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心の鎧甲  作者: 鴉山大樹
第03章 暗闇・九尾
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第27話 基地案内

暗闇のエージェントになった野田と倉山だが、当然基地の上も下も右も左も分からなかった。


「じゃあ、まずは施設の案内からはじめるか?」


倉山は野田とダイゴに基地の案内をする。


「元々この地下は新世界大戦で、食料と物資を蓄え避難所や、さらに兵士の訓練にも使ってたらしいけど、よく分からないんだ。でもこうして秘密基地として使ってるんだ」

「ふへ~~~そうなんだ」


話しながら歩いていくと、最初に着いた部屋は資料とコンピューターがたくさんある部屋。


「まずここが事務室。任務と事件の情報を纏めて、連絡を取り合う。隅のあの扉は資料室」


説明し終わると次の部屋はかなり広く、トレーニング器具と訓練ロボットと、巻物と本が散乱していて、さらには自動販売機なども置いていた。

しかも片桐とタケラキがトレーニングをしていた。


「ここは見てのとおりトレーニングルームだ」


野田とダイゴはトレーニングルームに入ると訓練ロボットに目をつける。


「なぁ、倉山」

「ん?」

「あれ、やっても良いか?」

「別にいいけど」


許可を持ったのでさっそく野田は、ロボットの起動スイッチを押した。


「ちょっと!やる前には設定を!!」

「え?」


タケラキが注意しようとした。


「ぐわっ!ちよっ!まっ!!」


ロボットに容赦なく野田を何発か殴り。


「あがぁぁぁぁ!!」


ついにはアッパーをされてしまい、野田は空中に待って床に激突した。


「だ、大丈夫か!?」

「ごめんごめん!これさっき、レーグラスが使っていたから最強レベルなんだ」

「てか、完全に気を失ってるよ」


野田は目を回して意識がなくなっていた。



野田目線。

俺が訓練ロボットに痛い目に合ってしまい、気を失ってしばらくすると目を覚ました。

そこはベッドの上で周りからして俺は医務室であったと気づく。


「あら?起きてたの?」


すると白衣を着て髪が水のように半透明で、腕と足が水な妖怪・ウェンディーヌの美女が、俺に優しく声をかけてくれた。


「えっと……アンタは?」

「私は医務室と事務とアナタ達のご飯を担当している、セレム・アルス。よろしくね」

「はい……」


ウェンディーヌはセレム・アルスと名乗って、そのまま握手してきたので、思わずその優しい微笑みに見とれながら握手する。


「ほら、お腹空いたでしょ?食堂に行きましょう」

「そうだね……ちょうど腹が減ったから」


今度はセレムさんに食堂まで案内して貰った。


「こっちが浴場で、そしてここが食堂」


色々と案内してくれた後、食堂に付いたのでさっそく入ると、倉山とダイゴも居た。


「よう!よく眠れた?」

「いや……いきなりだったから?」

「まぁまぁ、お昼作ってあげるからちょっと待っててね♪」


セレムさんは3人の為に食事を作り始める。

その間、俺はさっきから気になっていた事を口に出した。


「ところで、なんでお前この組織に入ったんだ?」


そう、なぜ倉山が暗闇という組織でエージェントをやってるかだ。

だけど倉山はいきなり仮面の上から分かるように恥ずかしがる。

一体コイツになにがあったのか?


「じつは…一年前、掛け持ちで別のバイトをしようと思って、とりあえず歴史館で面接受けようと思ったが……偶然隠し扉を見つけて、入ったらそこが暗闇基地だったんだ」

「え~~~~~~と。つまり……」

「うん。秘密保持の為に入っちゃったんだ」


まさか倉山がそんな苦労していたなんて全く思っていなかった。

倉山の不運に少し気の毒になってしまう。


「それで、暗闇は潜入意外にどんな事をしてるんだ?」


でもダイゴはなんとか空気を変えようとしてくれた。


「災害の共助と他の部隊の作戦を、裏からバックアップするのも仕事なんだ」


未だに暗いまま教えてくれると、トレイを持ったセレムさんが現れた。


「ほら、昼食で来たから、これを食べて元気になってね」


そのまま焼きそばを俺達に渡してくれたので、さっそく食べようとしたが


「ただいま!サンドイッチを頼むわ」


食堂にさっき俺やダイゴに嫌味を言った、レーグラスとその部下3名が入ってきた。


「あら?まだいたの?しかも焼きそばなんて……まぁ、あんた達新入りにはお似合いね♪」


またもや嫌味を言われてしまい、俺はどう対処すればいいか全然分からなかった。

だが


「あの……すみません」


そこに彼女の部下、青丈達は俺達に謝罪する。


「え?いいのか?お前達が……」

「良いんですよ……」

「僕達も悪いみたいですから……」

「だから、私達から謝らせていただきます」


ちょっと!3人が真剣に謝るのでまるで俺達が悪いみたいだよ。


「ちょっと!何勝手に謝罪してるの!!」

「「「すみません!!」」」


だけどレーグラスが割り込んできた。


「あんた達!今のリーダーの私に恥をかかせないでくれる!?」

「「「はい」」」


そのまま3人を連れて行くけど、ん?今のリーダーって?


「なぁ、暗闇のミヤトな筈だろ?」

「じつは、ミヤトリーダーはアンデグードの仕事があるから、普段はレーグラスに代理をして貰ってんの」


レーグラスがイヤに偉そうな理由は、上級馬妖怪のユニコーンだけじゃなく、そんな理由だったなんて……呆れた。

まぁ、関係ないからさっそく焼きそばを食べようとした瞬間。

ジリリリリリとサイレンが鳴り始めた!


「任務だ!指令室に!」

「悪い。アンタの料理は後で」

「はいはい。がんばってね」


クソ!セレムさんの料理が食べられなくなったよ!一体なんだ!

すぐに俺達は指令室に着いてミヤトが立っていた。


「リーダー!任務は?」

「山崩れだ。遠足に来た小学校の生徒が巻き込まれてしまい。環境保護会が救助に向かっていますが、人手が足りないようだ」


おいおい、いきなりハードな任務かよ!


「では、出動してもらうのは、野田と倉山と小山とレーグラスと青丈とナイムになります!」

「ちょっと!待ちなさいよ!?」


たがまたレーグラスが突っかかってきた。


「なんで、こんな新入りと一緒に行かなきゃならないの!?」

「仕方ないだろ?リーダーの命令だ!」

「だけど!」

「いくらあなたがリーダー代理だとしても、リーダーの命令は絶対だ!!」


及川の睨みに負けたか、レーグラスは大人しくなった。


「悪いな……いきなり出動されるなんて……」

「気にするなよ。入ったからにはやらなきゃいけないし」

「ああ、いっちょ暴れてみるか!!」


大変そうだが俺はさっそく最初の任務に出動した。

あれ?ちよっと待て?環境保護会が動いているって事は。

初めてですが野田目線から話を進めてみました。

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