表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
wonder! とある2人の恋愛事情  作者: かなたん


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
47/80

第47話 ライブ当日!②

「行けるかLINE CUBE SHIBUYAー!!」

「うおおおおおお!!!!」


 杏の煽りからライブが始まった。1曲目は激しく「悲しみの行方」からスタートだ。杏がファンの方々を煽りに煽りまくる。


「そんなもんじゃないでしょ!?まだまだ行けるよね!?」


 そのまま2曲目「あの葡萄を取ったのは誰だ?」になだれ込む。会場のボルテージは最高に上がっていた。3曲目「Clear」に移ると、杏がハイトーンボイスでサビを歌いあげる。終わったところで私がMCを行う。


「こんにちは、wonderです。激しい曲ばかりで疲れたと思います。でもまだまだこれからです。ついてきてください。とは言っても私たちも疲れたのでバラードを。」


 4曲目「一人きりで…」

 私が初めて作詞を手がけた曲だ。大切な人を亡くした男性が一人きりで泣いているのを見かねたその大切な人が「もう泣かないで。大丈夫だよ」と励ます曲である。すごく久しぶりにやったので、レア曲枠に入るだろう。


 会場からは啜り泣く声が聞こえてきた。そこにまたバラード「カナリヤ」…の予定だった。聞こえてきたのは「花束」のイントロだった。急遽フォーメーションを変えて「花束」を歌った。「花束」は比較的激しい曲なので、ファンの方々がかわいそうだ。


「Limitless Night」「花言葉」「雨模様」と3曲続けてやったあとはソロコーナーだ。最初は皐月ちゃんからだ。


「いい?浅倉さん、結依、私の順だからね。あとさっき花束の同期流した人!気をつけてください!」

「すみません!」


 浅倉さんの番が終わり、私のソロコーナーの番になった。

 

私が出て来ると大きな歓声が上がった。私が深くお辞儀をした後、お姫様ルールのイントロが流れた。


「わたしはあなたのお姫様 大切にしてね マイダーリン」


 ここでまた歓声が上がる。女の子の声が多かった。


 お姫様ルームが終わると軽くMCが入る。 


「今日はみんな来てくれてありがとー!」

「うおおお!!!」

「楽しんでますか?」

「楽しいよー!」「結依ちゃん大好きー!」

「ふふ、ありがとう。次の曲、本当は花束を歌う予定だったんだけど、さっき歌っちゃったからね。代わりに懐かしい曲を歌います、願い」


「願い」は私たちがまだ地下アイドルだった頃に作られた曲だ。最近ファンになった人は知らないだろう。


「ささやかな願い 聞いて聞いて あなたに抱きしめられたいそれだけなの。他には何もいらない」


 会場からすすり泣きが聞こえる。この「」願いという曲は、主人公の願いは叶わないという曲なので、共感する人が多いのかもしれない。


「最後の曲です!」 

「えー!」

「最後はカバー曲をやりたいと思います。聞いてください。私の大好きな緑黄色社会さんの花になって」

 

「花になって」は急遽振り付けをしながら歌うことになったので緊張したが、何とか間違わずに歌うことが出来た。


「みんなありがとー!また後でね!」

「結依ちゃーん!大好きー!」


 その声に手を振り、上手にはける。


「お疲れ様、結依ちゃん!」

「莉緒ちゃんありがとう。緊張したよー。」

「結依ちゃんも緊張するんだね!」

「まぁね。あ、杏が踊ってる。In the air難しいのによく踊れるよね。」

「杏がちゃんは完璧だから。」


 杏が4曲歌い踊って帰ってきた。


「おかえり、杏。」

「ただいま…疲れた…」

「まだ第二部があるんだからね。はい、水」

「ありがとう」 


 杏が水を飲み干す。私はそのペットボトルを受け取り、ゴミ箱に捨てた。


「転換終了だよ〜みんな支度して〜」


 持田さんだ。高山さんはグッズ販売の方に行っているので、代わりにこちらのマネジメントをしてくれている。


「はーい!みんな行くよ!せーの!ファイ!」  


 杏の号令で第二部が始まる。楽しもう。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ