番外編2 シーサーペントのイタズラ
南の島にやって来た野田達はバカンスを楽しんだ。
野田とソロリックは浅瀬で、お互い水をかけあいなどをして遊んでいた。
「見て見て!可愛いお魚♪」
「ソロリック、はしゃぐのは良いけど、転ぶなよ?」
「大丈夫!大丈うぐっ!?」
注意している矢先にソロリックは扱けてしまい、顔には海水と砂がついてしまった。
「ぺっ!ぺっ!海の水飲んじゃったし、口が砂で!」
「だから言ったのに……ほら」
「ゴメン、でもありがとう」
呆れながら野田は、ソロリックにタオルを渡したので、すぐに顔を拭いた。
「あらら…イチャイチャして…リア充めっ!」
「お~~~い、ボール行ったぞ!」
「分かってるよ!」
「はいっ、アタック!!」
「そうは行かない!」
その頃、倉山はセレムと、ダイゴはスミレと、コンビを組んでバレーボールをやっていた。
そしてそんな様子を倉山が見過ごす分けなかった。
「ふ~~~たまにはこんなひと時も必要よね」
レーグラスもビーチチェアで日光浴をしていた。
ちなみに青丈は団扇で扇いだり、佐村はトロピカルジュースを持ってきたり、ナイムは彼女の身体をオイルで塗ったりと、完全にパシられて遊ぶ暇がなかった。
「私達ってやっぱり…」
「こんなキャラだよね…」
「もう、半分諦めたからね…」
3人は大きく溜息を吐いてしまう。
それからホルと秋とホロは、氷の船に乗って近くを漂っていた。
そしてちゃんと秋の座る所には、お尻を冷やさないようにとタオルを敷いていた。
「ねぇ?溶けたりしないよね?」
「大丈夫。僕とホロが冷気を出し続けているから、そう簡単には溶けて沈まないから」
「それよりも、ほら!」
「うわぁ!」
秋はホロに勧められたので、船底を見てみると海の景色が良く見えた。
「スゴーーーーイ!綺麗♪」
「たしかに、綺麗だね!」
はしゃぐ秋の姿を見てホロも思わずはしゃいで、そんな2人をホルは微笑んだりする。
だが、そんな彼らの様子を観察している影が居た。
「どうするの?」
「とりあえず、僕達2人が注意を引き付けるから、兄ちゃんが」
「分かってる」
しばらくすると、ホル達は船を岸に着けて降りる。
「秋!どうだった?」
「うん!とっても楽しかった!」
「良かったね♪」
満足する秋だったけど、野田は密かになんか物足りなさそうな、感じになっていた。
「どうした野田?なんか不満か?」
「こういう海には、なにか触手が付きものだけどな?」
「触手?あっ!たしかにな!」
「いやいや、触手ってマニアックすぎるだろ?」
野田が不満になっていたのは、触手プレイがないという理由だった。
すぐに倉山は納得したけども、ダイゴは呆れたりしていたが、その時。
「「ぐぉぉおおおおおお!!」」
「なっ、なんだ!」
すると大きな叫び声がしたので、全員は後ろを振り向く。
「あれって、シーサーペントか!?」
それは巨大な蛇の体に腕のある海蛇の妖怪・シーサーペントが2匹現れた。
「あのシーサーペント、2人とも子供かな?」
「たしかに、通常より体が小さい?」
ホルとホロはシーサーペントを観察して、2匹が子供だと気づく。
すると2匹のシーサーペントがソロリック達、女性組に目を向けると手から触手を出した。
「「「うわっ!?」」」
「なに!」
「えっ!?」
「「「きゃっ!?」」」
そして見事にソロリックとスミレとセレムと秋も、レーグラスも青丈もナイムも、さらにはディグットまでも、シーサーペントの触手に捕まってしまう。
当然昼寝中のレイガとホルにも触手が迫るが、レイガはヘグラーパーとブロドンとパラメに守られて、ホルは目から冷凍光線で攻撃して、見事触手を逃れる。
そもそもディグットは、レイガを守る為に自ら犠牲にしたのだ。
「ヤダ!触手が胸に!!」
「ちょっと!どこ触っての!」
「止めて…そこは弱いの!」
それから触手に縛られた女性組は、その触手にキツく締め付けられたり、さらに水着の中に入ってずらしたりしているので、とてもエロい感じになっていた。
「夢にまで見た触手プレイ!」
「たしかに!実現したな!」
「てか、今はそんな場合かよ!!」
つい見とれてしまう野田と倉山だったが、いち早く我に返ったダイゴが渇を入れた。
「そうだった、つい!」
「俺達とした事が!」
「まぁ、俺もだけど…」
「ソロリック!今助けるぞ!」
3人がすぐにソロリック達を助けようとしたその時。
「ん?がはっ!?」
「「え?ぐへっ!?」
そこにはシーサーペントの子供がもう1匹現れて、触手を鞭のようにして野田達に攻撃して来た。
「3匹目かよ!?」
「ぐぉおおおおおお!!」
シーサーペントが大声を上げて襲い掛かるので、3人はすぐに避けるがしつこく攻撃してくる。
「ソロリック、頼む!」
「う…うん」
苦しむソロリックは、なんとか気力を振り絞って、ペンダントから願望を出して、野田に装着させた。
アーマースタイルになった野田は、レーザー銃を2丁出して威嚇射撃した。
「うわっ!マジ!?」
「きゃあ!」
「ひぇ!」
威嚇ながらもシーサーペントは驚き怯えて、触手が緩みソロリック達が落っこちそうになったが、すぐに野田が全員を抱きかかえ救い出した。
「みんな!大丈夫?」
「うん…少し」
水着がズレたりしたけど全員は無事であった。
「アナタは、いつのまに!?」
ちなみにレーグラスは、どうやら野田の変身シーンを見逃してしまった。
そして未だに同一人物だと気付いていなかった。
「うう…こうなったら!」
「なにっ!きゃあ!?」
「ソロリック!?」
だが、シーソーペントは口から泡を出して、ソロリックを巨大な泡に閉じ込める。
「彼女を返して欲しいなら、僕達について来い!!」
そのままソロリックの入った泡のボールを持って、3匹は海に逃げた。
「待て!!」
野田は背中と足からスクリューを出して、そのまま海の中に潜り追いかけた。
「待って野田君って、行っちゃった…」
ホルが止めようとしたけど、もう見えなくなっていた。
そしてちょうどその時。
「ふぁ~~~良く寝た!」
昼寝していたレイガが目を覚ます。
「あれ?どったの?なんでアンタ達、身体ベタベタで水着乱れてるの?それからアンタらも、なにそのアザ?」
のん気に質問するレイガに対して、全員は睨んだり説明するのが面倒になったりする。
その頃、野田は猛スピードで、3匹を追いかけた。
「待てコラ!!ソロリックを離せぇぇぇぇ!!」
頭に血が上った野田は、周りを見ずに必死に追いかけたが
「あれ?流れが激しいような?てか、海流だ!?」
海流に捕まってさらに渦潮に巻き込まれてしまった。
[目が回る!気持ち悪い!!]
完全に目が回ってしまい。野田はそのままアーマースタイルを解いてしまった。
「あの人、渦潮に巻き込まれたね…」
「この辺り流れが速くて、渦潮が多いからね」
シーサーペント達は呆れてしまう。
だが、捕らわれのソロリックは野田のピンチに
「野田さん!」
「あっ!ちょっと!」
なんとか自ら泡から出て、野田を助け出そうとしたけども。
「うわっ!流れが本当に速っ!!」
結局ソロリックも渦潮に巻き込まれてしまい、すぐにシーサーペントが巨大な泡を出して、2人を無事に救助した。
「全く、ミイラ取りがミイラになってどうするの?」
「とりあえず、早く連れて行こうよ!このままじゃあ、ママが」
「そうだね。もし目が覚めたら事情を話すから、早く行こう!」
そして3匹のシーサーペントは、野田とソロリックを連れてどこかに行った。




