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心の鎧甲  作者: 鴉山大樹
第01章 出会いと誘拐
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第14話 六方連会議

しばらくしてから野田達は武者組、騎士隊、巨兵隊、水柱組、空中団、アンデグード、通称六方連の総合本部に保護して貰い。さっき1人ずつ事情聴取してそれが終わると今は使われてない控え室で待たされている。


「は~~~」

「ん……」


コーヒーやお茶を飲みながら、自分達はどうなるのか考えていた。


「なぁ、お前……バイトだけど政府の仕事してるだろ?俺達どうなるか聞いて来いよ。」

「いや……さすがに……」


倉山は図々しくホルに開放してくれないか、頼み込もうとした。


「倉山!なにこんな時に!!白木と中橋と加藤が殺されたんだぞ!!」

「そんな事くらい分かってる!だけどいつまでも悲しんだって仕方ないだろ!!」

「おい……お前がそんな薄情な奴だったなんて驚いたよ」

「なんだとこの野郎!!?」


監禁されたかのように苛立ちが起きて、ついに倉山とダイゴが喧嘩し始めてしまう。


「ちょっと2人共!落ち着いてよ……」


ホルはなんとか2人の喧嘩を止めてたりして、野田は未だに落ち込むソロリックに近づく。


「大丈夫だよ。お前は悪くない……」


なんとか励まそうと声をかけたりする。


「そもそも全ての原因はお前じゃないか?!」

「ええっ!!?」


突然ダイゴがソロリックに指を刺して叫んだ。


「お前のせいで3人死んだんだぞ!お前が殺したようなものじゃないか!!?」

「そ……そんな……」


ソロリックはいきなりの非難に泣き出しそうになってしまう。


「待てよダイゴ!!いくらなんでも酷過ぎだろ!?」

「そうだよ。」


倉山とホルはダイゴを落ち着かせようとして、野田はソロリックを優しく抱いて頭を撫でたりした。

それからダイゴがなんとか落ち着いていくと、人狼の女性が部屋に入ってきた。


「もういいよ。全員帰っていいからね」

「え!?もういいのですか!?」

「はい、後はこちらでやりますので」


納得ならないまま5人は近くの公園まで車で送ってもらった。

そして公園に着いたので5人は車から降りてそれぞれ帰った。


「全く、勝手につれてきて、部屋に閉じ込めて……」

「でもすぐに開放してくれてよかったじゃん!」


倉山とダイゴは帰り道が同じなので会話しながら帰り、野田とソロリックとホルも一緒に帰った。


「ほんと良かったね?……なんとか帰れて……」


ホルが気楽なフリするけど、ソロリックの気分は暗いままであった。


「なぁ、うちに泊まるか?」

「え?」


野田は自分家に誘おうとした。


「いやだって……また襲われるかもしれないし。」

「うん……ありがとう!」


なんとかソロリックが笑顔になってくれた。














その頃、野田達が帰った後会議室では六方連の司令官と、武者組、騎士隊、巨兵隊、水柱組、空中団、アンデグードの、隊長が集まっての事件の話し合いをしていた。

ちなみに巨兵隊はダイダラボッチとグレンデルと、身体を山のように巨大化できる妖怪で、構成された部隊で、水連組はクラーケン・人魚で構成された部隊だ。

そして六方連の司令官は頭が猿で両腕が虎の妖怪・鵺=キメラの男・ユーグラ・ベルドンマである。


「なるほど……ソロリックというハグレ妖怪を誘拐からか……」


ユーグラが今回の事件の資料と調査表を見て


「ええ、そしてその時に殺されたのは、一般人の白木マサル・加藤卓也・中橋朔朗の3名と、武者組・騎士隊からバザロックと間田部だと。」


アンデグードのリーダー・ミヤトも資料を確認する。


「それであのロボットの腕を調べた結果……人間国製のロボットキットだったらしいです。」

「という事は、人間国以外という可能性でもあるのですね。」


機械技術や遺伝子研究までの科学分野は人間国がトップで、ロボット生産は完全に人間国が誇っていて、最近では自分好みのロボットを自分で作り、プログラミングも自分で出来るキットがあるらしい。

つまりいろんな国で誰でも気軽にロボットを作り出すのは可能なのだ。


「だけど、少し分かったことがあった」


ユーグラは何かに気づいた。


「ん?一体何に気づいたのですか?」


武者組のリーダーでガシャドクロの大垣は尋ねる。


「この腕にマークがある」


6人にスパイロボットの腕にあるマークを見せる。


「ほんとだ!つまりこのマークを調べれば」


空中団リーダーでメアリスの兄のサーガット・ランクリアは少し喜ぶ。

ちなみにそのマークはサーベルを持った双頭の龍のマークである。


「このマークを調べれば」

「そういえば最近、魔器や聖器が盗まれる事件があるみたいでな。」


ここで関係ありそうな事件に気づきだす人も出てきた。

そして魔器と聖器は聖剣・魔剣といった聖なる力と癒しの力を秘めたり、恐ろしい呪や魔力を持った武器や道具で、世界各地に納めたり所持したりしている。さらにかつての戦争で一万の軍勢が魔器の槍で全滅されていて、伝説の心の鎧甲と同じぐらい危険な兵器でもあった。


「どういうわけだが知らないが、とにかく何者かがこの子を狙ってるらしいな。」

「しかしなぜ?」


騎士隊・巨兵隊・水柱組のリーダーも不思議がるが、とにかく今はスパイロボットの対策が最優先である。


「とりあえず、今後は陸・空・海の警備を上げるようにと、私が自ら妖魔将軍に頼んで見る。」

「司令官よろしくお願いします。」

「うむ。では解散!!」

「「「「「「はっ!!」」」」」」


方針が決まり会議は終了となった。

と今回は別な敵の判明でその正体と奴らの関わりや対決などはまだずっと先になります。

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