には沢山の金銀財宝が積み込まれていたが、腹の足しにもならないので、クラゲスライムに運ばせ一箇所にうず高く積み上げた。

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