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心の鎧甲  作者: 鴉山大樹
第03章 暗闇・九尾
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第33話 野田VSジャバウォック

漸くレイガに届け物を渡す事が出来た野田達であったが、なぜか野田はレイガの部下である。ジャバウォックのヘグラーパーと勝負する羽目になった。


「まさか……俺にあれと戦えと?」


野田は身体から大量の冷や汗をかいて、ヘグラーパーに指を刺しながら恐る恐る尋ねた。


「もちろんよ?さっきの戦いを見たけど」

「ってお前、初めから近くまで帰ってたのか!?」

「もちろん!ただ面白くなってたから、邪魔しちゃならないと思って♪」

「そんな理由で止めなかったの!?」


レイガのお気楽な性格を改めて理解して、怒鳴りつけようとしたけど、ヘグラーパーといつのまにか現れた。ブロドンとパメラが睨みつけるので、これ以上文句を言ったら危ないと分かった。


「とにかく、アンタの実力。たっぷりと見せてもらうからね♪」


そのまま少し離れると、いつのまにかディグット達が用意した、椅子に座って紅茶を飲む。


「おーーーい。死ぬんじゃないぞ」

「俺はこれ以上、仲間が死ぬとこなんて見たくないから」

「でも、九尾の部下ですから、あんまり傷つけないように!」


かなり離れた所で倉山とダイゴとホルは、野田に対して少し適当に応援する。


「アイツら……あんな遠くで応援して!」


薄情な3人に野田は少し殺意を持つ。


「野田さん、あんまり無理しないでくださいね」


だがソロリックは野田の側に居てくれた。


「分かってるよ。でも危ないから、アーマーは出してから離れてよ?」

「もちろん!」


ソロリックがペンダントを野田にかざすと、光が飛び出してそのまま野田に当たった。


「あれって!」

「「なっ、なんだ!?」」

「ほう……」


そして野田の身体に心の鎧甲・願望が装着し、そのまま全身を願望の力でアーマースタイルになった。


「なんだ野田!その姿!」

「悪いが、後にしてくれないか。話すと長くなる!」


言いながら剣と盾を出して構える。

ヘグラーパーはジロジロと睨むかと思ったら


「ぐおおぁぁぁぁぁぁ!!」


叫びながら突進して、長い尻尾で鞭のように攻撃してきた。

すぐさま避けたが、口から光線を発射したので盾で身を守った。その後すぐに剣で反撃したが避けられてしまう。


「このっ!このっ!」


半自棄になりながらも攻撃し続けたが、簡単に避け続けられていた。


「クソ!これでも喰らえ!!」


とたくさんのブーメランで攻撃してみたが、息を吹き返して全て落とした。


「うぐぐ……」


完全に野田は八方塞になろうとしていた。


「う~~~ん。なんという……」

「完全に遊ばされてるな?」


倉山とダイゴが顔を見合わせながら呆れてしまう。


「やっぱり、経験の違いかな?しかもあの体格でかなりの瞬発力を持っるから、戸惑ってるみたいだね?」


ホルも少し呆れながら冷静に分析をしていた。


「ちょっとみんな!野田さんが心配じゃないのですか!?」


ソロリックは3人の態度につい怒ってしまう。


「大丈夫だよ。きっと野田なら、いい解決策があるかも知れないからね?」


ホルはソロリックを落ち着かせるが、それでも彼女は心配してしまう。

ちなみに野田はかなり疲労していたが、なんとか勝つ為に必死であった。


「だったらこれは!」


すると両腕をキャノン砲にして撃ってみた。

だがさっきの光線で相殺されてしまう。しかしその隙をついて、野田はそのままジャンプして、ヘグラーパーの頭部に飛び蹴りを決めた。


「よっしゃ!どうだ?」


確認してみるが、どうもダメージは低かったらしく。


「うわっ!」


踏みつけようとして来たので、それも避けると致死レベルの低い光線銃を出して撃ってみた。

しかし巨体のわりに素早く動くので、何発も外れてしまった。


「だったら!」


すると野田はヘグラーパーの尻尾にしがみ付いた。

当然激しく動いて振り払おうとするが、そのまま頭部に向けて撃った。するとヘグラーパーは当たって驚いたのか、思わず飛び跳ねてしまうので野田は手を放してしまう。


「仕方ない。次はこれだ!!」


2本の剣を出して斬りつけたが、ジャバウォックには鋼やダイヤ異常の、強度と硬質な鱗を纏っていたので、全く歯が立たなかった。


「噂だと思ってたけど、ジャバウォックの鱗ってこんなにも硬かったんだ」

「おいおい!相手は効いてないぞ!!」

「もっと死ぬ気でやれ!!」

「本気を見せてみろ!ソロリックが見てるよ!!」


倉山とダイゴとホルは遠くで応援をするが、野田にとっては殺意を持ち始める。


[クソ……アイツら覚えてろ!!]


でもとにかく攻撃しなくちゃやられてしまうので、すぐにガトリングを出して撃ちまくるが、全く効果がなく突進してきた。

そこで両腕から棘を出し、思いっきりジャンプして、背中に乗ると強く殴りつけると、それが効いたのが大きな叫び声が響いた。


「良し!効いてるな!!」


野田がもう一発パンチしようとしたが、そうさせまいと身体を揺らして野田を振り払う。


「へぇ?やるわね?」

「まだまだ!次はこれだ!」


しかし野田が考えたのは、両足にポゴのようなバネを出して、縦横無尽に飛び跳ねるた。

すぐさま捕まえようとするが、デタラメに飛び跳ねるので、逆に翻弄されてしまい。さらには両腕から鎖鉄球を出して何発も攻撃する。


「捕まえたいか?だったら着いて来な!!」


野田はすぐ翼とジェットエンジンで空を飛び、ヘグラーパーも追うように羽で空を飛んだ。


「やっぱり追ってきたか!?」


そのままミサイルを出していっせい発射して、かんしゃく玉のように周りを爆破して錯乱させた。


「うおぉぉぉぉぉぉ!!」


その隙をついてヘグラーパーの胴体にしがみ付いた野田は、そのまま地面に急降下して叩きつける。


「「きゃっ!?」」

「「うわっ!?」」

「派手ねぇ?」


落ちた場所から砂ホコリと衝撃風が起きた。

だが砂ホコリが晴れて彼らが見たのは、目を回して頭にコブを作って伸びるヘグラーパーと、息を切らせながらも立っている野田の姿であった。


「はぁ……はぁ……どうだ?」


かなり体力を消耗したらしく、倒れそうになってしまうので、ソロリックがいち早く駆け寄る。


「野田さん!大丈夫ですか?!」

「ああ……はっきり言って、疲れた」


そのままソロリックの腕の中で気を失ったので、アーマースタイルは解除され、願望はペンダントに戻った。

野田とジャバウォック・ヘグラーパーの勝負では、見事に野田が勝利しました。

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