第46話 ライブ当日!
「おはようございまーす!よろしくお願いします。」
各々ライブ会場に入りしていく。私と杏が最後だ。
「結依ちゃん、杏ちゃんおはよう!」
「おはよう。今日も頑張ろうね。」
「おはよう。今日は集団リハーサル、個人リハーサル、全体リハーサルの順でやるからな。」
メイクと発声練習を終えると、舞台に立った。
「結構広いね。」
「声後ろまで届くかな…」
「マイク使うから大丈夫でしょ。全体リハ始まるよ」
全体リハ1曲目はClearだ。踊りが複雑なので、気を使う(まぁwonderの曲に気を使わない曲は無いのだが。)。
全体リハもつつがなく終わり、個人リハに入る。最初は杏からだ。In the airちゃんと踊れるだろうか。
「In the airから行きまーす。」
「はい!」
個人レッスンを重ねてきたのだろう。驚くほどスムーズ踊っていた。サビも複雑で難しいのに。
「結依どうだった!?」
「すっごく良かったよ。サビの複雑な振り付けも完璧だった。」
「本当!?やったぁ!」
飛び跳ねて喜ぶ杏。その姿に私も嬉しくなった。
莉緒ちゃんと皐月ちゃんのリハーサルが終わり、私の番となった。私の曲は3曲、お姫様ルール、花束、カバー曲の花になってだ。
お姫様ルールからリハが始まる。サビのところでターンしたとき何故か杏が鼻血を出していた。
「じゃあ花になって行きまーす。」
花になって 私の好きな曲である。振り付けも自分で考えて、歌唱練習も1番してきた曲だった。
曲が終わる。
杏が抱きついてきた。
「何!?結依めっちゃかっこよかったんだけど!!」
「あ、ありがとう。みんなの前だから…」
「あ。とにかくかっこよかった!振り付け完璧だったよ!」
「私もかっこいいと思った!」
「莉緒ちゃん。ありがとう。」
全体リハも終わり、後は本番を迎えるのみとなった。
「緊張してきた…」
「莉緒ちゃん、東名阪やってきたでしょ?東名阪よりも規模は小さいから大丈夫。」
「だ、だって満席だよ!?」
「いいことじゃん。ね、落ち着いて深呼吸。」
舞台袖からチラッと見ると確かに満席だった。
「グッズの売れ行きもすごくいいぞ!いやぁ進化したなぁ。」
「高山さん、頑張れの一言くらい言えないの?」
「あ、すまない。みんな、いいか?いつも通りだ。いつも通りにやればいい。観客は絶対着いてくるはずだ。深呼吸して。深呼吸。」
始まりのSEが流れる。会場のボルテージが上がっているのが分かる。
「よし、言ってこい。」
莉緒ちゃん、皐月ちゃん、私、そして杏の順番でステージに立つ。
さぁ、ライブの始まりだ。




