表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
心の鎧甲  作者: 鴉山大樹
第03章 暗闇・九尾
34/82

第29話 ホルと新しいお使い

ホル目線。


どうもホルです。

僕の職場であるモンスターゾーンのデーモングレリスで、僕は麻井さんに呼ばれて将軍室に来た。


「あの……麻井さん?いきなり何の御用で?」

「……良く来たな。じつは明日で良いから。またお使いに行ってくれないか?」


ん?なんか麻井さんの雰囲気がおかしいなぁ?


「えっ……と、そのお使いってのは?」

「まぁ、これを持って行くだけだから」


机に置いたのは、なにか黒いアタッシュケースであったが、やっぱりちょっと怪しいな。


「あのそれで、これを届ける人って一体?」


すると麻井さんは頭を抱えて、前よりも暗く気まずくなって来たけど。まさかヤバイ感じの人じゃあ!


「……九尾の妖弧」


え?なんか今、かなり飛んでもない事を言ったように聞こえたけど?


「今……なんて……」

「だから、九尾の妖弧」

「えええええぇぇぇぇええぇぇえ!!?」


ちょっとちょっと!九尾の妖弧って鳳凰・麒麟・八岐大蛇と並ぶ、神に近いとされる妖怪だよ!!麻井さんにぬらりひょんの称号をくれた

本当の意味でヤバイ人だよ!!


「なんで、アナタよりも上の妖怪に、僕がお使いに行かなきゃならないんですか!?」

「仕方ないだろ。これから用事で人間国に向かうから」


そうだった。なんか麻井さん、人間国で大切な会議があるから、今日の内に出発するんだ!それを忘れるなんて、僕ってまだまだだ。


「でも!僕のようなアルバイトの秘書で!自分で言うのもなんだけど、男の娘の僕が来たら、きっと怒り出してしまいますよ!!」

「おいおい!!そんな大声を出すな!誰かに聞こえちゃうぞ!?」

「あっ!!?」


つい自分から大声で男の娘って言ってしまった。恥ずかしい!顔が溶けそうだよ!


「はっきり言うけど、その九尾の妖弧は、もの凄く変人だぞ」

「え?」

「俺やモルト以上に変わり者で、全てが予測不能なんだ……」


予測不能な変わり者ってどんなんなの。


「とりあえず、護衛を付けて置くし、友達でも誘っていいから?」


いや、友達を誘っていいって。

こんな重要な仕事をピクニック気分にしちゃあダメだから。


「そんな冗談言わないでください!!護衛ならまだしも、友達なんて誘う余裕なんてありません!!」

「そうか……とにかく、明日頼む」

「はい!!お任せください!!」


とにかくこれは、妖魔将軍からの任務!!絶対に九尾の妖弧にこの荷物を届けて見せます!

それからしばらくしてから、麻井さんはペガサスに乗って人間国に向かった。僕もがんばってこの荷物を届かなきゃな。






それから僕は自分に家に帰った。

が!この荷物を誰かに狙ってるかもしれない。


「誰もいない!誰も見てない!」

「兄ちゃん?」

「うわ!!ってホロか?」


いつの間にか後ろにホロがいたなんて気づかなかった。


「なに怪しい事してるの?余計に目立つよ?」

「なっ、なんでもないよ?」

「んでこれって何?お土産?」

「違う違う!!これはある人に届けるものなの!!」


危ない危ない。このままホロに取られるところだったよ。

とにかく明日は大変だ!気を引き締めてやらなきゃ!

そしてついに今日となった!ってまさか……


「そんな……護衛って君達と……」


まさか麻井さんが呼んだ、護衛が野田くんと倉山くんと小山くんだったなんて。

3人共別の仕事に就職したって聞いたけど、まさか政府傭兵組織の暗闇だったとは!いつのまにか3人共公務員になっていたとは。


「まさか、護衛の任務があってたけど、ホルとは驚いたな」

「なんか大変な仕事みたいだからな」

「と言っても……俺と野田は新米だから」


ちょっと君達、そんなのん気にしてないでよ。って思っちゃうけど……


「ごめんなさい。私まで呼んでくれて…」

「いえいえ、どうせなら楽しくしようと思っただけで」


そしてついソロリックさんを、思わず誘ってしまう僕って一体。


「でもこれは、重要な任務だって事を忘れないでね!!」

「そんなの分かってるよ。だからこうしてお前を守ってるだろうが♪」

「まっ、あんまり期待しなくても良いけどさ」


めちゃくちゃ不安だ。


「とりあえずお弁当作ったから、お昼になったら食べようね」

「うん、九尾のいる森って深いし遠いから、持ってきて正解だね」

「じゃあ!さっそく九尾に会いに行くぞ!!」

「「「「おーーー!!」」」」


こうして僕達5人は、九尾の妖狐の住むと言われる山に向かった。

今回はホル目線で話を進めてみましたけど、本当にこういうのって難しいですね。

そして野田達は九尾の妖弧に出会えるか?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ