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心の鎧甲  作者: 鴉山大樹
第02章 魔人とバトルと覚醒
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第21話 手伝い騒動

モルトの家では、野田達が手伝いをしていた。

草むしりや掃除にまき割りはもちろん、荷物を運び鍛冶の手伝いもするが、ほとんどがなぜか野田で。あとのソロリックとホルは食器洗いと掃除で、ミヤトは武器の手入れや試し切りをやっていた。


「なぁ、なんで俺が力仕事中心で、他は地味なんだ?」

「私のも大変だが?」

「お前には言ってない」


ミヤトの意見を無視した。


「当然だろ?女性を大切にしなくちゃ」

「じゃあホルはどうだ!アイツは男だぞ!!」

「男!!」


ミヤトはホルが男だと気づいて驚き。


「あの?どうし」


そこにホルがやって来たと思ったら、いきなりミヤトは彼の胸と股間を触った。サワサワモミモミとした手つきで揉んで、当然野田は引いてホル本人も顔を真っ赤に涙目で固まった。

そしてしばらくすると手を離して考え込んで


「本当に……男だったのか……」

「だからって……なんでいきなり触るんですか!!」


大声で泣きながら怒鳴り、野田は呆れてしまう。

その頃、モルトは頼まれてた刀剣を打っていた。鍛冶場にはホルがすぐに溶けるかもしれない程、熱気が漂っててたった一人で何本という剣を作っていた。


「ふ~~~~~~さすがに大変だな?まっ、いつもとおりでいいか」


腕を回して伸ばしながらも作業を再開する。

でもそこにタオルを持ったソロリックが現れた。



「あの……汗を拭くタオルですが」

「話しかけないでくれないか?それにタオルに火がつくかも」

「そうですね」


場が悪いと思ったので出ようとした。が


「なぁ?そのペンダント」

「え?」


モルトはソロリックのしてるペンダントに指差して尋ねる。


「このペンダントが何か?」

「その……すまないが、ペンダントを見せてくれないか?」

「?別に構いませんけど?」


ソロリックはモルトにもペンダントを渡した。


[もしやこれは……」


そしてペンダントの真面目に、そして真剣に見たりして、何か確信に気づく。


「あの……」

「んぉ!」


でもソロリックの声に少しだけドキッとする。


「私のペンダントに何か?」


心配そうにして尋ねる。


「別に、なかなか精巧な作りになっていたから、珍しくて」


少し苦しい言い訳をして返す。


「そうですか……じつは野田さんにも見せて貰いました」

「おいおい、アイツに鑑定なんて出来ないだろ?」

「たしかに……って、まだ会って短いか長いかよく分かりませんが」


笑いながら鍛冶場から出た。

するとモルトは外に出て、腹部に備わった引き出しから古文書らしき巻物を取り出した。


[ペンダントを見た時、気づいたんだ!これと全く同じだと!!]


開けるとそこには心の鎧甲の能力と、あのペンダントの絵が描かれていた。


「この古文書に書かれたとおりなら。心の鎧甲とペンダントは何か繋がり、さらに装着者同士も波長が繋がってるらしいがな」


古文書を読み直しながらも心の鎧甲と、あのペンダントの関係に考えてしまう。

その頃、野田が掃除をしてると、あのケースを見つけた。


「これって……」


不思議そうに見つめながらもケースに触ろうとした瞬間。


「う!?」


何か妙な気配を感じて思わず驚いてしまう。


[なんだろう?まるで俺を待っていたような?]


そして今度はケースを開けようとした。


「おい!」


が、モルトが大声で止めた。


「全く、これは大事なものなんだぞ!」


ケースを片付けた。でも野田は怪しんでいた。

そして全ての仕事が終わったので、お茶を飲んでいた。

ただしミヤトは今、アンデグードに連絡していた。


「悪いな。今日は手伝わせて」

「いやいや、暇だったから」

「私も、そんな感じで……」

「でも本当に助かったよ」


モルトは3人にお礼を言う。


「でも、なんかミヤトさんは、あんまり働いてませんね」

「たしかに、武器の点検やまとめはしてたけど。それ以外はモルトさんと話してましたが、どんな話ですか?」

「いや……簡単な話さ」


尋ねて見るがすぐに流してしまう。


「なぁ?ところでさっきの、あの箱はなんだ?」


今度は野田がケースについて尋ねた。


「箱?」

「ああ、大きなケース型な箱だよ。あれには何が入ってるんだ?」

「あれもお前達には関係ない!!」


問いただして見るけど、当然の反応だった。


「君達、なに騒いでるんだ?」


とここにハヤトが来る。


「「ん!!」」


すると野田とミヤトはなにか気配を感じた。


「あの、どうしたので」

「2人共!なんかやばそうな殺気が」

「「えっ!?」」


野田の言葉に驚くとミヤトはすぐに剣を抜いた。


「ここは私が何とかする。だからお前達は」

「待てよ!いくらお前でも1人じゃダメだ!俺も一緒に!」

「心配するな!それにお前はこの2人を守らなきゃならんだろ?」


まるでマンガに出てきそうな台詞を言ったりする。


「おいおい、いくらなんでも」

「大丈夫だ!俺も残る」

「モルトも!でも……」

「心配するなって!ほら、このを持って行け!」


モルトはケースを野田に渡した。


「おい!なんで!?」

「良いから!!」

「……分かったよ!ほら行くぞ!!」

「うん」

「2人とも、無事でね」


野田はケースと2人を連れて逃げた。

そしてミヤトも外に出ると一本の木に近づいた。


「そこにいるのは分かってる」


ミヤトの言葉に反応して、木から下りて現れたのはアンリュウとハークスオンだった。


「さすがアンデグード、アタシ達の居場所を見つけるなんて」

「いや、ベタベタすぎると思うけど」


焦るアンリュウにハークスオンは呆れてしまう。


「お前達、鬼じゃないな?」

「なんか……なにもかもバレ続けてるな?」

「仕方ないね!」


そしてハークスオンは自分とアンリュウにかけた、魔法を解いて本来の姿に戻った。

またホルにエロハプニングです。

そして次回はミヤトとアンリュウの対決と、心の鎧甲の能力の1つが出てきます。

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