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心の鎧甲  作者: 鴉山大樹
第02章 魔人とバトルと覚醒
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第20話 野田の失業

[やっぱり……あの2人怪しすぎる……]


野田は昨日のアンリュウの態度に疑問を持ち続けていた。

なぜ彼女達があんなにも心の鎧甲を求めているのか、どんな理由かは知らないけども、品だししながら考えていた。


「野田さん」


だけどそんな時、ソロリックが現れた。


「ソロリック!!ど、どうしたんだ?」

「それが、店長が集まれって」

「え?」


なんで呼ばれたか分からないまま、事務室に行くと倉山とダイゴと石川が待っていた。


「なんだ?お前らも呼ばれたのか?」

「じつはなぁ、今度5人バイトが来るだ」

「え?別にいいんじゃ?」


倉山がそう思った。


「おい忘れたのか?内はたしか、バイトは多くても7人までって」

「つまりバイトがまた増えたから、俺達の内、2人辞めろって事かよ?」

「そういうわけだが、どうだ?この際、パートにならないか?」


石川がそう言い出した。


「あの……いきなりそんな事言われても……」

「しょうがないだろ?決まってることなんだから?」


ソロリックは心配になってきたが当然だ。ようやくバイトに入ったけど、また辞めなければなるのではと思っていたからだ。もしパートになっても、上手くいくか分からないから。

だが


「俺、辞める!」

「野田さん!!」


いきなり野田が辞めると言いエプロンを脱ぎだしたので、ソロリックは驚いて声を上げてしまい。


「じゃあ、俺も」

「なに!!」


なんとまさかの倉山もエプロンを脱いだ。


「おいおい!別に今じゃなくても良いんだぞ。3日ぐらい待っても!!」

「別に俺、いつか辞め様と考えてるから」

「じつは・……俺これから本業に力入ろうと思ってな」


2人がそれぞれ理由を話した。


「てか、お前本業ってのをやってたのか?」

「まぁな。なんか人手不足もあるしな」


倉山は恥ずかしそうになる。


「そうか……じゃあ仕方ないな」

「お前ら……」

「心配するなよ、ダイゴ」

「ソロリック。お前が今日からバイトの後輩を教えろよな」

「う……うん」


こうして野田と倉山はバイトを辞めてしまった。

次の日。

バイトを辞めた事で母の岬に叱られてしまい、求人誌で良いバイトがないか、歩きながら探している。


「やっぱり……そう簡単に見つからないな」


野田は焦っていた。

こんな事な勢いで辞めなければと思ってしまう。


「野田さん……」


ここにソロリックとホロが現れた。


「聞いたよ。ソロリックさんの為に」

「全く、君って意外とお喋りだね」

「ごめんなさい……」


野田は呆れてため息を吐いてしまう。


「あの……僕も力を貸すけど……」

「良いよ。心配かけなくても」

「でも……」


こんな時、突然野田達の前にバイクが現れた。


「あの、バイクは?」


野田はあのバイクに見覚えがあった。

バイクに乗ってたのはミヤトで、さらにサイドカーにはモルトも乗っていた。


「ミヤト!それにモルトも」

「あの……彼は?」


ソロリックは始めてみる2人に戸惑う。


「鍛冶兼修理屋のモルトと、アンデグードのミヤト」

「どうも」

「こちらこそ始めまして、氷真ホルです」


野田が2人の説明をした後、ホルはすぐに挨拶をして握手をする。


[ん……彼女か……]


しかしモルトはなぜかソロリックを見て何かに気づく。


「それで、どうして2人が?」

「む……じつは少し、モルトの手伝いをしてるんだ」

「「「手伝い?」」」


思わず3人は声を揃えてしまう。

なぜアンデグードリーダーの彼女が、モルトの手伝いをするのか不思議であったから。


「ちょっと最近修理と武器の注文が多くて、さすがに俺1人じゃあ手に負えなくてなぁ。ちょうど彼女が家に来て、なにか手伝いたいって言うからな」

「私も……戦闘以外でも、役に立ちたいと思って」


ミヤトが3人に説明をする。


「それですまないが、一緒に手伝ってくれないか?」

「「「ええ!!?」」」


いきなり頼み込んで当然驚いてしまう。でも


「ちょうど昨日失業したし、別にいいよ」

「私も……今日休みですから」

「同じく休みだから」


結局3人も、モルトの手伝いをする事になった。





















その頃。アンリュウとハークスオンは、昨日コピーした地図を基に心の鎧甲の在り処を探してた。


「この山のどこかにあるんだな?」

「この地図だと……もう少しだね」


進んでいるけども。


「ねぇ……」

「うん……」


2人は何かの気配を感じていた。

すると突然、地面から巨大なムカデの妖怪・大ムカデが現れた。


「げはははははは!!貴様ら妖怪じゃないな?」


大ムカデは笑いながら2人が妖怪ではないと気づいてた。


「ほ~~~~~~~妖怪じゃなかったら?」

「最近は木の実や獣ばかりでよ。同じ妖怪は身体に蕁麻疹とか、アレルギーが出るからな♪だから・・・・・・・・お前達を食ってやるよ!!」


大ムカデが涎をたらしながら、箸やフォークにナイフにスプーンを持って近づく。


「やれやれ、どうする?」

「やっつけるしかないでしょ?」

「なにゴチャゴチャ言ってんだ!!」


大ムカデは2人を襲い掛かった。


「あれ?」


だがハークスオンは襲ってくる大ムカデを片手だけで受け止め。


「なんでもかんでも食べるのは、身体に悪いよ!!」


そのまま持ち上げて地面に叩きつけて、さらにいつのまにか爪を伸ばして、大ムカデの触角と顔を切り裂いた。


「ぐわあああああ!この!!」


痛さを我慢しながらアンリュウに突進してきたが


「ふん!」


アンリュウはいつのまにか剣を持っていて、大ムカデをバラバラに切り裂いて倒した。


「まさかのアクシデントね」

「でもなんか近づいてきてみたいよ」


また進んで行ってついに目的の場所に着いた。けど、そこは優とミリク達が見つけた、壊された祠の場所だった。


「なにこれ!」

「もしかして、誰かが先に!」

「そうかもしれない」


すぐさまハークスオンは懐から魔法薬を取り出して、祠の残骸と掘られた穴にかけた。するとそこから光が出て、一直線にハークスオンの眼に入った。


「やっぱり……しかも、ご丁寧に変装して」


じつはあの薬は残留薬といって、物や場所にかけるとその記憶を、見たりする事が出来る魔人達の薬である。

そして2人はその記憶を使って


「よっしゃ!じゃあ行くか!!」

「盗んだ相手に!!」


また歩き出していった。

しかし彼らが進んで行くのはモルトの家だった。

野田と倉山が失業しましたが、もうしばらくしたら野田に新しい仕事があります。

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