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心の鎧甲  作者: 鴉山大樹
第05章 少しの日常・宇宙からの敵
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第60話 機械怪人ギガメカス

野田達B班は、ミヤト達A班が任務を完了したと報告を受けていた。


「どうやら、盗賊団を退治したみたいだね」

「なんか、俺達の出番なかったね?」

「なに言ってるのよ!ちゃんと連絡調査の任務をやってるでしょ!」

「たしかにな…」


先程の探索ロボットを片付けながら、少しあっけなく任務が終わった事につまらなそうになる。だが、レーグラスがそんな野田達を叱る。

そしてホルは、今回の任務のレポートを纏めていた。


「さてと、後はミヤトさん達と合流して帰るだけだね」

「それから、俺達が倒した怪人達も連れて帰ると」


帰る準備を続ける野田達だったが、そんな様子を見ている影が居た。

それは近くの林に隠れるアーマースタイルのソロリックだった。


「どうやら、終わったみたいだね…なんだか、私かついて来た意味なかったかな?」


さっそくソロリックも帰る準備を始めた。

しかしなにかの気配を感じ出す。


「なんだろう?誰かに見られているような?」


警戒して周りを見回るソロリックだけど、人影はいなかった。


「やっぱ、気のせい…」


そして振り向いた瞬間、目の前に人間の男2人の顔が。


「い…きゃあああ!!?」


驚いたソロリックは、思わずアーマースタイルを解除して林から飛び出してきた。


「ソロリックっ!?」

「なにっ!」


突然の事の全員も驚いてしまうが、そのまま走ってきたソロリックは野田に抱きついた。


「アナタは、たしか基地に待っていた筈じゃあ?」

「いや…それよりもあっちに怪しい人が!?」

「え?」


ソロリックがさっきまで隠れてた林から、先程の2人組が現れた。


「クソ!異物人に見つかるなんて…」

「まぁまぁ、ありだけ近づいたら無理もない」


帽子を被ったチンピラ風の男が悔しがると、メガネをかけた知的な青年がフォローする。


「に…人間?なんで人間が…」

「彼らも怪人?」

「いえ、怪人だったら怪人特有の瘴気を持つ筈…」


この2人はなにものか疑問を抱くレーグラスだったが、帽子の男が口を開き始めた。


「なにゴチャゴチャしてんだ!来ねぇなら、いかせてもらう!!」

「「「「「え?」」」」」


すると帽子の男がサイをモチーフに、さらにメガネの青年がドリルをモチーフの、ロボットみたいな怪人に変身した。


「ロボット!?」


野田の言葉にサイ型のロボット怪人が否定した。


「ロボットだと?俺達はそんなんじゃねぇ!!」

「我々はギガメカス。人間を超えて進化した存在!ロボットとは違う!」


この機械怪人は自分達の事をギガメカスと名乗った。ちなみに2体の正式名はサイメカスとドリルメカス。

するとレーグラスがこの2体に近づいてみた。


「おいおい、危ないぞ!」

「そうですよ。もしも襲われたら」

「だけど、彼らは何者かを知らなくちゃ」


野田とホルが危険だと止めようとするが、リーダー代理としてレーグラスはさっそく質問をし始める。


「そのギガメカスだっけ…アンタ達は、一体ここでなにを?」

「なんだ?どうしてテメェら異物人の質問に答なきゃなんねぇんだ?」

「まぁまぁ、私達がいきなり出てきたのですから、相手が戸惑うのは当然ですよ」

「たしかにそうだけどよ…」

「でも、どうせ全員皆殺しですから」


するとサイメカスとドリルメカスの後ろから、少しシンプルでいかにも戦闘員のようなロボット怪人が現れた。


「なんだっ!」

「いつのまにこんな!」

「こっ、これは!?」

「隙あり!!」

「しまっ!うぐっ!」


さらに不覚にもレーグラスはサイメカスの突進を喰らって、遠くまで吹き飛ばされてしまった。


「レーグラス!」

「ぐ…うっ、ウォエェェェェ…!」


すぐさま野田とソロリックが倒れるレーグラスに近づくと、腹部に突進させられて内臓をやられたのか、口からゲロと一緒に血を吐いてしまう。

しかもロボット戦闘員も襲ってきたので、倉山とダイゴは武器を持って抗戦し始めた。


「おい!大丈夫かよ!もしかして、肋骨も折れたんじゃあ?!」

「大変!早く病院に!!」

「だ…大丈夫…すぐにここで回復を!」


レーグラスはすぐに自分の角の力で回復をしたけども、今のダメージが大きかったのか、意識が朦朧として集中出来ずにいた。

その為に回復に時間が掛かっている模様。


「おやおや、仲間の心配よりも自分の心配してはどうだ!!」


だが、ドリルメカスが両腕のドリルを回して、野田達3人に襲い掛かって来た。


「危ない!!」

「なっ!?」


しかしそこにホルが前に出てきて、両目の冷凍光線でドリルメカスの両腕を凍らせる。

当然、初めは驚いたが、獲物変更したかのような目でホルを見る。


「なるほど…面白いね。では、私と遊びませんかお嬢さん」


そして頭部と両肩のドリルを回転させると、その摩擦熱で全身温めて両腕を溶かした。


「生憎…僕は、男だ!!」

「面白い冗談だな!」


そのままホルはドライアイスを食べて、バトルスタイルになってドリルメカスと戦った。

それからレーグラスはなんとか自分自身の治癒を完了させた。


「良し…これでOKだ」

「よかったですね」


だけど、これはあくまで応急処置なので未だに動けずにいて、さっきの治癒で妖力と魔力と体力を殆んど使っていたた。

するとレーグラスは、気力を振り絞って野田に声をかけ始める。


「野田…」

「え?こんな時に何か?」

「悪いけど、ここは任せた」

「それって」

「お前ならば、きっと…この場を何とか…してくれるかもしれない」


野田に頼んでそのまま、レーグラスは微笑みながら目を閉じた。


「レーグラス!」

「心配しないで、眠っただけみたい」

「「うわぁぁぁぁ!!」」

「今度は何!?」


突然、倉山とダイゴの声がしてので顔を向けた。

野田が見たのは、2人を片手で軽々と持ち上げるサイメカスの姿が。


「がははははは!!テメェら、その程度で俺達に挑むとは…何万年も早いぜ!!」

「「ぐがっ!!」」


笑いながら倉山とダイゴを地面に叩き付けると、そのまま上空目掛けてぶん投げた。

そして落下してきた2人は奇跡的に木の枝に引っ掛かった、訳がなく無残にも地面に激突した。


「倉山!ダイゴ!」

「うわっ!」

「ホル!?」


さらにバトルスタイルになったホルも、ドリルメカスの隙のない攻撃に苦戦してしまい。かなりピンチになっていた。


「これ以上、仲間を傷つけさせてたまるか!」


そしてレーグラスと倉山とダイゴがやられて、さらにホルまでもやられてしまう事に怒り、ドリルメカスに向かって走っていく。


「野田さん!早く装着を!」


素早くソロリックがペンダントをかざし、2つの光が野田に直撃した。

野田の体に願望と悲劇が装着し、アーマースタイルになった。


「おらっ!」

「ん?ぐわっ!」

「なんだっ!?」


そのまま野田はドリルメカスの顔面にストレートパンチが決まった。

ついに登場した宇宙からの機械怪人、ギガメカス。野田とサイメカスとドリルメカスの戦いは待っていてください。

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