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心の鎧甲  作者: 鴉山大樹
第03章 暗闇・九尾
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第28話 救助大作戦

さっそく暗闇の出動メンバーは災害のあった山に向かうので、野田達3人は車に乗った。ちなみにダイゴは3人で唯一車の免許を持っていた。


「助かったよ。事故の起きた山まではかなり遠いから」


それからレーグラスと青丈とナイムは本来の姿であるユニコーン、ペガサス、ヒッポカムポスに戻る。


「言っとくけど、この時点では私がリーダーだから、私の指示に従ってもらうよ!!」


レーグラスが念入りに3人に命令して現場に先に向かった。


「たく、本当に上から目線だな」

「本当だな……」


呆れながらも出発するが、野田はあんまり乗り気ではなかった。

なぜならば、環境保護会には彼女らがいるからだ。

その頃、野田達が向かっている山では、突然の山崩れで遠足に来た小学生の子供妖怪多数が、怪我したり泣いたりしてたけど、幸い死亡者はいなかった。

それから救助に来た環境保護会の妖怪組が傷の手当や安全確保などをしていた。

そして当然


「ミリクちゃん!そっちは?」

「はい!救助完了です!!」


優とミリクも出動して救助活動していた


「でもなんで、いきなりこんな災害が」


ミリクは突然のこの状況に驚きを隠せない。

あのぬりかべと傘化けの迷惑コンビも、こんな真似は絶対にしないと信じていた。

ちなみにその2人はというと


「おいおい……なんだよこれ?」

「いくらなんでも、そこまで出来ないぜ」


2人は遠足の生徒達を驚かす為の仕掛けをしようとしたけど、こんな大惨事になった為に驚いてしまう。


「とりあえず、逃げよう!」

「だな!」


このまま居続けたら捕まると思い、2人はすぐさま逃げた。

それからしばらくすると、野田達も現場に到着した。


「こりゃ酷いな……」


今の光景を見て言葉を失いかける。


「それで、俺達は何を?!」

「まず2手に分かれてここの調査と、誰にも悟られずに救助の手伝いをする。倉山は保護会の1人に化けて、ナイムと一緒に救助を」

「あいよ!!」

「お任せ!!」


倉山は仮面を取るとカマイタチに変身し、服装も変わり保護会隊員に化ける。。


「遅くなりました!!」

「あら?アナタは別の用事が?」

「そんな事を、今は子供達の方を!」


なんとか誤魔化しながらも子供を助けに行く。

それからナイムは身体を液体化して、隠れながら崩れる岩などを水鉄砲で粉砕して、人知れず救助の手伝いをする。

野田達はこの大惨事の原因を探している。


「ヤバイな……道が滅茶苦茶で、いつここが崩れるか分からないな?」

「そうですね。でもなんか大きな爆発させたような……」

「無駄口叩かない!私達は原因を探すだけ」


怒鳴りながら先に進み。

最初に起きたとされる場所に辿り着いた。


「この辺りね。すぐに取り掛かって!」


さっそくこの山崩れの原因を探し始める。


「さすがここは危険だ!早い事、原因を解明しないと俺達も危ない」


足場などを気にしながら周りの現場の写真を撮って、さらには岩などを採取したりする。


「ん?これって」


するとダイゴは何かを見つけた。

それはロボット鳥の残骸で、他にもたくさんあった。

だが


「助……けて……」

「ん?!」


どこからか声が聞えて、野田はその声のあった場所に行って見る。

少し斜面で崖に近い所に向かうと、そこに岩に足が挟まったピクシーの少女が助けを求めていた。


「大変だ!」

「待って!!」


野田は助けようとしたが青丈が止めた。


「なんで?!」

「今私達がやるべき事は調査!救助は後です」

「だが、今にも滑り落ちそうじゃないか!」

「ですが、どんな状況でも任務を全うするのが、暗闇の勤めって!?」


なんとレーグラスがピクシーの元へ走っていった。


「レーグラスさん!今は任務が!」


青丈は別行動をするレーグラスを止めようとするが


「なに言ってんのよ!あの子を助けないで、誰が助けるの!?」


聞き入れずにすぐさまピクシーに近づいた。


「大丈夫?今岩を壊してあげるよ」


レーグラスは鬼とは違う、ユニコーンの角で岩を砕く。


「ありがっ、うわ!!」

「きゃっ?!」


ピクシーが立ち上がろうとしたが、足と翼が怪我したせいでバランスを崩し、さらにレーグラスまでも思わず滑ってしまい。


「レーグラスさん?!」

「ヤバイ!!」

「待て野田!?」


野田は2人を助ける為に追って、ダイゴは止めようした。


「「きゃあ!!」」

「クソ!!」


しかしその間に2人は崖に落ちてしまい、思わず野田も崖に自ら飛び降りてしまう。


「野田!」

「レーグラスさん!」


青丈はすぐにペガサスの姿に戻って助けようとした。

が、突然流星のような光が通り過ぎた。


[なんだあの光は!?]


ダイゴはその光に驚いてしまうがその光が、落ちていく野田の身体に当たった瞬間。


「え?なんで!?」


いつのまにか心の鎧甲・願望によるアーマースタイルとなった。

だけどちょうど良かったので、すぐさまレーグラスと少女を抱きかかえて、足からジェット装置を出してゆっくりと地面に着地した。


「大丈夫?」

「ええ……ところでアナタは?」

「それは後、今は!」


アーマー姿の野田は上を見上げると、落ちてきた崖が崩れて大量の大岩が降ってきた。


「きゃあ!」

「危ない!」

「離れてろ!!」


レーグラスはピクシーがこれ以上傷付かないように、抱きながらこの場から逃げる。それから野田は願望の力で両腕と背中からライフルに、マシンガンに大砲など銃火器を出し。


wish(ウィッシュ)バスター!!」


さっき思いついて考えた必殺技名を叫んで、崩れていく岩を粉砕した。


「ふ~~~これでよし」


岩を破壊してアーマーを解除すると、願望は光となってどこかに飛んでいった。

そして野田はすぐさまレーグラスとピクシーに近づく。


「おい、怪我は?」

「怪我はないけど、さっきの彼は?」

「あ……ええ~~~と……」


聞かれてしまい、どう言い換えそうか悩んでしまう。

ちなみにピクシーを抱いて、逃げるのに精一杯でレーグラスは、野田がアーマー解除してるところを目撃してなかった。


「レーグラスさん大丈夫ですか!お怪我は?!」


でもそこにペガサスの姿に戻った青丈が助けてきてくれた。

そしてピクシーの足はレーグラスが、癒しの力で治した後、彼らと出会った記憶も改ざんさせて、安全な場所に寝かせた。

それから災害原因の調査と救助を終わり、暗闇基地に帰ったが


「バカモン!!」

「うっ!!」


レーグラスは任務を無視した事でミヤトに叱られていた。


「また別行動して、しかも新人に危険な真似をさせて。本当に自分勝手な!!」

「いや、あれは俺の独断で」

「野田!お前はここのやり方をまた知らない!それを自覚していろ」

「は…はい」


ついでに野田にも強く叱った。


「それで災害現場については?」

「はい、何かを爆発した形跡がありますし。それに小山さんが発見した鳥ロボットも、今は検収中です」


セーディーンが調査の結果を話す。


「そうか、では仕方ない。今回は解散!」


こうして彼らは解散したのだが


「どうしたんですか?レーグラスさん?」

「なんか、帰って来た時からおかしいんですよね?」

「もしかして、あの時に頭をぶつけたのかな?」


青丈達3人はレーグラスの様子がおかしいことに気づく。


[アーマーの人は……一体誰なのかしら?]


どうやらレーグラスはアーマー姿の野田に、一目惚れをしてまったみたいだけど、それが誰なのか全く知らないでいた。














そして野田が家に帰ると


「ただいま」

「あっ!お帰りなさい」


居候になったソロリックが出迎えてくれた。


「バイトはどうだった?」

「新しく入った人に、仕事の内容を教えるのは大変で……」


ソロリックは少し恥ずかしそうになる。


「ところで、まさかお前が心の鎧甲を?」

「ペンダントがアナタの危険を知らせてくれたから、誰にも見られない場所で」

「やっぱりな、ありがと♪」


と野田は思わずソロリックの頭を撫でるので、彼女も当然頬を赤くする。


「それから今日は、野田さんの就職祝いに焼肉だって!!」

「ほんとか!!ところで姉ちゃん?」

「テレビで報道されたとおり、災害現場の救助活動でしばらく帰ってこられないようで」

「やっぱりな。だとしたら帰った時はクタクタのボロボロか」


少し笑いながらもソロリックと家に上がり、今回のハードな初仕事を終了となったと思った。

野田最初の任務は災害の調査となって。しかも心の鎧甲のアーマースタイルになりました。

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