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心の鎧甲  作者: 鴉山大樹
第01章 出会いと誘拐
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第16話 新バイト仲間登場

事件から5日後が過ぎた。

3人の両親が知った時は予想通りに、泣き崩れたり悔しそうになったりとしていた。

もちろんバイト先でも店長とバイト仲間や店員・従業員も泣いていた。だけどいつまでも悲しんでる場合ではなく、5日たったら野田達は調子を取り戻したっていうか、無責任なほどすっかり忘れていた。

だけどある日、店長が事務室に野田達を呼ぶ。


「あの……いきなり何を?」


野田はモンストの店長の、両腕と両足が岩の妖怪・子泣き岩の中年、石川一に質問する。


「じつはなぁ、新しく入ったバイトの教育して貰いたいんだが」

「え、新しいバイト入ったんですか?」

「ああ、ちょうど白木が死んだからな」

「いやちょっと、それは言わないって約束じゃあ」


ダイゴは呆れながらツッコミを入れる。


「とにかく、お前らに新人の教育を頼むぞ。ほら入ってきな!」

「はい。」


石川に呼ばれて部屋に入ってきたのは。


「ん、ああ!?」

「お前は!?」

「ソロリック!?」


なんとソロリックだった。


「えっ!!まさか新しいバイトって!?」

「そうだ。昨日履歴書を持って来たし、良いだろ?」

「だけどコイツは!!」

「お前は黙ってろよな」


ダイゴが反対しようとするけど、クビになってしまうと恐れた倉山がダイゴの口を押さえて黙らせた。


「なんだ?お前、彼女になんか恨みでもあるのか?」

「いえ!単なる人違いみたいなものですから!!」


ややこしくならないように誤魔化す。


「そうか、ならいいが頼んだぞ」


そして野田達は事務室から出て


「最初に言っておくけど、アイツはなとっても妖怪扱いが酷くて、おまけにスケベだから気をつけろよ」


歩きながら石山の事を好きな風に説明すると


「おい、聞えてるぞ」

「「「うわっ!!?」」」


いつのまにか後ろに石川が居てソロリック以外の3人はビックリする。


「全く……ほんとクビにするぞ!!」


そんな訳でソロリックがバイト仲間として加って、さっそくダイゴは乗り気じゃなかったが、野田と倉山が仕事の仕方や手順などを教えたりして、色々とソロリックをフォローしていき。


「よいしょっと、あれ?これは?」

「ほらここだよ」

「あ、ありがとう」


ダイゴもそれなりに優しくし始めてきた。


「なんだダイゴ?さっきまで下嫌いしてたのにツンデレか?」

「違う。色々と文句言ってたら、仕事にならないと思っただけだ」


素直になれないダイゴに野田と倉山は笑いを堪えてた。

そして昼休みに野田達は、ソロリックを連れてレストランに向かう。


「折角だから、奢るよ」

「そんな悪いよ」

「別に気にしないでよ」

「じゃあ、俺達も♪」


倉山が割り込んできたが


「お前達は別」

「「ちぇ」」


倉山とダイゴは舌打ちをしたが、そのままレストランに行き、野田はカレーライスをソロリックはオムライスを倉山はハンバーグ定食をダイゴはスパゲッティを頼む。


「初めての作業はどうだった?」

「うん、これに近い作業をやった事あるけど、分からないところが多いからさすがに大変だね」


少し困った感じに答え。


「俺達も最初はそんなんだったけど、慣れるのが一番だよ」

「でも慣れ過ぎると危機感が薄れるから気をつけろよ」

「そして分からないのがあったら、遠慮なく言ってくれよな」


3人がすぐさまアドバイスをする。


「ところでバイトが終わったら、ソロリックの歓迎会でもやろうぜ!」


野田が歓迎会の提案をした。


「え!そんないきなり……」

「いいからいいから!気にすんなって♪」


















そして居酒屋ではソロリックの歓迎会を始めていた。


「という訳で、バイト仲間になったソロリックに乾杯!!」


野田が掛け声をしたけど倉山とダイゴは無視して勝手に飲んでた。


「なぁおい、少しぐらい俺の話に」

「「別に俺達聞きたくないから」」


2人はハモッて返事する。


「なにからなにまで、どうして私に?」

「だから気にすんなって!とにかく楽しめよ♪」

「うん、分かった」


でしばらくすると、とんでもない事となる。

それは


「おいおい!なに勝手に潰れてんだよ!?あたしの酒が飲めないの!!」

「ちょ、ちょっと……少し休ませて……」

「うるせーーーな!!あたしの歓迎だろうが!!だったらあたしに合わせるのが普通だろうがよ?」


酔って顔が真っ赤になったソロリックが人が変わったかのように、酔いつぶれかけたダイゴの頭を掴んで怒鳴りつける。


「あの……ちょっと落ち着いて……」

「なだよ!!お前も文句あるのかよ!!」

「痛っ!!?」


さらに止めようとする倉山の頭をグーで殴る。


[まさか……ソロリックってこんなに酒癖が]


野田は思わず引き始める。


「つーーーか、お前って尻柔らかいな~~~♪」

「うわ!!」


今度は野田の尻をさわさわ撫で始めた。それでもしばらく経って完全に酔いつぶれたソロリックは、野田におんぶしてもらって寝ていた。


「悪いな……こんな事に付き合わされて……」


野田はきまづい感じに倉山とダイゴに謝る。


「いいよいいよ。ところでお前はどうすんの?」

「もちろんソロリックを家まで送るよ。じゃあな!」


言って二人と別れる。


「じゃあ、帰ろうか」


すぐにおんぶしたまま家に送って貰い、こうしてソロリックの新しいバイトの一日が終わった。

ソロリックの新しいバイト先がモンストになりました。

子泣き岩は子供の泣き真似が得意で、人間におんぶしてそのまま重さで潰す、子泣き爺とおばりよんに入る妖怪です。

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