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心の鎧甲  作者: 鴉山大樹
第04章 獣と鳥と新たな出会い
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第37話 衝撃な出会いと再会

任務の為に獣王パークへやって来た野田達であったが、そこでミオーズという獣人少女とであった。

しかしなぜかそこに、優とミリクまでいた。


「進……アンタ、どうしてここに?!」

[そうだ!たしか昨日、姉ちゃんもミリクも保護会の仕事で、この国に来てたんだった!しまった……すっかり忘れてた!!]


思い出した野田は、周りを見回すと優か所属している、自然保護会の妖怪組は無論。人間や魔人の保護会も来ていて、奉仕活動や瓦礫の撤去処理をしているのが分かった。

どうやら環境保護会による出張活動らしい。


「なんで、野田くん達がこの国に!しかもその格好って……」

「たしか暗闇の衣装?」


2人はとても不信感に満ちた目をし始める。


「ちょっと、どうするの?」

「どうするって……なぁ?」

「まさか、2人がこの国に来てたなんて!!」

「ねぇ、あの2人って?」

「俺の姉さんと、俺達の同級生だよ」


当然身内である野田も倉山もダイゴもスミレは焦ってしまう。


「あのもしかして、私……なんかいけない事したのかしら?」


ミオーズは心配して野田に声をかける。


「ああ、ちょっとね……ところでミオーズさん、彼らとはどこで知り合ったの?」

「もちろん、昨日ここの瓦礫を片付けていたら、妖怪組と人間組の保護会の人達が、手伝いしにやって来たから!」

「ちょっとミオーズ?」


するとチワワ風のマルチーズ風に、チーター風とペルシャ風の獣人少女が現れた。


「あの、ミオーズさん。彼女達は?」

「私の親友のセドールとハクホスと、メラッテとローキグ!」

「「「「はじめまして♪」」」」


ミオーズに紹介されて4人がそろって挨拶すると、野田と倉山とダイゴが鼻の下を伸ばすので、レーグラスとスミレは少しムッとして優とミリクは呆れてしまう。


「それよりミオーズ、早く片付けはじめよう?」

「そうだよ!せっかく持って来たのに」


この場の全員に乗り込み型の工事用ロボットを全員に見せる。

それからすでに乗って作業するものがいた。


「ああっ、そうだったわね!じゃあ、一緒にがんばりましょう!!」

「てか、やっぱり俺達も?」


そしてなぜか野田達も優やミオーズ達と一緒に、工事用ロボットに乗って、瓦礫処理の手伝いをされてしまう。

初めての操縦に野田は戸惑ったど、なんとか工事用ロボットを動かし。壊れたビルの残骸をコンテナに入れて、そのまま綺麗に纏めて片付ける。


「全く驚いたわ。アンタの新しい就職先が、国家公務員だったなんてね。それも傭兵集団暗闇の……」

「その、ゴメンな。秘密にして……だって怒られそうだから」

「怒るに決まってるでしょ!そんな忍者のような物騒な仕事を……」

「でも、俺今の仕事気に入ってんだ!だから辞める気は……」

「それとこれとは、関係ないでしょ!!」


新しい仕事の事を黙っていたので、優はかなり怒っていた。

じつは彼女は野田にあんまり危険な仕事をさせまいと、前のバイト先であるモンストを紹介してくれたのだ。

だから野田がバイトを辞めて、真っ先に叱ったのが優であった。


「あの……姉弟喧嘩はそれぐらいにして、作業を進んでくださいね?」

「「う……はい」」


でもミオーズに叱られて、2人はなさけなく謝った。

それからスミレも、ミリクから同じ事を聞かれた。


「じゃあ、私達に心配かけないと……ずっと嘘を?」

「そうなの、ゴメンね……今まで騙してきて」

「じつは俺も、バイトを掛け持ちながらやったんだ」

「私達の知らないところで、そんな苦労してたのね?」

「ちょっと!無駄口叩かないでさっさとする!!」


そんな会話をやり取りしたせいで、レーグラスに叱られてしまった。元々彼らがこの国に来てする事じゃないので、誰よりも1番ストレスを溜めていながらもロボットを動かす。

それからようやく瓦礫の片付けを終わらせた。


「えっ!ボランティアじゃないの!?」

「はい、そうなんですよ」

「すみません……うっかりしてました」

「ほんと、ミオーズはドジなんだから」


誤解を解けるとミオーズは恥ずかしそうに謝る。


「じゃあ、私達はキャンプに戻るから!なんかあったら連絡してね」

「もちろん、そうさせてもらうから」


そして野田達は一度、優達と別れてセドールら4人もロボットを、元の場所に返しに行った。


「とりあえず、お腹が空いたでしょ?」

「ああ……昼はまだだからね?」

「たしかにな……」

「じゃあ、ついて来てね♪」


と案内された先には市場があった。

市場はかなり活気があって、食材や衣服や日用雑貨が揃っていた。


「とりあえず、さっきの事もあったしね。私が奢ってあげる♪」

「いや!そんなの悪いから……」

「良いから、良いから!」


ミオーズがこの場から離れると、レーグラスは佐村に連絡し始める。


「すまない、予定より遅くなるかもしれない……」

『そうですか……でも、なるべく早くしてくださいね』

「そのつもりだ」


そして通信を切って深くため息を吐いてしまうレーグラスであったが、ちょうどミオーズが全員分のハンバーガーと、サンドイッチとジュースを運んで来てくれた。


「本当に悪いな……」

「だから良いって、間違えた侘びだから」


さっそく全員はベンチに座りながら、少し遅めの昼食を食べるのだった。


「そういえば、新しく出来たバード連邦ってどこにあるんだ?」

「はい、あれです」


野田の質問にミオーズが指を刺した先には、山や崖といったかなり過酷そうな環境の国。

あれこそが鳥型獣人・鳥人の住むバード連邦であった。


「鳥人が今暮らしている国があれなの。私の親友もそこに……」

「親友?」

「うん、子供の頃から遊んでいてね。でも内戦で遊ぶ暇が少なくなって…そして国が分裂してっ、てもうこんな時間だ!?」


ミオーズは時計を見ると、まるで逃げるかのように去る。


「なにか用事でも?」

「それは、我々も急がなきゃならんぞ!」

「え?それって……あっ!?」

「気づいたのなら、早く食べていくぞ!!」


レーグラスの呼びかけに、野田達は急いでハンバーガとサンドイッチを食べて、王都に全力で向かった。











そして5人はようやく、獣帝の住む城のある王都に到着した。


「ここが、王都か?」


王都は先ほどの町とは大違いに、とても立派な建物がたくさんであったけど、なにやら怪我人や失業者やならず者がいるのは確かであった。

しかし見学する暇はなくすぐに城に向かった。

そして城に着いたが少し汚れているようで、城門の前には佐村が待っていた。


「みんな!本当に遅かったんですね?」

「色々あってね……」

「とにかく、早く王室前に行きましょう!」


佐村に案内されて獣帝のいる王室前に向かう。

すると扉の前に麻井が待ってた。


「ふむ、遥遥よく来てくれたな?感謝するよ」

[うわっ!本物の妖魔将軍を生で見られるなんて!!]


野田も倉山もダイゴも、妖魔将軍の麻井に初めて出会って緊張する。


「良いかい?決して失礼のないようにね?」


麻井が扉を開けると、その部屋は少し質素で地味な感じというよりは、ホコリがあって少し汚れていた。

そして周りには兵士が20人ほど配置して、その先の豪華な椅子に座っている。少し頑固そうで威厳がある雰囲気をした、虎型獣人の男性であった。

さっそく7人は男性の近くまで歩いていくと


「どうも、始めまして」

「何回も会ってたが、ここでの挨拶は初めてですな」

「はい、そのとおりですね。獣帝ガド15世様」


麻井は獣人達の王、獣帝ガド15世に頭を下げる。


「それで、こちらの6人は?」

「これらは私のボディーガードですので、気にしなくても結構です」


すぐさま野田達6人も深々と頭を下げる。


「ふむ、このような部屋で悪かったな。なにせ内戦続きで掃除とかする暇ではなかったからな」

「いえいえ!滅相もありません!!」


思わず野田は失礼のないように返事をするが、緊張して声が少し裏返ってしまう。


[あっ!獣帝の前なのに!!]


野田は結局恥をかいてしまった。

おかげでレーグラスに強く睨まれ、倉山やダイゴにスミレも佐村も呆れて、麻井とガドは苦笑いをしてしまう。


「お父様、モンスターゾーンのお客様ですか?」


するとどこからか声が響いた。


[ん?この声どこかで?]

「おっと、せっかくだから紹介しよう。我が娘で第一王女の!」

「ミオーズで!」


彼らに衝撃が走る。

なぜなら彼らの目の前に現れたのは、完璧に王女の格好をしたミオーズと、メイド姿のセドール達であり。


「「「「「ああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!?」」」」」

「「「「「ええええええぇぇぇぇぇぇぇ!!?」」」」」

「「「えっ!?」」」


当然麻井と佐村とイゴス以外の野田とミオーズら、10人は大声で叫び驚いた。

そして麻井も佐村もガドもこの展開に理解出来ずにいた。

ミオーズの正体は獣人の王女で、新キャラで彼女の親友のセドール・ハクホス・メラッテ・ローキグは、城で働くメイドでした。

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