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外道の道も本能故  作者: モロモロ
第一章
24/90

24 タコ

俺の復讐者リスト


エルフの森のエルフ達 100名ほど


戦士 ロイゴック


ルーキー勇者 ロッテン




だいぶリストが消化されたな。


それにしてもロッテンは反則だったな……


周囲を見渡すと、視界の左端に青いスイッチがうっすらと映る。


注視すると近づいてくる。

押す。


……


綺麗な海の底の光景に変化は無い。


今度は右端の黄色のスイッチを押してみる。



…


このスイッチなんの意味があるんだ?

ぜんぜん変化がねぇ!!


とりあえず、このまま海の底で漂ってても何もはじまらねぇ。


何か岩陰でもないかと周囲を見渡すが、色とりどりの珊瑚と綺麗な色の魚が群れをなして泳いでいるだけで、岩陰や洞窟は見当たらない。


上を見れば、きらきらと輝く水面が、青空のように視界いっぱいに広がっている。


黒く、落ち葉のように見えるのは船だろうか?



とりあえず、珊瑚と珊瑚の間に10mほどのダンジョンを作って、その中に住む事にした。


身体を入れると、俺の身体がダンジョンに入りきらない。

なんてデカイタコになったんだ…

なんとか身体を捻じ込んで、足だけをダンジョンの外に出す。

足の数は20本程度ある。どれも黒々として毒々しい足だ。


その体勢のまま、その日は眠った。


朝起きると昨日外に出しっぱなしにしていた足に、たくさんの魚がくっついていた。

死んでる…

夜の海で俺の真っ黒な足が見えなかったんだろうな。

触ったと同時に、足に付いている吸盤から針と毒が出て死んでしまったようだ。

そして、そのまま吸盤に付いている魚たち。


朝食として魚たちを食すと微量なDP(ダンジョンポイント)を俺に与えてくれた。

なんだか隠居生活してる気分だわ。



それから1週間は、ダンジョンの拡大と漁業で生活をし、DP(ダンジョンポイント)を蓄えながらも、十分な生活スペースとなる第1層が完成した。


さて、じゃぁ魔物を召還しましょうか。


召喚

<クラゲスライム>

<クイツキガニ>

<大笑い貝>

<ツノツノエビ>

<回転ウニ>

<カミツキフィッシュ>

<クビナガタートル>

<悪魚人>

<ゴブリンスイマー>

・

・

・

・


<クラゲスライム>←

「ピコッ」


すげぇ小さなポワポワを水中を漂うスライムが現れた。

フワフワッと気持ち良さそうに泳いでいる。

足から俺と同じような黒い足が数本出ている。


ちょっと可愛いかもしれないな。

俺はスライムを撫でてやろうと足を近づけた。


プシュゥゥゥゥジュルル


吸盤から毒針が出てクラゲスライムに刺さると、数秒で紫色に変色してDP(ダンジョンポイント)に変換された。


さようならクラゲスライム。


前回は、たくさんの魔物を出したが、結局はロッテンに歯が立たなかった。

量だけで勝負するのでは、ダンジョン拡大に最大の障害となるDMK《ダンジョンマスターキラー》達を排除するのは厳しい。


倒して無いのでDMK《ダンジョンマスターキラー》かどうかは分からないが、戦士ロイゴックやルーキー勇者ロッテンもDMK《ダンジョンマスターキラー》の可能性はかなり高い。きっとDMK《ダンジョンマスターキラー》なんだろう。


DMK《ダンジョンマスターキラー》達は俺たちDM(ダンジョンマスター)を本能的に抹殺しようと動いてくる。強さもかなりのものだ。


とりあえず、このクラゲスライム、いろいろと強くなる道を模索してみようじゃねぇか。


その日から、DP(ダンジョンポイント)を溜めてはクラゲスライムを第1層に召還し続けた。



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