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存在感ゼロの女子中学生、入れ替わりで、どん底の会社を次々再生:来週金曜20時最終話  作者: 秋月心文


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18/19

救急車が来ない

「そこは、こうやって簡略化を……」

「いや、こんな感じで処理した方が……」

 あちこちで話し合いが続いている。


 その日は、朝から皆が本気モードだった。

 ガヤガヤ……

 学校の休み時間と同じくらい騒がしい。


 一方で、黙々と作業してる人もいる。

 皆、やりたいことが尽きないようだ。


 こんな調子なので、

 数日で、いろんなアプリが出てきそうだ。


 でも、これで改革は終わりじゃない。


==皆さん、全員食堂に集まってください==

 社内放送で呼びかける。

 ぞろぞろと社員が集まってくる。

「私のおごりです。全員残さず食べてください」

「「えぇ?」」

 少し戸惑いをみせるものの……

 会社の重役に言われたら、断りづらいだろうし。

 「「ありがとうございます」」

 社員全員、いつもよりおかず多めの日替わり定食を食べた。

 これから毎日毎食、こうして強制的にご飯にすることに決めた。


「これから、毎日毎食振る舞うので、そのつもりで」

「「はぁ~い」」

 返事は、若干しぶしぶだ。

 でも、そのうち習慣になるだろう。


「休日も集まってくれたら、用意しますよ」

「「ありがとうございます」」



 せっかく集まってくれたんだし、あの話もしておくか。


「今日から裁量労働制を廃止します」

「それは困ります」

「横暴です」

 ちょっと言葉が足りなかったか……。


「勤務形態は裁量労働制のままでいいんだけど、

 規定時間以上の労働は禁止します。

 標準時間以上の労働には残業手当を付けます。

 標準時間を下回っても減給にはしません」

「「「え?」」」


「裁量労働制は、残業手当をなくす分、増額されてたと思うんですが?」

「その増額に見合う残業時間を超えたら、残業手当を出すと言ってるんです」

「そんなことをしたら、会社が……」

「会社の負担ではありません。私が払います」

「「「えぇ!?」」」

「その代わり、実際に働いた時間は正確に把握したい」

「「「はい」」」

「だから、労働時間を報告してください」

「「「ありがとうございます」」」


 こうして、食の面でも報酬の面でも改善を開始した。

 数日後提出された業務日報に、こんなことが書かれていた。


 業務日報:今日は1度も救急車を呼びませんでした。

     こんなのは2年ぶりだと思います。


 ……とても珍しいできごとだったらしい。「そこは、こうやって簡略化を……」

「いや、こんな感じで処理した方が……」

 あちこちで話し合いが続いている。


 その日は、朝から皆が本気モードだった。

 ガヤガヤ……

 学校の休み時間と同じくらい騒がしい。


 一方で、黙々と作業してる人もいる。

 皆、やりたいことが尽きないようだ。


 こんな調子なので、

 数日で、いろんなアプリが出てきそうだ。


 でも、これで改革は終わりじゃない。


==皆さん、全員食堂に集まってください==

 社内放送で呼びかける。

 ぞろぞろと社員が集まってくる。

「私のおごりです。全員残さず食べてください」

「「えぇ?」」

 少し戸惑いをみせるものの……

 会社の重役に言われたら、断りづらいだろうし。

 「「ありがとうございます」」

 社員全員、いつもよりおかず多めの日替わり定食を食べた。

 これから毎日毎食、こうして強制的にご飯にすることに決めた。


「これから、毎日毎食振る舞うので、そのつもりで」

「「はぁ~い」」

 返事は、若干しぶしぶだ。

 でも、そのうち習慣になるだろう。


「休日も集まってくれたら、用意しますよ」

「「ありがとうございます」」



 せっかく集まってくれたんだし、あの話もしておくか。


「今日から裁量労働制を廃止します」

「それは困ります」

「横暴です」

 ちょっと言葉が足りなかったか……。


「勤務形態は裁量労働制のままでいいんだけど、

 規定時間以上の労働は禁止します。

 標準時間以上の労働には残業手当を付けます。

 標準時間を下回っても減給にはしません」

「「「え?」」」


「裁量労働制は、残業手当をなくす分、増額されてたと思うんですが?」

「その増額に見合う残業時間を超えたら、残業手当を出すと言ってるんです」

「そんなことをしたら、会社が……」

「会社の負担ではありません。私が払います」

「「「えぇ!?」」」

「その代わり、実際に働いた時間は正確に把握したい」

「「「はい」」」

「だから、労働時間を報告してください」

「「「ありがとうございます」」」


 こうして、食の面でも報酬の面でも改善を開始した。

 数日後提出された業務日報に、こんなことが書かれていた。


 業務日報:今日は1度も救急車を呼びませんでした。

     こんなのは2年ぶりだと思います。


 ……とても珍しいできごとだったらしい。

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