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wonder! とある2人の恋愛事情  作者: かなたん


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57/80

第57話 wonder、オーディションをする。④

約1ヶ月選考を重ねてきて最終的に、10人に絞られた。地獄だった。最終選考は面接だ。杏が圧迫面接しなきゃいいけど。


「じゃあエントリーナンバーと名前をお願いします。」

「エントリーナンバー315番、加藤愛梨です!よろしくお願いします!」

「よろしくお願いします。早速ですがwonderを志望した理由を教えてください。」

「はい!私は高校でダンス部に入っています。その時に必ず掛ける曲をwonderにするくらいwonderが好きだからです!」

「…その時に1番掛ける曲は?」

「え、えっと」

「即答出来ない時点でwonderに興味ないんじゃない?ダンス部で掛けるくらいなら普段から聞いてるってことだよね?即答出来ない理由ある?」

「い、いえ」


 場の雰囲気が凍った。杏は憮然とした顔をしている。


「ぶ、Blossomが好きです!」

「なるほどね。分かりました。」


「じゃ、じゃあ平塚さんから質問はありますか?」

「踊り見せて貰いました。難しいwonderの曲をよく踊れたなと思います。」

「あ、ありがとうございます!」

「wonderに入ったら何がしたい?」

「ソロシングルを出したいです!」

「それは即答するのかよ」

「杏。野望は高い方がいいからね。いいと思います。」

「ありがとうございました!」


「では次の方」


「エントリーナンバー1265番、三矢志乃です!」

「では同じくwonderを志望した理由を教えてください。」

「はい!CD発売時のファンミーティングやFC旅行にも参加させて位wonderが好きで、皆さんと一緒にパフォーマンスしたいと思ったからです!あと個人的に私もSCISSORが好きなので、平塚さんと話が合うと思います!」

「え、何の曲が好きなの?」

「ブラインドマンと理想streetです!」

「えー!嬉しい!なかなかハニーと会えないからなぁ。しかも理想streetとかマイナー過ぎ!採用!」

「結依!?」

「まぁ冗談として。いいと思うよ。踊りも歌唱も文句なしに上手かった。私はいいと思う。」


 最初の1グループを終え、30分の休憩となった。


「杏さ、加藤さんに冷た過ぎない?」

「あれ位言わないとwonderには合わない。厳しく行かなきゃ。ただでさえwonder、オーディションの件で炎上してんだから」

「社長に謝られたぞ。こんなつもりはなかったって。」

「当たり前じゃない。wonderは4人でwonderなんだから。増やす必要性が分からない。」


「次のグループ行きまーす!」


「エントリーナンバー14番 今泉明日香です!よろしくお願いします!」


「では、志望した理由を。」

「はい!私はダンスが好きで、その中でもwonderの「暗闇は希望」で自分を表現するのが好きです。「暗闇は希望」が本当に好きなので、wonderで踊りたいと思い志望しました。」

「暗闇は希望好きなの?」

「はい、好きです!」

「分かってるじゃない。なかなかいないよ、暗闇は希望好きな人」

「ありがとうございます!」

「結依ちゃんは何かある?」

「wonderは常に高みを目指していくグループで、難しいフリや過密スケジュールに耐えられますか?」

「やってみせます!」

「私からは以上です。」

「ありがとうございました!」


 このまま何事も無くオーディションは終了した。


「意外と有能な子が多いイメージかな」

「教育係になったらビシバシしごいてやる。」

「杏。やめなさい。」


 新メンバー4人は持田さん高山さんが決めるらしい。その日は帰宅することになった。


「結衣、今日お寿司食べに行こ」

「いいよ。いっぱい食べよう。」


 行きつけのスシローに向かう。志乃ちゃん合格するといいな。

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